- Evernote ホーム画面の新機能が2021年1月13日にリリース
- 無料プランと有料プランで使える機能
- 各ウィジェットの特徴
- Evernote の今後に期待している理由
ノートアプリの Evernote に,2021年1月13日 新たな新機能が追加されました.「ホーム画面」と呼ばれるその機能は,1日のスタートを Evernote からはじめる人にとって,最適の機能です.
最近は同じノートアプリの『Notion(ノーション)』が盛り上がっています.
しかし,サービスリリースから10年以上経つ Evernote は,機能も成熟しており Notion より優れている点も多いです.
そんな Evernote の新機能「ホーム画面」の特徴をサクッと紹介します.
Evernote 新機能「ホーム画面」が2021年1月13日にリリースされました.
Evernote の新機能「ホーム画面」は,ユーザーにとって関連性の高い情報だけをまとめ,すぐにアクセスできるようにしたダッシュボードのことです.
ホーム画面は,「最近使用したノート」「最近保存した内容」「スクラッチパッド(新機能)」「固定表示するノート」などで構成されています.
すべてのユーザーに対して提供され,有料プランである「Evernote プレミアム」「Evernote Business」に登録していれば,ホーム画面の外観をカスタマイズすることも可能.
この記事を書いている 1月15日 時点では,Evernote for Mac(Mac用アプリ)でしかホーム画面の機能を確認していません. しかし,これから数週間かけて,ウェブのEvernoteや Evernote for iOS・Android でも利用できるようになります.
今後数週間に Evernote for Mac・Windows および Evernote Web へと段階的にリリースし、その後 Evernote for iOS・Android へと続きます。
ホーム画面に表示できる機能は,以下の7つ.ベーシックプランとプラスプランは,ホーム画面を開くと 3 つの規定ウィジェットが表示されます.プレミアムや Business の有料プランであれば,自由にカスタマイズすることができます.
- ノート
- スクラッチパッド
- 最近保存した内容
- ノートブック
- 固定表示されたノート
- タグ
- ショートカット
今後の Evernote に期待している理由
ぼくは個人的に,今後の Evernote が使いやすいサービスになることを期待しています.
最近はその期待が先行してしまい,何度が残念な気持ちになりました.ただ,ここで紹介しているように短期間に新しい機能が実装されたり,アップデートも短いサイクルで行われたりしています.
Evernote は10年以上使い続けているサービスなので,もうしばらくは一軍アプリとして見守るつもりです.(残念な気持ちになった件は,別記事に詳しく書いています)
2018年に経営トップが イアン スモール 氏に変わってからは,ユーザー視点の改革も着々と進んでいるように感じます.
今の段階では,「同期がまだ遅い」「バッテリー消費が早くなる」「クリップ機能が改悪された」など課題もあります. しかし最近は,「1日でも早く基礎機能や安定性が向上して,以前のように楽しい Evernote にならないかなぁ」とワクワクしているところです.
昨年 9 月に新しい Evernote のリリースを開始した時、これは新しい旅路の始まりに過ぎないと申し上げました。基礎から一新して安定性と信頼性を増強したコードベースは、今後の迅速なイノベーションと機能追加の土台固めだったのです。
Evernote のホーム画面で使えるウィジェットを詳しく紹介
前述したとおり,ホーム画面では7つのウィジェットを使うことができます.ホーム画面の機能が気になっている人のために,各ウィジェットを少し詳しく紹介します.
Evernote を最近使い始めた人や,プレミアムプランに有料課金しようとしている人の参考になると思います.(1〜3 は無料でも使える.それ以外はプレミアムとBusinessで使える)
- ノート
- スクラッチパッド
- 最近保存した内容
- ノートブック
- 固定表示されたノート
- タグ
- ショートカット
ノート
ノートは,Evernote で使われる1つのページのこと. なので Evernote は,基本的にはこのノートですべての情報を管理/記録します.
ホーム画面には「最近使用したノート」と「おすすめのノート」を切り替えるウィジェットを配置できます. このウィジェットは,もっとも多く使用することが予想できるのでアクセスしやすい場所に配置しておきましょう.
