たまに食事をさせていただいているレストランがある.
普段は料理の写真をほとんど撮ることはないが,そこに行くと何故かシャッターを切ってしまう.料理が美味しく店内の雰囲気がよいのはもちろんだが,窓が大きく自然光が沢山入ってくるのが写真を撮りたくなる理由かもしれない.
料理写真(フードフォト)というジャンルがあり,シズル感のある写真を撮るためには様々な工夫が必要になるようだ.プロの料理写真家は,テーブルコーディネートやライティング,もちろん構図にもこだわり,美味しそうな料理の写真を撮る.
飲食店のホームページやウェブ媒体で見かける,ライブ感のある料理写真は,そんなフードフォトグラファーの渾身の作品たちなのである.
自分が撮った料理の写真をよく見てみると,肝心の料理には綺麗に光があたっておらず,構図もいまいち.Exifで確認するとf/2.8で撮影しているが,被写界深度の選択も適切ではない.フードフォトとしては,完全に落第だ.
食べ物を美味しそうに撮れて損はないので,次からはこれら反省点をふまえもう少しまともな料理写真にしようと思う.
NIKON NIKKOR Z 50mm f/1.8 S 作例
以下は予約まで少し時間があったので,付近を散歩しながら撮った写真たち.
自分は「料理」よりも,「錆」とか「壁」のほうが性分にあっていると感じた.
<了>