- Notionで契約しているサブスクリプションの一覧を作る方法
- 作った一覧でサブスクリプションの契約状況と支払い総額を管理する方法
- 作成したサブスクリプション一覧を節約に活用する考え方
Notion(ノーション)を使って契約しているサブスクリプションの一覧を作る方法,それを使ってサブスクリプションの契約状況と支払い総額を把握してする方法を紹介します.
最後には,作成したサブスクリプション一覧を使って,節約につなげる考え方を紹介します.
Notionをインストールしたけれど何からはじめればいいのだろう,と疑問をいだいている人の参考になれば幸いです.
3万5千円以上のサブスク契約を,1万円くらい節約できそうという話.
現代はサブスクリプションモデルのサービスも増え,1,000円前後という価格帯も多いため,ついつい簡単に契約してしまいがちです.(そういう僕も,よさそうなサービスを見つけるとすぐサブスク登録する傾向にありますw)
しかし,”塵も積もれば山となる”とはよく言ったもので,しらずしらずのうちに結構まとまった金額になっていることがあります.一例ですが,僕は現在3万5千円くらいサブスクに月々出費していて,今回リスト化することで1万円くらいは節約できそうです.
自分自身のサブスクリプションを把握できていない,毎月いくらサブスクリプションに支払っているか分からない,こんな人は無駄遣いをしている可能性が高いです.
Notionを使って,サブスクリプションのデータベースをつくり,適切なコスト管理に努めましょう.
Notionでサブスクリプションをリスト化するべき理由
Notionは,個人でも簡単にデータベースを作ることができるサービスです.このデータベースというものは,情報をまとめたり管理することに適しています.
サブスクリプションには,様々なプロパティ(属する情報)がありデータベースとの相性がよいモノのひとつです.
- 月額 or 年額のサービスか
- サービスの利用料金(金額)
- 種類(メルマガ,クラウドサービス,娯楽…など)
- 更新日
- ステータス(更新中,休止中)
- 重要度
これらの属性を可視化することで,本当にそのサブスクリプションを契約しておくべきかを客観的に見ることができます.
また,合計金額をきちんと計算することで,サブスクリプションに自分がどれくらいお金を使っているのかを知ることができます.実際の金額を突きつけられると,「ちょっと使いすぎだな」と出費を見直すことにもつながります.
Notionでサブスクリプションの契約状況と支払金額を管理する方法
- Notionを起動し新しいページをつくる
- タイトルやアイコン,カバー画像を設定する
- データベースの種類を選択(Tableを選択しましょう)
- プロパティを設定します(詳しくは後述)
- 契約しているサブスクリプションの情報を登録する
- 完成
Notionを起動し新しいページをつくる
Notionを起動したら,サブスクリプションリスト用の新しいページをつくります.左のメニューからプラスマークのアイコン(Add a page)をクリックします.
タイトルやアイコン,カバー画像を設定する
Notionは,ページごとにアイコンやカバー画像を設定できるのも特徴です.好みのアイコンとカバー画像を設定してください.
もちろんこの操作は後からでも行なえます.リストを早く完成させたい人は,適当なアイコンだけ設定しておくとよいと思います.個人的には,データベースのページにはカバー画像は設定せずにシンプルなページにすることをおすすめします.
データベースの種類を選択(Tableを選択しましょう)
ページができたら,データベースの種類を選びます.ここでは「Table(テーブル)」を選択しましょう.
プロパティを設定します(詳しくは後述)
「Table」をクリックすると,データベースがページに挿入されます.「name」や「Tags」など予めいくつかのプロパティが登録されています.ここを自分が使いやすいようにカスタマイズしていきます.
もちろんプロパティは,自由に設定していただいても構いません.ここでは,僕が実際に登録しているプロパティとプロパティタイプを記載しておきます.どんなプロパティを設定してよいか悩む場合はご参照ください.( )内はプロパティタイプです.
- サービス名(タイトル)
- カテゴリ(マルチセレクト)
- 料金(数字)
- 課金サイクル(セレクト)
- 更新日(日付)
- ステータス(チェックリスト)
- 重要度(セレクト)
解説が必要なプロパティを,補足しておきます.
