音声SNS『Clubhouse』のはじめ方を解説します.
具体的には,招待コードを受け取ってから配信を聴きはじめるまでの流れ,登録時の注意点と,自分のルームを立ち上げる手順です.
それほど難しくはありません.しかし,いくつか注意点はあります.
Clubhouseは現在日本語対応していないので,不安な人はどうぞ.
- 招待コード受け取ってから登録までの流れ
- 名前の登録方法
- Clubhouse内のその他設定
- ルームの入り方と出る方法
- 自分でルームをつくって配信する方法
Clubhouse(クラブハウス).
音声SNSとして,日本でも1月24日から爆発的に人気がでています.
「Clubhouse 招待」「Clubhouse アプリ」のキーワードもめちゃくちゃ検索されているらしく,人気の様子がうかがえます.(Clubhouseの招待チケットが,メルカリで転売されるくらい人気です)
Twitterでも,「#clubhouse」「#クラブハウス」のハッシュタグがついたTweetをよく見かけます.人気がではじめた頃「#clubhouse(アルファベット)」のハッシュタグが多かったのが,数日経つと「#クラブハウス(カタカナ)」に変わっていったのも面白い変化でした.
Clubhouseは,招待制のサービス.なので,自分の電話番号を知っている人から,招待状をもらわないと登録できません.
メルカリでも転売されています.
しかし,見ず知らずの人に電話番号を教えるのは危険なので,個人的にはおすすめしません.
日本でも徐々に浸透しているので,招待状が余っている人を探せば,比較的簡単にはじめることが出来ると思います.
(招待してくれたO氏ありがとう)
ということで,この記事ではClubhouseのはじめ方を紹介します.
Clubhouseのはじめ方,招待コード受け取り〜設定,名前の登録.
まずは,招待コードの受け取りから簡単な設定を終えるまでを紹介します.
前述したとおり,招待コードを友人(自分の電話番号を知っている人)から送ってもらわないと,Clubhouseには登録ができません.
現状,招待コードをどうやってゲットするかが課題です.
2021年2月現在は,コードの受け取りが少々難しい状況にあると言えるでしょう.
僕の場合だと海外に済む妹に連絡したりして,招待コードをもっている人を探しました.
たまたま,仕事関係の方から招待コードをおくってもらえたので,Clubhouseをスタートすることができました.
- メッセージアプリに招待コードが届く
- Clubhouseのアプリをインストールする(1と2は入れ替わってもOK)
- アプリを起動して,画面下の「Have an invite text?」をタップ
- 電話番号を入力
- Clubhouseから認証コードが届くので入力
- Clubhouseに招待してくれたユーザーが表示される
これでClubhouseの認証が完了します.
Twitterを使っている人は,アカウントを連携しておくとルームの告知が簡単にできるので,最初に連携しておくとよいでしょう.
Clubhouseの設定: 名前の登録と簡単な初期設定
招待コードの認証が終わったら,名前を登録します.
【重要/注意点】
Clubhouseは,仕様上「フルネーム」「ユーザーネーム」の変更が一度しかできません.
また,ニックネームとしても使える「クリエイターエイリアス」も一度登録すると,削除することしかできません.
名前の登録は慎重に行いましょう.
- フルネーム(実名)の登録
- 画像の登録
- 連絡先の連携
- 招待してくれて人のフォロー
- 興味/関心事の設定
- おすすめユーザーのフォロー設定
- 通知の設定
これでClubhouseの初期設定も完了.
アプリのトップページが表示され,すぐに利用できます.
名前(フルネーム/ユーザーネーム/クリエイターエイリアス)登録の注意点
名前(フルネーム/ユーザーネーム/クリエイターエイリアス)の登録は,注意が必要です.
別記事にまとめているので,失敗したくない人をそちらもご覧ください.
- Clubhouseは実名登録のSNS
- フルネーム/ユーザーネームは,一度しか変更ができない
- クリエイターエイリアス(ニックネーム)も一度設定すると削除しかできなし
- それ以上変更したい場合は,カスタマーサポートに連絡する必要がある
ユーザーをフォローする時のポイント「1)興味のある人をフォローする」「2)ある程度の数をフォローする」「3)相互フォロー部屋を使ってフォローしない」
Clubhouseに登録したタイミングで,自分が気になる著名人やインフルエンサーの方を,ひと通りフォローすることをおすすめします.
ポイントは3つあります.
- 興味のある人をフォローする
- ある程度の数をフォローする(数十人〜100人くらい)
- むやみに相互フォロー部屋を使ってフォローしたり,フォローされたりしない
最初からある程度の人数をフォローしたほうがいい理由は,Clubhouseにはアーカイブ機能が無いから.
Clubhouseは,リアルタイムで開かれているルームに入って,ラジオのように音声を聞いたり,自分の友人とルームをつくって会話するサービスです.
Clubhouseで面白そうなルームに出会うためにも,数十人〜100人くらい関心があるジャンルの人をフォローしておくとよいでしょう.
どちらかというと,聴くことをメインで利用するユーザーが多いと思います.
そのため,フォローしている数が極端に少ないと(10人とか),興味のあるルームがタイムラインに出てきません.
また所謂(いわゆる)『相互フォロー部屋』というルームでフォローしたり,フォロワーを増やしたりすることはおすすめしません.
理由は,タイムラインが興味ない部屋で溢れるから.
なんのためにClubhouseをはじめたのか考えながら,有益な情報を発信してくれそうな人をフォローしましょう.
登録時に,フォローする人をレコメンドされる(↓画像のように最初は沢山チェックが入ります)ときがあります.
