Nikon Z50は,『APS-C』センサーを搭載したニコン初のミラーレスカメラです.(フルサイズミラーレスは,これまでZ6とZ7が発売されています)
この記事では,『APS-C』という言葉の意味について,Z50の特徴と併せて解説しています.
『APS-C とは!?』
APSとは,「アドバンス・フォト・システム」の頭文字であり略称です.advance/アドバンスには,「進歩,進展,発展したもの」といった意味合いがあるので,意訳すると「進歩発展した写真の仕組み」といった意味になると思います.
APSには,C,H,Pなどサイズに違いがあり,35mmフィルムと同じ縦横比のCサイズのセンサーをAPS-Cと呼びます.APS-Cのセンサーサイズは,約23.6mm × 15.8mmです.ちなみに,Z50のカタログに記載されているセンサーサイズは「23.5mm × 15.7mm サイズのCMOSセンサー,ニコンDXフォーマット」となっています.(製品カタログより引用)
撮像素子/イメージセンサーのサイズは,カメラによって多少異なります.最近カメラ系の書籍をよく読むのですが,確かに本によってAPS-Cセンサーのサイズ表記は異なっています.『体系的に学ぶ デジタルカメラのしくみ』という本には,APS-Cのセンサーサイズは,22.5mm × 15mmと書いてありました.
- フルサイズ(36.0mm × 24.0mm)
- APS-C(23.6mm × 15.8mm)
- フォーサーズ(17.3mm × 13.0mm)
更に余談ですが,iPhone11 Proのカメラは「超広角と望遠が1/3.6型」,広角が「1/2.5型」のセンサーが搭載されているようです.
『Nikon Z50』DX(APS-C)フォーマットのミラーレスカメラ
Nikon Z50は,『APS-C』センサーを搭載したニコン初のミラーレスカメラです.2019年11月に発売されました.Nikonでは,2018年にフルサイズミラーレスのZ6とZ7が発売されていましたが,APS-Cサイズのミラーレスカメラは長らく発売されていませんでした.
Nikonでは,APS-Cサイズのカメラのことを『DXフォーマット』と表現しています.(フルサイズは,FXフォーマット)Z50は,ニコンのZシリーズで初のDXフォーマットのミラーレスカメラということになります.
Zマウント搭載のZシリーズのNikonは,その高い描画性能があらたてめ評価されてきています.ぼくは,3ヶ月ほど使っていて写りにも非常に満足しています.購入を検討している人は,ぜひ家電量販店などで実機に触れてみるとよいでしょう.
Nikon Z50の満足度の高い仕上がりを,ちょっとだけ補足
DXフォーマットのミドル機に位置するZ50ですが,Z6やZ7のデザインを踏襲していて,かつマグネシウム合金のボディで作られています.
確かに,キットレンズはプラスティック製なのでチープに見えますが…そこは違うレンズを付けたり,あまり気にしない(写りは非常によいので)で使うなど,見た目対策はいくつかあります.Z50のボディそのものは,非常に満足度の高い仕上がりになっています.
しかも中身も優秀です.
- フルサイズのZ機と同じEXPEED6を採用
- 有効2088万画素のCMOSセンサー
- 描画性に優れたZマウントを採用
- Z6やZ7で好評のピクチャーコントロールを採用(様々なフィルター効果)
- 常用感度は100〜51,200(しかもISO6400とかでも実用できる)
といった感じで,Z50は最新のスマートフォンカメラと比較しても,一線を画する高画質な画像を手に入れることができます.もちろんレンズ交換式なので,数十年前の古〜〜〜いレンズ/オールドレンズを装着して味わいとボケ感満載の写真を楽しむこともできます.
Z50は,人物,ペット,風景,スポーツ,飛行機や列車…など,様々な被写体を楽しく撮れる非常にコスパの良いカメラです.
SourceNote / 参考文献
- iPhone 11 Proの超広角カメラをマイクロフォーサーズ超広角レンズと比べてみる:センサーサイズはこちらのサイトを参照にしました
- ニコン Z50マニュアル
- 体系的に学ぶ デジタルカメラのしくみ 第4版