iPhoneを最新のiOS11にアップデートすると、(一時的に)エッジプレスが使えなくなります。
iPhoneのマルチタスク機能は、ホームボタンのダブルクリックでも使えるのですが、エッジプレスで使っていた人も非常に多かったらしく「使えなくて不便…」といった声をネットでもよく見かけます。
(筆者も不便さを感じている一人です)
今回は「エッジプレスが使えなくて不便」と感じている人への一時的な対策として、iPhoneのある機能を使った『なんちゃってエッジプレス』の使い方をご紹介します。
筆者自身も、なんちゃってエッジプレスを数日使っていますが、一時的な逃げ道としてはある程度満足しています。
「エッジプレス早く使えるようにして〜〜〜〜!!」と感じている人は、ぜひ一度お試しください。
iOS11で『なんちゃってエッジプレス』を設定する
『なんちゃってエッジプレス』には、iPhoneのAssistiveTouch(アシスティブタッチ)という機能を使います。
ちなみに今回ご紹介する方法は、3Dタッチに対応したiPhoneでないと使えないので、注意してください。
ステップ1:アシスティブタッチの機能をオンにする
設定アプリを起動したら、「一般」→「アクシビリティ」→「アシスティブタッチ」の順で進みます。
アシスティブタッチの横にあるアイコンをタップして設定をオンにします。
ステップ2:「最上位メニューをカスタマイズ…」の設定
画面にある「最上位メニューをカスタマイズ…」から設定を行います。
「最上位メニューをカスタマイズ…」>>「3D Touchのアクション」の順で進み、表示される機能の中から「マルチタスク」にチェックマークを入れてください。
これで、画面に表示されるAssistiveTouchのボタンにマルチタスクの機能が割り当てられました。
ステップ3:AssistiveTouchアイコンの調整
AssistiveTouchアイコンは、透明度と配置を調整することができます。
待機状態時の不透明度
「待機状態の不透明度」をタップすると、15~100%の範囲で透明度を調整すること可能です。
気持ち低めのパーセントに設定しておくと、ディスプレイ表示と干渉せずに機能を利用できます。
(筆者のおすすめは、15~25%程度です)
iOS10と比較すると、この機能はiOS11から実装された機能のようでした。不透明度が設定出来ない場合は、ソフトウェアのバージョンを確認してください。
配置の調整
AssistiveTouchアイコンは、ドラックで配置を自由に調整できます。
アイコンをこれまで『エッジプレス』していた左側に配置します。
iPhoneを持ったときに、左手の親指が自然と置ける位置に配置しておくとよいでしょう。
これで、なんちゃってエッジプレスを使う準備は完了です。
iOS11のiPhoneで(なんちゃって)エッジプレスを使う
- AssistiveTouchをオン
- 「3D Touchのアクション」にマルチタスクを割り当て
- AssistiveTouchアイコンを薄くしてディスプレイ左に配置
↑の設定を行うと、左端に配置したAssistiveTouchを3Dタッチすることでマルチタスクになります。
正規のエッジプレスと比較すると、
- マルチタスク起動までに多少タイムラグある
- よく見るとAssistiveTouchのアイコンが気になる
- 左側のすべてのエリアでは作動しない
など違いはありますが「エッジプレスなのか!?」と錯覚してしまうほど、操作している感覚はかなり近いものなっています。
「iOS11でエッジプレスを使いたい!!」というエッジプレス・ロスの人は、ぜひ試してみてください。
エッジプレス復活までのしばらくの間、ちょっとはお役にたてると思います。