「献辞」と「献詞」は同じ意味.「献詞」の方が響きがきれいに感じるので,今後は「献詞」を使おう.#読書備忘録

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本の著者や発行者が,書籍を人に贈る意を記す言葉を「献辞(けんじ)」と呼ぶ.本の冒頭などに「〇〇へ捧ぐ〜」みたいに書かれているのが,献辞である.

比較的本は読む方なので「献辞」という言葉には馴染みがあるのだが,「献辞」には「献題(けんだい)」「献詞(けんし)」という同意語があるということを最近知った.大辞林アプリ(iOS版)には,それぞれ以下のように記載してある.

けんじ【献辞】

→献詞に同じ.

けんし【献詞】

著者または発行者が,書物を人に贈るときに記す言葉.献辞.献題.

けんだい【献題】

著者や発行者が書物を献呈する旨をしるした言葉.献詞.献辞.

大辞林アプリの場合,「献辞」の解説に「献詞に同じ」と書かれているので献詞の方が一般的に使われているのかなと感じた.個人的にも語感が「けんじ」より「けんし」の方が好みなので,今後は「献詞」のほうを主として使っていこうと考えている.

〈了〉

SourceNotes

  • 大辞林アプリ(iOS版)
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