この記事では,カメラを使っているとよく耳にする「フランジバック」について解説しています.
フランジバックとは,レンズのマウント面から撮像素子までの距離のこと
カメラを使っていると耳にする,フランジバックという言葉.フランジバックとは,レンズのマウント面から撮像素子 / またはフィルム までの距離のことを指します.
ちなみに,レンズマウントの基準となる面のことをフランジと呼ぶので,それを覚えておくと名前と意味が理解できると思います.フランジから後ろ(バック)の長さという意味ですね.
フランジバックは,メーカーやレンズによって様々で,規格ごとに厳密に決められています.ぼくが使っているNikonだと,Fマウントレンズのフランジバックは46.5mmで,Zマウントレンズのフランジバックは16mm.同じメーカーでもレンズが変わるとここまでフランジバックに差が出ます.
FマウントとZマウントのフランジバックがここまで違う理由は,Fマウントが一眼レフ用のマウントなのに対して,Zマウントはミラーレスカメラ用のマウントだから.
一眼レフの場合,撮像面とレンズの間にミラーが入るので,構造上どうしてもフランジバックが長くなります.フランジバックを理解するうえで,一眼レフとミラーレスの違いも覚えておくと,知識が深まると思います.
SourceNote
- 体系的に学ぶ デジタルカメラの仕組み 第4版
- Z マウントの内径や、Z シリーズのフランジバックについて教えてください
- レンズマウント外径・内径とフランジバックの一覧
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