エクリチュールの零度 #読書備忘録
ロラン バルトの著作,『エクリチュールの零度』を読みはじめた際の所感.『明るい部屋』が面白かったので,バルトの著作も少しづつ開拓していこうと考えている.バルトの書いていることを解るには,サルトル哲学の勉強も必要なので,読み解くのはなかなか難しいと感じている.
ロラン バルトの著作,『エクリチュールの零度』を読みはじめた際の所感.『明るい部屋』が面白かったので,バルトの著作も少しづつ開拓していこうと考えている.バルトの書いていることを解るには,サルトル哲学の勉強も必要なので,読み解くのはなかなか難しいと感じている.
写真家フランクが,外国人としてはじめてグッゲンハイム奨学金を授与され,中古のフォードでアメリカを旅したのが1955年.その時に撮影された写真がまとめられて,1957年に『THE AMERICANS』として発行された.特に当時の若い世代から共感を呼び,アメリカの現代写真にも大きく影響したと言われている.
『九尾の猫』はエラリー クイーンの小説の中でも評価が高く,この作品に影響を受けたと考えられる作品が後年沢山書かれている.このことからも,読んでおいて間違いない名著なので,ミステリー小説好きであれば,読んで後悔することは無いだろう.ハヤカワ文庫から新訳が発売されているので,文章も読みやすく,序盤から展開も早いので比較的読みやすい作品だとも感じている.
東京リベンジャーズにめちゃハマっている.タイムリープと不良漫画という,普遍×普遍の組み合わせみたいなテーマだが,1巻からぐいぐい物語に引き込まれてしまう.登場人物は魅力的だし,画も綺麗.恐らくはしばらくの間,Kindleで1巻が無料で読めるので,気になる人はとりあえず試し読みをおすすめする.一度ハマると発売されている巻まで一気読みしたくなるので,それだけは注意が必要.
ブラッサイの語るピカソ伝.『語るピカソ(旧題: ピカソとの対話)』は,初版が1968年と50年以上も昔の書籍だが,2021年に新品で手に入れることができたのは,本当にラッキーだったと思う.恐らくこれから何度も読み返す本なので,大切にしていこうと考えている.本書に興味がある人,たまたま書店で手にした人は,ぜひとも購入を検討してみてほしい.
『僕とライカ 木村伊兵衛 傑作選+エッセイ』著者: 木村伊兵衛,出版社: 朝日新聞出版(朝日文庫 第1刷).購入した一通り読み終えた感想です.
ソール ライターの写真集では『ソール・ライターのすべて/All about Saul Leiter』と『永遠のソール・ライター/Forever Saul Leiter』の2冊をよく書店で見かける.どちらも比較的新しく発行された売れている本なので,表紙を見たことがある人も多いだろう.
「献辞」には「献題(けんだい)」「献詞(けんし)」という同意語があるということを最近知った.大辞林アプリ(iOS版)には,それぞれ本文で紹介する内容で記載してある.
『イマジネール』(講談社学術文庫)は,ジャン=ポール サルトルの著書で,『明るい部屋』の冒頭で上記のように書かれていて,それで気になったのが購入のきっかけ.少し調べると,『想像力の問題』の新訳が,『イマジネール』というタイトルで講談社学術文庫から出版されていることが解った.届いた本の背表紙にも,本書が『想像力の問題』の新訳であることはきちんと解説されている.
本書の日本語訳は,1985年にみすず書房から発売されている(おそらくは85年に発売されたのが初版).1997年には同出版社から,版を変えて(表紙も変わっている)再販されており,今でも新刊を書店で買うことができる.写真論の名著といってよい本なので,写真が好きな人は手にとってみるとよいだろう.
この記事を読んでいる方は,少なからずブレッソンの写真や,『アンリ・カルティエ = ブレッソン写真集成』について興味を持っている人だと思うので,もし適正な価格で入手できる瞬間に巡り会えたのであれば,ぜひ迷わずに本書を購入することをおすすめする.
1900年ごろ,約8,000枚もパリの街並みを記録した写真家アジェ.そのアジェの写真集『ATGET PARIS』には複数の版があり,概ねそのページ数は600ページ以上に及ぶ.その『ATGET PARIS』に掲載されている写真と地図をヒントに,筆者自らがアジェの足跡をたどる.
ベストセラーになった『ファクトフルネス』からの引用.第1章では,世界の所得レベルを4つに分け,それぞれの生活の様子を解説してある.我々の住む日本は,概ねレベル4の生活にあてはまる.この記事を,スマホやパソコンで読んでくれている人は,レベル4の暮らしをしているに違いないだろう.
進撃の巨人は,登場人物も多く,ストーリーも複雑.なので,理解を深めるためにマインドマップアプリと使って,登場人物の相関図を作成しました.ネタバレ含みますので,最終巻まで読み終えた後にどうぞ.
これから三体 Ⅲ を読む人のための,三体と三体 Ⅱの登場人物とあらすじまとめ..三体三部作の完結編『三体 Ⅲ 死神永生』(以下,三体 Ⅲと表記)が,遂に今年5月末に発売.三体 Ⅲも三体 Ⅱと同様,上下巻構成で発売されています.三体 Ⅱが発売されたのは約1年前.「内容をあまり覚えいない」という人も多いと思うので,三体 Ⅱを読み返しながら,あらすじ・登場人物をまとめておきます.
副題は「デザインの道具箱」だが,デザインとか全く関係ない人にも読んでいただきたい名著だと思う.ちくま文庫の新刊と書いたが,本書がはじめて発行されたのは2005年.「15年以上が経った今でも,書かれている内容が全く古びていない」,こう著者もあとがきで書いているが,普遍的なテーマを扱っているからだろう.僕も読み終えてみてそう感じる.
ブログで文章を書くとき,「〇〇さん」のように,有名人や著名人の名前の後に「さん」を付けるべきか.今回は,このことについての,私的な見解をまとめておこうと思う.結論,自分は「さんは付けない」ということに決めた.
この記事は,村上春樹の著書『職業としての小説家(新潮文庫)』をおすすめする記事です.『職業としての小説家』には,自分らしい文章を書くためのヒント,個人がオリジナリティを追求するためのヒントが,沢山つまっています.
無題.(これはコンテンツと言えるのか)
『遺伝子 親密なる人類史』は2018年に発売された,遺伝子の歴史について書かれた本.「遺伝子全史」と言ってもよい.そんな『遺伝子 親密なる人類史』が,上下巻同時発売でハヤカワNF文庫(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)から出版されています.