『ソール・ライターのすべて/All about Saul Leiter』,『永遠のソール・ライター/Forever Saul Leiter』本の感想/口コミ/レビュー #写真についての覚書

Photo : SMATU.net

タイトル: 『ソール・ライターのすべて/All about Saul Leiter』
著者: ソール ライター著
出版社: 青幻舎(第14刷)

タイトル: 『永遠のソール・ライター/Forever Saul Leiter』
出版社: 小学館(初版第2刷)

Saul Leiter / ソール ライター,この写真家の名前を耳にすると「鮮やかなカラーフィルム」「傘」「窓の水滴」「柵ごしの画」が頭に浮かぶ.好きな写真家の一人だ.

ソール ライターの写真集では『ソール・ライターのすべて/All about Saul Leiter』と『永遠のソール・ライター/Forever Saul Leiter』の2冊をよく書店で見かける.どちらも比較的新しく発行された売れている本なので,表紙を見たことがある人も多いだろう.収録作品点数が多く(それぞれ300点くらいの写真と絵画が収められている),定価で購入することができるので,気になっている人は早めに入手しておくことをおすすめする.写真集は,気付いたら絶版になっていることが多い.

『ソール・ライターのすべて/All about Saul Leiter』
「傘や水滴のついた窓」「フレーミングを巧みに使った画」素敵な写真が多数収録されている.
『永遠のソール・ライター/Forever Saul Leiter』
同じような雰囲気の写真集だが,出版社も発売時期も異なる.

ソールライターの写真集は,この2冊しか手元にないのだけれど,そのサイズ感(手にとりやすさ)もあって,今でも頻繁に手にする.1週間に1度はパラパラと本をめくり,好きな写真を眺めることが多い.気に入った写真は,チェキプリントして仕事場の壁に貼っていたりもする.

余談にはなるが,チェキプリントで好きな写真を身近に飾っておく行為はとても好きで,好きな写真家の作品,ペットの写真などをデスク周辺の壁に貼り付けている.iPhoneやMacのディスプレイ上の写真とは違った感覚で視ることができるので,写真を見るのが好きな人は,少しプリントに興味を向けてみると楽しみが増えるかもしれない.

「質量が無いものは忘れられるし,質量が在るものは壊れる」といったことを誰かが言っていたけれど(確か落合陽一さんだったと思う),本当にそのとおりだと思っている.質量を持つ「プリントされた写真」には独特の趣がある.

好きな写真などプリントして,身近に貼っておくと楽しい.
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『ソール・ライターのすべて/All about Saul Leiter』,『永遠のソール・ライター/Forever Saul Leiter』の感想・口コミ・レビュー.

ソール ライター(1923-2013)は,「カラー写真のパイオニア」と呼ばれることもあって,カラーフィルムで表現された美しい作品が有名だと思う.

私はカラー写真のパイオニアとみなされているようだ.

自分がパイオニアかどうかは知らないが,ずっとそう言われている.

それじゃあ明日からパイオニアと名乗ろうか!

『ソール・ライターのすべて』161pより

『ソール・ライターのすべて』『永遠のソール・ライター』のどちらにも,ファッション写真を撮っていたころの作品やニューヨークのスナップ写真がたくさん収録されているが,『ソール・ライターのすべて』はファッション写真が多めに使われており,『永遠のソール・ライター』はスナップ写真中心で構成されている.この辺りを意識しながら,どちらを買うか考えてみるとよいと思う.(ソール ライターを好きになれば,最終的には両方欲しくなる)

『ソール・ライターのすべて』
ファッション写真や女性が主題の写真が多い(と思う).
『永遠のソール・ライター』
スナップ写真が多め,巻末の「ソール・ライター年譜」はこちらの方が充実している.

どちらの写真集を購入すべきか悩んでいるのであれば,作品をパラパラ眺めてから直感的に「こっち好きだなぁ」と感じた方から買って問題ないだろう.ジュンク堂書のような大きめの書店であればどちらも在庫が揃っているので,両方立ち読みしてから決めるとよい.

ソール ライターの写真を視ていると,「ガラスの映り込み」「画面の大部分が隠れた」「柵を前ボケに入れた」写真を撮影したい衝動が襲ってくる.ソール ライターの写真をあまり知らないのであれば,きっと構図や撮りたいものに変化が生まれると思う.カメラがもっと楽しくなるので,ぜひ手にとっていただきたい一冊である.

ライターの写真を見ると,特徴的な形をした柵ごしの写真や
水滴のついた窓の写真を無性に撮りたくなってしまう.
画面の大半が隠れた写真も,ついつい撮ってしまう.

〈了〉

SourceNotes

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