「最近使用したノート」を選択すると,前回の作業に簡単に戻れることができます. また「おすすめのノート」をクリックすると,Evernote により予測された関連性の高いコンテンツが表示されます.(しばらく開いていなくて自分では忘れていたノートも,Evernote のAI がおすすめしてくれる)
スクラッチパッド
スクラッチパッドは,今回のアップデートで新しく追加された機能.机の脇に常に置いてある,走り書き用のメモ帳みたいなウィジェットです.
ぼくの場合,最上段の右側に配置しています.(デフォルトもここでした)
スクラッチパッドは,Evernote の作業中に思いついたことをさっとメモに取るときに使います. メモした内容はノートに変換したり,すぐに消したりすることができます.
最近保存した内容
このウィジェットでは,最近保存したリッチコンテンツがすべて表示されます. Evernote は様々な情報が記録できるので,テキスト以外のコンテンツにも即座にアクセスできると便利です.
- Web クリップ
- 画像
- 文書(PDF と Microsoft Office 文書を含む)
- 音声ファイル
- メール
最近保存した内容からは,↑これらの情報をすぐに表示できます.
ノートブック
ノートをまとめて,ひとつに束ねたものがノートブックです. フォルダと同じような機能(単位)と考えておくとよいでしょう.
ノートのウィジェットと同様で,最近使用したノートブックと Evernote によりレコメンドされる関連性の高いノートブックを表示できるウィジェットです.
固定表示されたノート
毎日使うノートや,頻繁にアクセスするノートがすでにある人は「固定表示されたノート」に追加しておきましょう.
ホーム画面に固定しておけば,検索すること無くノートを表示できます. ホーム画面で直接見ることも,エディタをひらいて編集することも可能です.
「TODOリスト」「連絡先リスト」などが,固定表示されたノートには向いています. 有料ユーザーであれば,ぜひ使ってみましょう.
タグ
Evernote にはタグ機能もあります. タグを活用してノートを整理している人は,ホーム画面に「タグウィジェット」を配置しましょう.
わざわざサイドバーのタグをクリックすること無く,タグに関連するノートをひらくことができます.
ショートカット
タグと同じく,Evernote にショートカットをたくさん登録しているユーザーにとって,便利なウィジェットです.
よく使うショートカットをホーム画面に表示できます. 「ショートカット」「タグ」「固定表示されたノート」を上手く組み合わせることで,Evernote の生産性はグッと向上します.
自身の使い方に合わせて,色々な配置を試してみるとよいでしょう.(ちなみに,ノートブックをショートカット登録することもできますよ)
補足: ホーム画面は,自由にカスタマイズ可能.いろいろ試してみよう.
ここで紹介した以外にも,ウィジェットのサイズ変更,順序変更,表示/非表示などホーム画面は柔軟にカスタマイズが可能.
背景画像もデフォルト画像から変えたり,自分の撮った写真をアップロードして使うこともできます.(カスタマイズの写真は,すべて Evernote の人がが撮影してくれた顔像らしいです)
ホーム画面に期待する新機能
サクッと紹介するつもりでしたが,結構詳しくホーム画面について書いてしまいました.
Evernote は,最近アップデートで頻繁に改善が入っているので,これからホーム画面もどんどん進化することでしょう. (個人的には)ホーム画面からクリックしたノートは,ポップアップのように表示されるとよいなぁと考えています.
これからの Evernote に期待しつつ,ホーム画面の紹介は終わりとします.ウィジェットの使い方/設定方法は,この記事の反応をみつつ適宜新しく追加していきます.
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この記事を投稿した1月15日時点では,Evernote プレミアムが 40% 割引されるキャンペーンが実施中.
公式サイトでは,「キャンペーンは 2/4 まで」とされています.
有料プラン気になっている人は,この機会にプレミアムプランに登録してみることをお勧めします.
〈了〉
SourceNotes
- Evernote: 新しいホーム画面で、誰も見たことのない Evernote へ
https://evernote.com/blog/jp/see-evernote-like-never-before-with-home/