ここで表示されたユーザーを全部フォローするのは,あまりおすすめしません.
興味がある人だけをフォローしましょう.
レコメンドされる(↑画像のように最初は沢山チェックが入ります)ユーザーを全部フォローするのはおすすめしない.
ユーザーは簡単に検索できます
フォローするユーザーは,トップページ左上の検索アイコンから探すことができます.
以下の方法でユーザーを検索したり,好きなインフルエンサーのフォローしている人の中から,有益な発信する人を探すことができます.
- トップページ
- 左上の検索アイコン
- 名前で検索
- 表示されたらフォローする
Clubhouse アプリの画面構成と各機能
Clubhouseのアプリ画面は,以下のような構成です.
- 画面上部: 検索,招待メール,カレンダー,通知,アカウント設定
- タイムライン: 配信スケジュール,配信中のルーム
検索>招待>カレンダー>通知>アカウント設定,の順で並んでいる.
スワイプして下に移動すると,新しいルームがどんどん表示される.
画面上は,検索,招待メール,カレンダー,通知,アカウント設定のアイコンが並んでいます.
検索
ユーザーや,関心のあるテーマに関連するユーザーを検索できる.
招待メール
Clubhouseをはじめると,招待コードを2つもらうことができる.
iPhoneの連絡先をClubhouseと連携すると,知り合いを招待することができる.
カレンダー
開催が予定されているルームのスケジュールを確認できる.
「All Upcoming」「Upcoming for you」「My Events」の3つでソートできる.
通知
通知(主に配信開始やイベントの開催通知)を確認できる.
アカウント設定
名前の変更,フォロワーの確認,フォローしている人の確認,Bio(ユーザー情報)の設定などここからできる.
TwitterとInstagramの連携もここから行う.
Clubhouseのはじめ方,ルームの入り方と出る方法,ルームをつくって配信する方法.
Clubhouseの楽しみ方は,主に2つです.
- ルームに入ってラジオのように会話を聴く
- ルームをつくって知り合いと雑談する
Clubhouseは音声SNSなので,フォローしている人の会話を聴いたり,友人とルームをつくって雑談したりして使います.
日本では1月24日くらいから一気に流行っているため,2月現在は毎日のように著名人やインフルエンサーの方が,ルームをつくって配信しています.Clubhouseだからこその話も,沢山聴くことができます.
ルームに入ってラジオのように会話を聴く
タイムラインには,現在ひらかれているルームの情報が表示されます.
ここから興味があるルームを見つけ,タップして入室します.
ルームに入ると,会話している登壇者やモデレーターのアイコンが上側に表示され,会話を聴いているフォロワー(参加者)が下の方に表示されます.
部屋を出る時は,画面左下の「Leave quietly(そっと退室)」をタップします.
プラスアイコンからはルームへの招待,手のアイコンをタップすると挙手ができます.
挙手は発言したいときなどにタップし,モデレーターに指名されると登壇して話すことができます.
指名されても登壇しないことも可能です.なので,安心して気になるルームに入室してOKです.
ルームをつくって知り合いと雑談する
Clubhouseでは,自分でルームをつくって友達や知り合いと簡単に雑談できます.
Clubhouseの優秀な点は,音声の品質が良く,遅延が非常にすくないこと.また,顔をださなくてよいので,気軽に会話をはじめることができます.
Zoom飲み会は廃れてしまいましたが,Clubhouse飲み会(雑談会)は人々の生活に定着していくかもしれません.
- タイムラインの下に「+ Start a room」をタップ
- ルームのタイプを選ぶ
- 「+ Add a Topic」でルームタイトル(テーマ)を追加
- Topicを入力すると画面にテキストが表示される
- ルームのタイトルは「Edit Topic」で修正可能
- 「Let’s go」をタップするとルームが完成
ルームをつくると,自分がルームに入ったときと同じような画面に遷移します.
画面のアイコンと使い方は,ほとんど変わりません.
- 誰でも挙手できる
- スピーカーのフォロワーだけが挙手できる
- 挙手機能オフ
挙手の設定は,↑の3つから選ぶことができます.ルームの性質によって,使い分けるとよいと思います.
+(プラス)アイコンは,ユーザーを検索してルームに招待することができます.自分がつくったルームに誰かを招待したい時は,ここから操作します.
ミュートアイコンは,ミュートにしたりミュートを解除したりできます.自分が話さない時はミュートにしておきましょう.
Clubhouseのデメリットも把握したうえで,気になる人は始めてみよう.
今回は,Clubhouseのの招待コードを受け取ってから使い始めるまでの,一連の流れを紹介しました.
- 招待コード受け取ってから登録までの流れ
- 名前の登録方法
- Clubhouse内のその他設定
- ルームの入り方と出る方法
- 自分でルームをつくって配信する方法
招待制であることや,日本語化されてないなど,少々とっつきにくい側面があるClubhouse.
反面,久しぶりに新しいSNSがはじまった感があり,Facebook,Twitter,Instagramのようなサービスになるのではないかと,一部で期待されています.
Clubhouseは招待システムの特性上,ユーザーの連絡先情報のデータを見ることができます.
悪用の事例などはまだ聞きませんが,一定のリスクがあることは覚悟しておいたほうがよいでしょう.
ただ,Facebookなど他SNSにも同様のリスクはあるので,過剰に慎重になる必要もないと考えます.(あくまで個人的な見解です)
音声SNSや音声メディアには,世界を見渡しても大きなプラットフォームは未だ存在していません.その可能性を秘めたサービスの黎明期に巡り会えたことを感謝しつつ,今後もClubhouseを利用し続けようと思っています.
〈了〉