M1 MacBook を買うと人生が変わる. #2018MacBookAirからリプレース

Photo : SMATU.net

2020年12月10日,新しいM1のMacBook Airがやっと届いた.メモリやストレージを増設すると,届くのに3週間ほどかかる.いつものパターン.

今回は 2018 MacBook Air からの買い替え,購入段階では「Apple製チップ最初のモデルだし,そこまで体感できる性能差もないだろう」と予想していた.しかし実際使ってみると,結構な違いがある.買ってよかった,「人生が変わるな」と感じるほどMacを使った作業が快適になる.

リプレース(リプレイス/Replace)
ITの分野では、古くなったり破損したシステムやハードウェア、ソフトウェアなどを新しいものや同等の機能を持った別のものに置き換えることを指す場合が多い。部品やソフトウェアなどの部分的な入れ替え、交換を意味する場合も、機器やシステム全体を新しくすることを指す場合(システムリプレース)もある。

IT用語辞典

2018 MacBook Air は20万円超えていた,2020の M1 MacBook Air は 14万円台(同じスペックで比較).「Apple製品は高い」と思っている人も多いだろう.しかし,最近の Mac はコスパ抜群の商品になりつつある.検討中であれば,前向きに購入を考えていいでしょう.性能面でも価格面,どちらから見ても満足度の高い製品である.

参考までに,実際購入した「2018 MacBook Air」と「2020 M1 MacBook Air」の価格を載せておきます.どちらもメモリを増設(8GB → 16GB)しただけ.2年で同じスペックの MacBook Air が5万円も値下がりしたことになる.Appleの企業努力に感謝.

2018 MacBook Air
  • 200,800円(税込み 216,864円)
  • メモリ 16GB
  • ストレージ 512GB
2018 MacBook Airを買うときに撮ったスクショで価格を改めて知る.
20万超えていたのか.
2020 M1 MacBook Air
  • 149,800円(税込み 164,780円)
  • メモリ16GB
  • ストレージ 512GB
購入した 2020 M1 MacBook Air.同じスペックで5万円安い.

税込み価格に差が出るのは,2018年は消費税が8%だったから.

では本題.

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M1 MacBook を買って変わったこと

Photo : iStock by Getty Images

購入段階では「Apple製チップ最初のモデルだし,そこまで体感できる性能差もないだろう」と予想していた.しかし実際使ってみると,結構な違いである.買ってよかった.

じゃあ,具体的にどこかというと下記のとおり.

  • バッテリー寿命が長い
  • Macの起動(開いてから使い始めるまで)が一瞬
  • Safari が高速で動く(Chrome から Safari に変えました)
  • キーボードが打ちやすく静か(2018 MacBook Air から買い替え)

バッテリー持ちがよい

まずはバッテリーの持ちがよくなったこと.

Appleのサイトにも新 MacBook のアピールポイントとして大きく書かれている.2018 MacBook Air のバッテリー持ちは,たしか公称で12時間.実際使っていると9時間〜10時間くらいで充電が無くなる.2020 M1 MacBook Air は,公称で18時間.まだ2日しか使っていないけど,本当に電池が減らない.15時間くらいは平気で使えそうなバッテリー持ち.

実際,この記事を書きながらアプリをインストールしたり,データを同期しているが,2時間使ってバッテリー残量が 87% 残っている.単純計算しても,やっぱり15−16時間は使えそう.ファンレスなのでファンも回らないし,膝の上に乗せていても熱くならない.快適.

最大18時間
駆動する
バッテリー。
うれしい
6時間増量。

Apple
体感でも分かるバッテリー持ち良さ.これでけでも買う価値を見いだせる.

起動が一瞬

iPhoneのほどでは無いが,MacBookも一日に何回も起動する.メインマシンとしてMacBookを使っている人ほど,起動回数も多くなる.

M1 MacBook Air に変えてから,起動のストレスが全く無くなった.(おそらく MacBook Pro も同じく早いはず)2018 MacBook Air は,Macを開いてから画面が起動するまで,数秒かかることが多かった.しかし,M1 MacBook Air はそれが無い.iPhone や iPad のような感覚でログインすることができる.Macを開いたら,すでに画面が起動している.

些細なことと感じるかもしれない.しかし,毎日使うデバイスはこういうところこそが大切.

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Safariが高速で動く

Safariが快適すぎて,Chromeからメインブラウザを変更した.

5年くらい前から,メインのブラウザは Google Chrome.パスワードは覚えておかなくていいし,ブラウジングも快適,Mac ⇔ iPhone ⇔ iPad と行き来しても連携してくれる.メモリ消費がときおり激しくなることと,バッテリーの減りを早くするのが玉にキズだが,それはトレードオフと考えて長年 Chrome を愛用してきた.

M1 MacBook Air は,Appleのデフォルトブラウザ Safari に最適化されている.もちろん,過去の MacBook も最適化されていた.しかし今回は,桁違いの最適化ぶりである.Chrome と Safari で複数サイトを何度か比較してみたが,体感で分かるほど Safari のほうが速くページを表示してくれる.ブラウザは長時間利用するので,この差は大きい.

しかも最近は,Chrome ⇔ Safari のブックマーク移動やパスワード共有が簡単にできるようになっている.数分移行作業すれば,ブックマークしているサイトも全部 Safari で使えるし,Chrome が覚えてくれていたパスワードは Safari も記憶してくれる.最初ショートカットキーが違うので,やや誤操作が目立ったが1日使っていると慣れてくる.

M1 Mac を購入したら,ぜひ Safari を使ってみてほしい.

Safari を使ったブラウジングが快適.

【編集後記】Safari と新しいワードプレスのエディターの相性が悪い

ワードプレスでブログを書いている人は,新しい Safari を使うとき注意が必要.M1 MacBook のOS「Big Sur」の Safari と,ワードプレスのブロックエディタの相性が非常に悪いことに気づきました.

新しいワードプレスのブロックエディタを使っている人は,Safari の利用は一旦控えたほうがよい.具体的には,「画像のサイズが変えられない」「更新がフリーズ」「クリックしても正常に動作しない」などの症状が確認されています.(現在ブログの更新は Chrome でやっています)

キーボードが快適

人間,自分の使っているモノはよく見える.特に高い金額を出して買った製品は「これがいい」とバイアスが働いてしまう.

バタフライキーボードより,シザーキーボードが多くの点で優れている.これは紛れもない事実.

違いは主に3つ「タイピングが静か」「打感がいい」「耐久性」.2018 MacBook Air から M1 MacBook Air に変わって,キーボード違いはすぐに実感できた.特にタイピングするときの音は,M1 MacBook Air のほうが圧倒的に静か.2018 MacBook のバタフライ構造のキーボードは「パチパチ」とした音がする.M1 MacBook のシザー構造のキーボードは同じ感覚で打っても,その音がしない.

こころなしか,指も痛くならない.

M1 MacBook Air,タイピングが静かで快適.

M1 MacBook Air,これから数年メインマシンとしてよろしく.

〈了〉

SourceNotes

  • Apple
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