2017年2月24日。
スプレッドシートが正式にテキストの縦書き対応したことを、GoogleがG Suiteアップデートブログで発表しました。
この記事では今までできなかった、Googleスプレッドシートのテキスト表示を縦書きにする方法をご紹介します。
※24日のリリースの詳細は、記事末のリンクをご参照ください。
Googleスプレッドシートとは
Google Spreadsheet(グーグル スプレッドシート)とは、Googleが提供する無料で使える表計算ソフトのことです。
簡単に言うと「Googleが作ったExcel(エクセル)」です。
マイクロソフトが提供するエクセルは、多くの人が聞いたことや実際に使ったことがあると思います。
スプレッドシートとエクセルの違いは、大まかには以下のとおりです。
- Googleアカウントがあればすぐに利用できる
- クラウド型のサービスなので場所を選ばない
- どんなパソコンでも(スマホやタブレットでも)無料で使える
- 複数の人で同時に編集(更新)ができる
- 毎回保存をしなくても良い
などなど…沢山の特徴があります。
※現在Officeのクラウド版はスプレッドシートと同様の特徴がありますが、その辺の詳しい違いについては今回割愛しています。
エクセルとほとんど同じことをスプレッドシートでも出来るため、現在はエクセル→スプレッドシートへ置き換える企業なども増えています。
個人的にはエクセルとマクロを今から勉強するよりも、スプレッドシートとjavaScript(ジャバスクリプト)を勉強したほうが役に立つと感じています。
これから「エクセルを学ぼう!」と考えていた人やG Suiteに興味がある人は、↑のキーワードで一度調べてみると良いでしょう。
Googleスプレッドシートで縦書きにする方法
スプレッドシートは2006年6月のベータ版公開以降、多くのアップデートを重ねてきました。
長らくセルの縦書き表示には対応していませんでしたが、2017年2月24日にG Suite公式ブログで縦書きに対応したことが発表されました。
現在は、簡単な操作でセル内の文字を縦書きにできるようになっています。
改行を繰り返し無理やり縦書きにしていた人は、やっとあの悪夢から解放されます(笑)
スプレッドシート縦書きにするには「回転アイコン」または「表示形式タブ」から
スプレッドシートのセル内の文字を縦書きにする方法は、とても簡単です。
テキストを縦書きにする方法をパソコン版のスプレッドシートと、スマホ版のスプレッドシートに分けてご紹介します。
パソコン版のスプレッドシートで縦書きにする方法
スプレッドシートを起動します
↓
縦書きにしたいセルを選択
↓
「表示形式」または「回転アイコン」をクリック
↓
テキストの回転を選択 (表示形式のみ)
↓
縦書きをクリック
スマホ(iOS)版のスプレッドシートで縦書きにする方法
スプレッドシートアプリを起動します
↓
縦書きにしたいセルを選択
↓
上部のテキストメニューをタップ
↓
テキストの回転を選択
↓
縦書きをタップ
パソコンもスマホも、以上の操作で縦書き表示に変更できます。
長いテキストを狭いセルで表示したい場合などは、縦書き表示が便利です。
デザインやレイアウトに応じて使い分けると、資料の完成度が上がりますのでぜひ活用しましょう。
今回のアップデートは正確には「テキストの回転」が可能になりました
この記事では「Googleスプレッドシートでテキストを縦書きにする方法」を紹介していますが、今回のアップデートでは正確言うと「テキストの回転」という機能が追加されています。
縦書き以外にも、「上(下)に傾斜」「上(下)に回転」したり微妙な角度をつけることもできるようになっています。
色々試してみると良いでしょう。
その他アップデートされた内容
今回のアップデートでは、テキストの回転以外にもいくつかの機能が追加されています。
G Suiteの公式に発表を引用して、アップデートされた機能を簡単にご紹介しておきます。
(文章はGoogleのサイトから引用です)
会計の表示形式
[表示形式] > [数字] > [会計] で数値の通貨記号を揃えて表示できるようになります。こうすると、予算案、経費報告書、その他金額の記載されたスプレッドシートが読みやすくなります。また、より簡単にデータを確認、分析できるよう、数値、小数点、連続する文字を揃えて表示する方法の改善も行われます。
枠線のスタイルを追加
スプレッドシートに新しい枠線のスタイルが追加されました。ツールバー > [枠線] > [枠線のスタイル] から、賃借対照表などの財務諸表でよく使われるさまざまな太さの枠線や二重の枠線などを選択できます。
モバイル版へのその他の改善点
上記の機能のほかにも、モバイルアプリに以下の改良が行われます。
- Android 版スプレッドシート アプリでのマウスの使用に対応
- Android 版スプレッドシート アプリで既存のカスタム色を表示、選択できる
- Android 版と iOS 版のスプレッドシート アプリで行や列をドラッグ&ドロップできる
- iOS 版スプレッドシート アプリで、[データ探索] を使用すると表示形式の候補が表示される
G Suite(旧Google Apps)の最新情報は「G Suiteアップデートブログ」がおすすめ
PHOTO:istockphoto.com
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