音声SNSの『Clubhouse』が,投げ銭機能を発表しました.以前から様々な機能を追加する予定と発表していたので,少しづつそれがカタチになってきています.
Clubhouseの公式発表は以下のリンクから読むことができます.(英語です)
Introducing Clubhouse Payments(https://www.joinclubhouse.com/introducing-payments)
驚いたのが,手数料ゼロ.
今のネットの世界は,プラットフォームを利用すれば何にでも手数料がかかります.僕が利用している(または仕組みを理解している)プラットフォームには,すべて一定の手数料が発生します.
- Google AdSense
- Amazonアソシエイト
- Affiliateプログラム全般
- YouTube
- ヤフオクやメルカリなどの販売サイト
- note
ナドナド.似たようなサービスである,YouTubeのスーパーチャット(スパチャ).この手数料は約3割と言われています.
それに対してClubhouseの投げ銭の手数料はゼロ.何度も書きますがゼロです.決済のシステムにStripeを使うようなので,厳密に言えばこの分の手数料はかかりますが,プラットフォーム側が一切手数料を取らないということは衝撃的です.
ゆくゆくは徐々に手数料を上げていくのか,それともこれがキッカケとなってプラットフォームの手数料がゼロに向かっていくのか.現段階では予測は難しいのですが,インターネットの世界から,投げ銭の手数料が消えていく未来が少しだけ見えたような気がしています.
YouTube(Google)やTwitterをはじめとする大手プラットフォーマーが,今後どんな動きに出るか.これから特に注目したいところです.
Clubhouse 投げ銭する方法
Clubhouse公式の発表から,投げ銭する方法抜粋しておきます.20〜30名程度のプロフィールをチェックしましたが,現状投げ銭できるようになっているアカウントには出会っていません.
投げ銭を設定していない人にはそもそも投げ銭できない,現在は一部のユーザーにしか支払いを受け取ることができない,と説明されています.
なので,気軽に投げ銭できるようになるには,もうしばらく時間がかかりそうです.
また,投げ銭するためには,デビットカードまたはクレジットカードの登録が必要です.
- この機能(投げ銭)を有効にしているクリエイターのプロフィールをタップする
- 「送金」をタップする
- 送金する金額を入力する
※初回はクレジットカードやデビットカードの登録を求められます - 投げ銭の100%がクリエイターに届く
投げ銭するユーザーは,カード決済手数料がかかる(Stripeの手数料として
以下はClubhouseの発表を翻訳したテキストです.(DeepLで翻訳して,少し加筆修正しています)
クラブハウス・ペイメントのご紹介
Clubhouseの発表を翻訳
2021年4月5日
クラブハウスでは、設立当初から「クリエイターを第一に考えたプラットフォームを構築する」ことを指針としてきました。私たちの目的は、クリエイターがコミュニティ、オーディエンス、そしてインパクトを築くのを支援することです。クラブハウスの規模が拡大するにつれて、私たちのビジネスモデルとクリエイターのビジネスモデルを一致させることが重要になってきました。
本日、クリエイター向けの初のマネタイズ機能である「ペイメント」の提供を開始しました。本日から、すべてのユーザーが支払いを送信(投げ銭)できるようになりました。また、支払いを受け取る機能についても、小規模なテストグループを皮切りに、段階的に展開していく予定です。フィードバックを得て、機能を微調整し、近日中にすべてのユーザーに提供する予定です。
方法は以下の通りです。
1)クラブハウスで支払いをするには、この機能を有効にしているクリエイターのプロフィールをタップし、「送金」をタップします。
2)送金する金額を入力してください。初回は、クレジットカードやデビットカードの登録を求められますので、ご注意ください。
3)送金額の100%がクリエイターに届きます。また、送金される方には少額のカード決済手数料がかかりますが、これは決済処理パートナーであるStripeに直接支払われます。クラブハウスは何もしません。
これは、クリエイターがクラブハウスから支払いを受けることができる機能の第一弾です。私たちは、皆様がこの機能をどのように利用されるかを楽しみにしています。クラブハウスは,コミュニティメンバーの成長と繁栄を支援するため、今後も努力を続けていきます。
〈了〉