Mac ユーザー向け,便利なショートカットキー紹介.
文章を書いている時,1行まとめて選択/削除したいときは「shift + command + →(右矢印)」または「shift + command + ←(左矢印)」が便利です.
マウスやトラックパッドと比べて,数倍の速さで文字の選択/削除ができます.
そのため「shift + command + →(または ←)」使いこなせば,文章を書く速度が上がります.
「毎日500文字以上,Mac で文書を書いている」
「Mac を使いこなすために,便利なショートカット操作を覚えたい」
こんなモチベーションの人は,「shift + command + →(または ←)」を記憶に粘りつかせておきましょう.
- 「shift + command + →(右矢印)」でカーソルより右側を選択
- 「shift + command + ←(左矢印)」でカーソルより左側を選択
- ↑と「control + A」や「control + E」の使い分けのコツ
Mac ショートカット 1行まとめて選択/削除したいときは「shift + command」を使う
Mac には便利なショートカット複数あり,ショートカットキーを使いこなすほど Mac を使った作業の生産性が向上します.
「shift + command + →(or ←)」は,文章を書いているとき行をまとめて選択するためのショートカット.
「shift + command + →」または「shift + command + ←」で,以下の操作ができます.
- shift + command + 左矢印:挿入ポイントから,現在の行の先頭までの範囲のテキストを選択
- shift + command + 右矢印:挿入ポイントから,現在の行の末尾までの範囲のテキストを選択
また,「shift + command + ←」の後「→」を続けて押すと,1行すべて選択することもできます.この技も知っていると便利です.
さらに,「shift + command + ←」の後に Delete(削除)するよりは,「command + delete」でカーソルから左側はすべて消えます.
「shift + command + ←」を覚えたときは,ついつい「shift + command + ←」で選択して削除しがちです.
「shift + command + ←」で選択して削除よりは,「command + delete」の方が速いことを理解しておきましょう.
「shift + command + ↑(または↓)」もついでに覚える
似たような操作で,上下の矢印を使ったショートカットキーもあります.
これも一緒に覚えておくとよいでしょう.
- shift + command + 上矢印:挿入ポイントから,書類の先頭までの範囲のテキストを選択
- shift + command + 下矢印:挿入ポイントから、書類の末尾までの範囲のテキストを選択
「command + A」では,全選択できます.「shift + command + 上矢印(または下矢印)」は,全てではないけど,ここから後ろは全て消したい(ここから前はすべて消したい)←というときに使えます.
多様は禁物.ホームポジションを崩すので,矢印キーの使い過ぎには注意.
今回,矢印キーを使ったショートカット操作を紹介しました.しかし多様は禁物.
理由は,矢印キーは意外と押しづらい場所に配置されているので,ホームポジションを崩すからです.
例えば,行の先頭や末尾に移動するショートカット操作で「control + A」や「control + E」があります.
control キーは Mac のシステム環境設定で CapsLock と置き換えられるので,「control + A」や「control + E」の操作はホームポジションを崩しません.
反面,矢印キーはほぼ確実にホームポジションを崩します.
- control + A:行または段落の先頭に移動
- control + E:行または段落の末尾に移動
「control + A」は文の先頭まで移動,「shift + command + ←」は行の先頭まで移動,という違いがあります.
ショートカット操作に慣れてきたら,ホームポジションを崩さないことと,操作の効率を考えて,これを使い分けるのがベスト.
意識してしばらく使い分けていると,自然に効率良い使い分けが身につくと思います.
タイピング速度を上げることが目的であれば,ホームポジションをできるだけ崩さないタイピングに努めましょう.
〈了〉
SourceNotes
- Apple: Mac のキーボードショートカット
https://support.apple.com/ja-jp/HT201236