カテゴリ
カテゴリはサブスクリプションの種類を示すものです.「メルマガ」「仕事」「クラウド」「その他」のように,サブスクリプションの種別が分けられるようにしておきます.カテゴリをつくっておくと,サブスクリプションの種類が増えてきた時に便利です.
料金
サブスクリプション契約をリスト化する目的は,月々の支出金額を正確に把握することです.料金のプロパティを「Numbe(数字)」にしておくと,合計金額の計算が一瞬でできます.合計金額の計算方法は後述します.
課金サイクル
サブスクリプションには大まかに,月払いのサービスと年払いのサービスに別れます.契約しているサブスクリプションの課金サイクルが,どちらになるかをこのプロパティに登録します.
ステータス
サブスクリプションのメリットは,月によって利用するかしないかを柔軟に選べるとことです.仕事の状況やプライベートで自由になる時間に多寡によって,契約中 or 休止中など分かれると思います.現在そのサブスクリプションに支払いをしているかどうかを,このプロパティで管理します.
重要度
僕の場合,重要度を3つのレベルに分けています.
・★★★=生活必需品なサブスク
・★★=毎日使う有益なサブスク
・★=月に1度も利用しなかったサブスク
重要度は,サブスクを一時的に解約するかを判断する指標に使います.重要度は冷静になって,じっくりとランク分けしましょう.
このようにデータベース(Table)を作成し,プロパティを設定します.データベースが完成したら,支払い情報などを参照にしながら,契約しているサブスクリプションをすべてリストに登録します.
ここまでで,サブスクリプションの契約状況のリスト化は完了です.お疲れ様でした.
Notionでサブスクリプションの支払金額を管理する方法
ここからは,サブスクリプションの支払金額を管理する方法です.複数のサブスクリプションを契約している人は,現実(お金の問題)を突きつけられる瞬間です.覚悟はいいですかw
サブスクリプションの支払金額を管理する方法は,大きく2つのステップにわかれます.
- フィルターを設定する
- 計算方法を設定する
フィルターを設定して「月払い」と「年払い」をソートできるようにする
テーブル右上にある「Filter(フィルター)」をクリックして「Add a filter(フィルターを追加)」をクリックします.
プロパティから「課金サイクル」を選択し,オプションは「月額」を選択します.これで月払いだけ(または年払いだけ)のサブスクリプションをソートできるようになります.
料金を計算するために計算式を設定する
続いては,月払いのサブスクリプションと,年払いのサブスクリプションの金額を計算する設定をします.
テーブルの下,料金の列の部分にカーソルをもっていくと「Calculate」と表示されているところがあります.ここをクリックし,表示されるリストから「Sum(合計)」をクリックします.
これで現在表示しているサブスクリプションの,合計金額が自動計算されます.僕の場合だと,月額で36,747円支払っていることが分かります.
先程設定したフィルターを「年額」に変更すると,年払いしているサブスクリプションの合計金額が分かります.同じく年払いのサブスクリプションには,38,090円支払っていることが分かります.
自分のサブスクリプションをリスト化(可視化)したら,不要なものは解約しましょう.
ここまで作業すると,以下のことが分かります.
- 契約しているサブスクリプションの数
- 月払いしているサブスクリプションの料金
- 年払いしているサブスクリプションの料金
- サブスクリプションごとの重要度
サブスクリプションの利用代金に月々の予算がある人は,その予算に近づくように解約すべきサービスを検討しましょう.ここで,設定しておいた重要度のプロパティが活躍します.
サブスクリプションのメリットは,必要に応じてサービスを利用できることです.月に1度も利用していないサービスは,とりあえず解約しても問題ないでしょう.また機能が重複しているサブスクも解約の対象と考えます.例: SpotifyとApple Music,NetflixとHuluなど.
このようにして利用しているサブスクリプションリストをつくり,不要な契約を解除することで年に換算すると大きな節約が可能になります.この記事をキッカケに1万円分くらいはサブスクを解約しようと考えているので,年間10万くらいは節約ができそうな気がしています.
Notionのデータベース機能はとても便利です.生活のあらゆる情報をNotionで整理し,有効に活用しましょう.
〈了〉
SourceNotes
- Notion
https://www.notion.so/