APS-CのZ50からフルサイズのZ6へ買い替えたので,所謂ポートレート撮影に欠かせないと言われる85mmのレンズが欲しくなる.
Z50を使っていたときは,50mmのレンズを装着すると35mm換算で75mmとなるため,やや中望遠気味の画角で撮影できていました.しかし,フルサイズになると50mmでは少々物足りなくなってしまいます.
どのレンズを買おうかと悩んだ末,価格も手頃な『Nikon Ai-S Nikkor 85mm F2』をマップカメラさんで購入.せっかく購入したので『Nikon Ai-S Nikkor 85mm F2』がどんな歴史のレンズなのかのまとめ.
Nikon Ai-S Nikkor 85mm F2 .310グラムという軽量かつコンパクトな設計で,日常スナップに最適なオールドレンズ.
1970〜1980年頃に発売されているNikonの Ai(s) NIKKORのレンズ群は,ほどほどにシャープな写りをしてくれるオールドレンズなので,最近気に入って使っています.
ニッコールレンズ85mmの変遷は,以下のとおり.
Fマウント最初の85mmは,1964年発売のニッコールHオート85mm F1.8.その後次々と改良が加えられF値によって85mm F2と,大口径85mm F1.4の2系統に分かれた.現在ではF1.8とF1.4の2系統に進化している.どのレンズも基本的に素直なボケ味だが,それぞれ独特の味を持っている.
ニッコールレンズのすべてより
今回購入した『Nikon Ai-S Nikkor 85mm F2』は,1981〜1995年にかけて製造されており,ロットからは比較的新しい方のレンズということが分かる.恐らく1990年代になってから製造されたレンズだと思います.
当時の税別価格は42,000円前後,マップカメラさんからの購入価格は19,800円(税込み)でした.レンズの状態はとても良く,お得に入手できたと感じています.
同じく85mmの『Nikon Ai-S Nikkor 85mm F1.4』とどちらにするかは,かなり悩んみました.結論,価格も安価で重量も310グラムと軽量なF2の方を購入することに.F2の特徴は,コンパクトで軽量なレンズなので日常スナップ向き.対してF1.4は,至近距離から無限遠まで良好な描写を実現しているらしく,色表現にも定評のあるレンズとのこと.
今回購入したF2の写りや85mmという画角は気に入ったので,いずれF1.4も手に入れたいと考えている.
〈了〉