ニコンが1981〜1995年にかけて販売していたオールドレンズ『Ai-S NIKKOR 85mm f2』の作例を何枚か投稿します.作例といっても,室内で身近なものを撮影した写真がほとんど.「Ai-S NIKKOR 85mm f2 をこれから購入しよう」と考えている人の参考になれば幸いです.
- Ai-S NIKKOR 85mm f2 の重量,価格
- Ai-S NIKKOR 85mm f2 の略歴
- Ai-S NIKKOR 85mm f2 を Z6 で使う方法
ニコン オールドレンズ『Ai-S NIKKOR 85mm f2』作例とレビュー
ここからは時間変わって,夜の屋内.
と作例(というか試し撮り)はここまで.現像はせず,すべて JPEG 撮って出しです.時間がないため悪しからず.
『Ai-S NIKKOR 85mm f2』のかんたんな解説
『Ai-S NIKKOR 85mm f2』』は,1981〜1995年にかけてニコンが製造していたレンズ.ロットからは比較的新しい方のレンズということが分かります.恐らく1990年代になってから製造された個体です.
参照: http://www.photosynthesis.co.nz/nikon/lenses.html#85
当時の税別価格は42,000円前後,マップカメラさんからの購入価格は19,800円(税込み)でした.使用感はあるものの,レンズの状態は比較的よく,お得に入手できました.
同じ年代のレンズで『Ai-S NIKKOR 85mm f/1.4』がありますが,本レンズのほうがコンパクトかつ軽量なので,こちらを先に購入してよかった感じています.『Ai-S NIKKOR 85mm f/1.4』の重量は620グラム,『Ai-S NIKKOR 85mm f2』は310グラムなので半分の重さ.
Fマウント最初の85mmは,1964年発売のニッコールHオート85mm F1.8.その後次々と改良が加えられF値によって85mm F2と,大口径85mm F1.4の2系統に分かれた.現在ではF1.8とF1.4の2系統に進化している.どのレンズも基本的に素直なボケ味だが,それぞれ独特の味を持っている.
引用: ニッコールレンズのすべてより
f2の特徴は,コンパクトで軽量なレンズなので日常スナップに向いてます.対してF1.4は,至近距離から無限遠まで良好な描写を実現しているらしく,色表現にも定評のあるレンズとのこと.85mm は今後お気に入りの画角になりそうなので,Z 85mm > Ai-S NIKKOR 85mm f/1.4 の順番で揃えていこうと考えています.
Ai-S NIKKOR 85mm f2 を Z6(Fマウント以外のカメラ) で使う方法
本記事で紹介している『Ai-S NIKKOR 85mm f2』は,ニコン F マウントのレンズです.なので,ニコンの F マウントカメラ以外で使うにはマウントアダプターが必要.
Nikon Z シリーズのカメラで使いたい場合は,純正『FTZ マウントアダプター』や,その他メーカーの F マウント変換アダプターが必須です.ちなみに『Ai-S NIKKOR 85mm f2』はマニュアルフォーカスのレンズなので,オートフォーカス機能を持つマウントアダプターにする必要はありません.
僕は,見た目が好きな「レイクォール」という国内メーカーのマウントアダプターを使っています.FTZ マウントアダプター は,形もいびつで見た目が嫌いな人も多いです.なので,オートフォーカスが無いレンズを使う際は,純正以外のマウントアダプターを購入することをおすすめします.
編集後記
このレンズは今年8月,Z6 本体を購入した数日後に入手しました.記事中に記載しているとおり,お値段は約2万円.
同じタイミングで買った『NIKKOR Z 50mm f/1.8』が描写の綺麗なレンズで,かつ慣れている 50mm という画角.そのため,この4ヶ月はほとんど Z 50mm ばかりで撮影していました.
↑がよくできたレンズなので,最近『NIKKOR Z 85mm f/1.8』に食指が動いています.そこで 85mm のオールドレンズを使って画角に慣れておこうと考え,今『Ai-S NIKKOR 85mm f2』で写真を撮るようになりました.
85mm はポートレートレンズとも言われます.しかし,「風景撮影や街スナップにも適した画角」というのが個人的な感想.『Ai-S NIKKOR 85mm f2』も良いレンズなので,しばらく 85mm の画角を楽しみながら,最新の Z レンズの購入を検討しよう.
〈了〉
SourceNotes
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