Nikonのミラーレス一眼カメラ『Z50』の,カスタムボタン機能の割り当てを変更する方法を紹介します.
『Z50』には,複数の物理ボタンが搭載されています.『Fn1』『Fn2』など,いくつかのボタンは,設定から機能の割り当てを変更することが可能です.操作になれてきた人は,自分好み割り当てを変更してみると良いでしょう.
【Nikon Z50】カスタムボタン機能の割り当てを変更する方法
Nikon Z50でカスタムボタン機能の割り当てを変更したい場合,メニューから設定変更を行います.以下の手順で操作してください.
- Z50を起動して「MENU」ボタンを押します
- 左側のタブから「カスタムメニュー」を選びます
- 「f 操作」を選択します
- 「f2 カスタムボタンの機能(撮影)」を選びます
- 割り当てを変更したボタンを選びます
- 表示される項目から変更したい機能を選び「OK」を押します
これで,Z50の物理ボタンに好きな設定を割り当てることができます.
割り当てを変更できる物理ボタンは6種類
今回紹介した方法で,機能の割り当てを変更できるボタンは全部で6つあります.
- 「Fn1」ボタン(ファンクション1)
- 「Fn2」ボタン(ファンクション2)
- 「AE-L AF-L」ボタン
- 「OK」ボタン
- 「動画撮影」ボタン
- 「L-fn」ボタン(レンズファンクション)
1つ注意点ですが,各ボタンには割り当てられる機能に制限があります.例えば,「Fn1」や「Fn2」ボタンには非常に多くの機能を割り当てることが可能ですが,「OK」ボタンは3つしか選択肢が用意されていません.
おすすめのカスタムボタン機能割り当て
最後に,おすすめのカスタムボタン機能割り当てを紹介します.撮影スタイルやよく使う機能にもよりますが,「どう割り当てを変えていいか分からない…」と悩んでいる人は,これから紹介する設定を一度試してみるとよいでしょう.
- 「Fn1ボタン」…ホワイトバランス
- 「Fn2ボタン」…ピクチャーコントロール
- 「AE/AFロックボタン」…AE-L/AF-L
- 「OKボタン」…フォーカスポイント中央リセット
- 「動画撮影ボタン」…拡大画面との切り換え(等倍100%)
- 「レンズのFnボタン」…割り当てなし
簡単にですが,僕がこの設定にしている理由も書いておきます.
「Fn1ボタン」…ホワイトバランスの理由
「Fn1」や「Fn2」は,撮影時に非常に押しやすいボタンです.一番良く使う設定をここに割り当てておくことをおすすめします.
僕はカメラ初心者なので,結構ホワイトバランスの調整を行います.そのため「Fn1」にはホワイトバランスを割り当てています.
「Fn2ボタン」…ピクチャーコントロールの理由
「Fn1」ボタンとほぼ同じ理由です.
NikonのZ50では,Z6やZ7と同じように『クリエイティブ ピクチャーコントロール』と呼ばれる機能を使うことができます.
簡単に説明すると,様々なフィルター効果を選べる機能です.
写真の雰囲気や色味を変えたい時に便利な機能なので,よく使う人も多いと思います.頻繁に切り替える場合は,Fnボタンのどちらかに割り当てておくとよいでしょう.
「AE/AFロックボタン」…AE-L/AF-L の理由
主に,露出をロックしたい時に使っています.
明暗差のあるシーンを撮影するときなど,明るい方に露出合わせるか,暗い方に露出を合わせるかで写真の表情も随分変わります.
カメラに慣れてきたら,「AE/AFロックボタン」には露出ロックを割り当てておくと便利だと思います.
「OKボタン」…フォーカスポイント中央リセットの理由
Z50を買ってから,オールドレンズにハマってしまいました.
オールドレンズはマニュアルフォーカスのレンズがほとんどなのでピント合わせがシビアです.そのため,撮影するときは頻繁に「フォーカスポイントを動かして→拡大→ピント合わせ」といった操作を行います.
フォーカスポイントを頻繁に動かす人は,OKボタンにはフォーカスポイントのリセットがおすすめです.
「動画撮影ボタン」…拡大画面との切り換え(等倍100%)の理由
「OKボタン」で説明したとおり,僕はオールドレンズを使っているので,「動画撮影ボタン」を押して拡大画面に切り換えます.(倍率は等倍にしてます)
一時期は,Fn2ボタンに拡大画面との切り換えを割り当てていましたが,結局は動画撮影ボタンに落ち着きました.
「レンズのFnボタン」…割り当てなしの理由
Nikonの大口径レンズには,レンズにFnボタンが付いているモデルが存在します.
そのボタンを押した時の動作を設定するための項目です.ぼくが持っているレンズには「レンズのFnボタン」は付いていないので,ここは一旦「割り当てなし」にしています.