【Googleスプレッドシート】文字や背景に自動で色をつける『条件付き書式』の使い方

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最近、Googleのスプレッドシートを使って、仕事をする機会が増えてきました。

以前、TEXT関数を使って日付から曜日を自動で表示する方法をご紹介したのですが、そこで少しだけ触れた「条件付き書式」の設定について詳しく書いていきたいと思います。


スプレッドシートで「条件付き書式」を設定する

Concept of creative, logical thinking./PHOTO: iStock by Getty Images

Googleスプレッドシートでは、以下の手順で条件付き書式を設定することができます。

  1. パソコンでGoogleスプレッドシートを開きます
  2. 設定したい範囲のセルを選択します
  3. 「右クリック」または、メニューから「表示形式」をクリック >> リストから「条件付き書式」を選択します
  4. 画面の右側にツールバーが開きます
  5. 「単一色」または「カラースケール」から設定ルールを決め、て最後に「完了」をクリックします

以上の操作で、条件付き書式の設定は終了です。
設定した範囲のセルに条件にあったテキストが入力されると、文字色や背景色が自動で変更されます。

セルを選択したら「表示形式」or「右クリック」>>「条件付き書式」の順で進み、設定を行います。
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「条件付き書式」を設定する2つの方法

Racetrack in stadium, a close up/
PHOTO: iStock by Getty Images

条件付き書式の設定には、

  1. 単一色
  2. カラースケール

の2つが用意されています。

「単一色」「カラースケール」には、それぞれ特長があります。
入力するデータや、表をどう見せたいかによって、使い分けると良いと思います。

書式設定の方法には、「単一色」と「カラースケール」の2つの方法(ルール)があります。

単一色

「単一色」の場合は、以下の手順で設定を行います。

  1. 「セルの書式設定の条件」で、ルールを適用する条件を選択します
  2. 「書式設定のスタイル」で、条件を満たしている場合のセルの表示方法を設定します
「単一色」のタブで条件付き書式を設定する場合。
「適用する範囲「セルの条件」「色やスタイル」をそれぞれ設定します。

単一色の場合、「セルの書式設定の条件」には

  • テキストに関する設定
  • 日付に関連する設定
  • 値に関連する設定
  • カスタム設定

4つのカテゴリが用意されており、18種類の設定条件から自由に選択することができます。
さらに特殊な条件を設定したい場合は、カスタム数式を書いて独自の条件式を作ることもできます。

個人的にスプレッドシートでよく利用するのは、こちらの単一色による書式設定です。
文字の内容や日付、入力されている値によって、柔軟に書式設定をすることができます。

まずは、こちらの単一色の書式設定に慣れておきましょう。

テキストに関する設定【7種類】

  1. 空白セル
  2. 空白ではないセル
  3. 次を含むテキスト
  4. 次を含まないテキスト
  5. 次で始まるテキスト
  6. 次で終わるテキスト
  7. 完全一致するテキスト
使用例
テキストに関する条件付き書式の設定は、特定の文字やキーワードが入力されたときの強調に便利です。
例えば、「東京」と入力されたセルを強調する時などに利用します。

ぼくの場合は、現在WiMAXの料金一覧表を作っているので「キャッシュバックあり」を強調したりしています。

日付に関連する設定【3種類】

  1. 日付
  2. 次より前の日付
  3. 次より後の日付
使用例
日付に関する条件付き書式の設定は、特定の日付を強調したい時に使います。

値に関連する設定【8種類】

  1. 次より大きい
  2. 以上
  3. 次より小さい
  4. 以下
  5. 次と等しい
  6. 次と等しくない
  7. 次の間にある
  8. 次の間にない
使用例
値に関する条件付き書式の設定は、一定の値を超えた(または下回った)セルを強調した時に使います。
例えば、「3000」以上の数字が入力されたセルを強調する時などに利用します。

現在作成しているWiMAXの料金一覧では、月額が4000円を超える時にセルが強調されるように設定しています。

カスタム設定

  1. カスタム数式
使用例
カスタム設定の使用例は様々です。
ぼくの場合は「特定のセルに0が入力されたら、一定の列はグレーアウトする」といった設定をしたいときに利用します。
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カラースケール

「カラースケール」の場合は、以下の手順で設定を行います。

  1. 「プレビュー」から好みのカラースケールを選択します
  2. 最小値と最大値、中央値を選択します
  3. (中央値は省略可能)

  4. 値のカテゴリを選択するには、矢印をクリックしてリストから選びます
「カラースケール」のタブで条件付き書式を設定する場合。
「範囲」の項目は同じですが、「スタイル」や「最小値〜最大値」などの値をそれぞれ設定します。

カラースケールは、全体の傾向を視覚的に把握したい時に便利です。

例えば学校の先生が、自分のクラスのテストの結果をスプレッドシートでまとめカラースケールで色付けします。
すると「どの教科に点数の偏りがあったのか?」といった傾向を、視覚的に把握して対策を立てたりすることができます。

まとめ:Androidではできて、iOSでは使えない条件付き書式設定

今回はGoogleスプレッドシートで、条件付き書式を使って文字や背景に自動で色付けする方法をご紹介しました。
スプレッドシートを使ってデータ分析を行いたい時は、ぜひ活用してみて下さい。

さて、この条件付き書式の設定ですが、Androidのスプレッドシートアプリからは変更できるのですが、iOSのスプレッドシートアプリからは設定することができません
iOSユーザーの人は、パソコンから編集を行って下さい。

Androidでの使い方については、記事末のSourceNoteにリンクを貼っています。
気になる方は、そちらからチェックしてみて下さい。
iOSアプリも、今後のアップデートで条件付き書式の設定ができるようになるといいですね。

SourceNote

Google スプレッドシート – Google, Inc.

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