【Googleマップ】マイマップにスプレッドシートからデータをまとめてインポートする

Map pin flat of network connection in city. Network connection concept./ PHOTO: iStock by Getty Images

読者の方から、Googleマップに関するこんな質問をいただきました。

いくつかの住所をグーグルマイマップで載せたいと思っています。
複数の住所を一括入力で作成できますでしょうか?
それとも1つ1つの住所を毎回入力して作成する手間は必ずかかってしまいますでしょうか?
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

Googleマップには、マイマップと呼ばれる機能があります。
マイマップとはGoogleマップ上に自分用の地図を作る機能で、目的地を名前付きで登録したり、複数レイヤーを重ねて地図を管理できて便利です。

マイマップへの住所登録は基本的に1つ1つ入力するのですが、複数住所をまとめて登録したい時は手間がかかってしまいます
ご質問にもあったように、10個くらいまでなら登録もさほど苦になりませんが、登録したい住所が10以上…場合によっては100を超えると、とても1件1件入力していられません。

もちろん解決策はあります。
マイマップにはインポート機能があり、スプレッドシートやCSVなど様々なファイルから複数の住所を一括入力することが可能です。
ということで今回は、マイマップに複数の住所を一括して登録する方法をご紹介します。


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マイマップにインポートできるデータの種類と注意点

Folders Search with Magnifying Glass/
PHOTO: iStock by Getty Images

Googleマップのマイマップには、様々な形式のファイルから複数住所をまとめてインポートすることができます。
まずは、インポートできるファイル形式からみていきましょう。

インポートできるファイル形式は、以下の8つです。

  1. CSV
  2. TSV
  3. KML
  4. KMZ
  5. GPX
  6. XLSX
  7. Googleスプレッドシート
  8. Googleドライブ(またはGoogleフォト)に保存された写真

インポートする際の注意点①

マイマップにファイルをインポートする際、ファイルサイズに上限があります。

上限を超えてしまうと、エラーが出たり正常にファイルをインポートすることができません。
以下の点に注意して、ファイルを作成して下さい。

  • KML(KMZをzip 解凍したファイル)の最大サイズは5MBまで
  • その他のファイルの最大サイズは40MBまで

インポートする際の注意点②

インポートするデータは、ファイルの先頭行にタイトルが含まれている必要があります。
また、データを適切にインポートするため、次のいずれかの列があることを確認してください。

  • 緯度と経度情報
  • 住所
  • 場所の名前

この項目は文字では分かりにくいので、後ほど図解して説明します。

インポートする際の注意点③

ファイルをインポートする際、行数が2,000を超えるファイルはインポート出来ません
また、一度にインポートできる写真の最大数は100枚までです。

ファイルに関する注意点を、おさらいします。

  1. インポートするファイルサイズに上限があります
  2. インポートするファイルは先頭行にタイトルが必要です
  3. 行数が2,000を超えるファイルはインポート出来ません(写真は100枚まで)

これら3つのポイントに注意して、インポートするファイルを作成していきます。

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マイマップにスプレッドシートからデータをまとめてインポートする方法

female hands holding a tablet showing part of navigator map/PHOTO: iStock by Getty Images

では、実際のマイマップに複数の住所をまとめてインポートしてみましょう。
今回は、『starbucks_map』というマイマップを作成してみたいと思います。

インポートするファイルの形式は、Googleマップのユーザーであれば使用頻度の高い『Googleスプレッドシート』を利用します。
手順は大きく分けて2つです。

  • 【STEP1】インポート用のファイルを作成する
  • 【STEP2】作成したファイルをマイマップにインポートする

【STEP1】インポート用のファイルを作成する

はじめにインポート用のファイルを作成します。
手順は以下のとおりです。

  1. Googleのスプレッドシートを起動します
  2. 1行目に「住所」「店舗名」など項目を入力します
  3. インポートしたい登録情報を入力します

ファイルを形式の注意点にも記載していますが、最大で2000行までデータをインポートすることができます。
インポート用のファイルが完成したら、次はGoogleマップからファイルをインポートします。

1行目に「住所」「店舗名」など項目を入力します。下の行には、インポートしたい登録情報を入力します

【STEP2】作成したファイルをマイマップにインポートする

つづいては、作成したスプレッドシートをマイマップにインポートしてきます。
手順は以下のとおりです。

  1. マイマップを作成します
  2. 無題のレイヤの下にある「インポート」をクリックします
  3. 「Googleドライブ」>>「マイドライブ」から作成したファイルを選んで「選択」をクリックします
  4. 「目印を配置する列」を選択します(例の場合、「住所」にチェックを入れて「続行」をクリック)
  5. 「タイトルとして使用する列」を選択します(例の場合、「店舗名」にチェックを入れて「完了」をクリック)

以上の操作でファイルがインポートされ、マイマップ上にピンが表示されます。

無題のレイヤの下にある「インポート」をクリックします。

「Googleドライブ」のタブをクリックします。

「マイドライブ」から作成したファイルを選んで「選択」をクリックします。

「目印を配置する列」を選択します。
「タイトルとして使用する列」を選択します。

ファイルが正しくインポートされると、マイマップ上に登録したデータが表示されます。

マイマップの作成方法について

Googleマップで「マイマップ」を作成する方法は、過去の記事で詳しくご紹介しています。
マイマップの作り方が分からない場合は、以下のリンクをご参照下さい。

SourceNote

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