【Beats Studio】壊れたイヤーパッドを交換する方法『YAXI PRO編』

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2年ほど前に、Beats Studioの劣化したイヤーパッドを修理する方法を紹介しました。

数年経ち、今のイヤーパッドもそろそろ交換の時期がきているように感じます。

具体的には、イヤーパッドとヘッドホン本体の接着部分が外れやすくなっている状態です。

ちょうどタイミング良く、YAXI様からBeats用のイヤーパッドをご提供いただきましたので、今回はこちらをレビューします。

YAXI(ヤクシー)のイヤーパッドの特徴は内側部分の生地が接着ではなく、きちんと縫製されているところ。

以前交換した時は、この内側部分の生地剥がれが原因だったので、ここが縫製されているのはユーザーにとって非常にありがたいことだと思います。

これでまた、快適に愛用Beatsで音楽を楽しむことができそうです♪

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交換前のイヤーパッドと本体接着部分。
最近この部分が、簡単に外れるようになってきていました。
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YAXI(ヤクシー)様からご提供いただいた、BeatsStudio用のイヤーパッド。
今回は、こちらに交換していきます。
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Beatsのイヤーパッドを自分で交換する方法

Beatsはイヤーパッド部分を、ユーザー自身でも交換できる構造になってます。

あまり知られていませんが、特別な技術などなくても個人で簡単に交換することが可能です。

Beatsの正規の修理に依頼することもできますが、保証期間を過ぎてしまうと費用はかなり高額です。

以前、保証期間が切れたBeatsStudioのイヤーパッド交換の見積もりを依頼しましたが、なんと17,000円という衝撃の価格でした。

Beats用のイヤーパッドは、Amazonなどでも販売されており、正規品でなくとも音質には全く影響しません。(素人見解ですが)

方法も以下のとおりで、10分もあれば交換ができます。

  1. 【修理手順1】古いイヤーパッドを外す
  2. 【修理手順2】残った接着テープを綺麗に剥がす
  3. 【修理手順3】新しいイヤーパッドを取り付ける
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破損したBeatsStudioのイヤーパッド部分。
内径部分が接着のため、経年劣化で剥がれてきます。

【修理手順1】古いイヤーパッドを外す

まずはじめに、傷んでしまった古いイヤーパッドを外します。

ネジで固定されていると思い込みがちですが、Beatsのイヤーパッドは強力両面テープで接着されています。

そのため、キャッシュカードなどを使って簡単に外すことができます。

ネットで見るとナイフなどを使って外している人もいましたが、個人的にはやや硬めカードがおすすめです。(Tカードやキャッシュカードなど)

本体とイヤーパッドの隙間にカードを少しづつ押し込み、接着に使われている両面テープを剥がしていきます。

画像を見ていただければ、どの部分が接着されているか分かるので、その部分にカードを差し込んでいくイメージで剥がしてください。

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やや硬めのカードを隙間から丁寧に押し込み、接着テープを剥がしていきます。
※純正品のイヤーパッドを外した際の画像を使用しています。

【修理手順2】残った接着テープを綺麗に剥がす

本体とイヤーパッドを外したら、それぞれに残っている接着テープを綺麗に剥がします。

ここでは特に工具などを使わず、手の指でくるくる丸めるようにして剥がせばOKです。

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BeatsStudioの本体部分、残ったテープを指でくるくる丸めるように剥がします。
※同じく、純正品のイヤーパッドを外した際の画像を使用しています。
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イヤーパッドを外したあとのBeats(部分)
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イヤーパッドを外したあとのBeats(全体)

【修理手順3】新しいイヤーパッドを取り付ける

新しいイヤーパッドを取り付ける際の注意点は2つです。

  • イヤーパッドは左右で形状が異なります
  • 凹凸部分(2箇所)を正確にはめ込みます

1つ目の注意点は、イヤーパッドの形状が左右微妙に違っているという点です。

Beats Studioのヘッドフォンは右耳に充電ポートがついているため、左右の形状が異なります。

接着する際に、左右を間違えないよう注意してください。

2つ目の注意点は、ヘッドホン本体にある小さい爪のような突起とイヤーパッドの穴を正確に合わせることです。

ここを正確に合わせないと、接着があまくなりイヤーパッドが簡単に外れてしまいます。

充電ポートのない左耳の方が取り付けやすいため、そちら側から着手するとよいでしょう。

うまく取り付けることができたら、本体とイヤーパッドを1〜2分くらい手で圧着します。

あまり強い力はかけないでも大丈夫です。自分の頭をマッサージするくらいの感覚でグッと圧えます。

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取り付け前のYAXI(ヤクシー)製イヤーパッド。
テープ部分は簡単に取り外すことができます。片耳づつ作業をしましょう。
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画像はBeatsStudio本体の右側、ポートがあるので左耳のパッドから着手するのがおすすめ。
小さい爪のような突起が本体に2箇所あり、その突起とイヤパッドの穴を合わせるのがポイントです。
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1〜2分ほど圧着すると、本体とイヤーパッドの隙間がなくなりピッタリと接着できます。
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『YAXI PRO BeatsStudio』が優れている2つの理由

最後に、今回ご提供いただいた『YAXI PRO BeatsStudio』を優れている点を2つご紹介します。

  • 内径部分がミシン縫製なので丈夫で長持ちする
  • 強力な両面テープで外れる心配がない

内径部分がミシン縫製なので丈夫で長持ちする

『YAXI PRO BeatsStudio』は、内径部分がミシンで縫製されています。

正直この点は、かなり良いと思いました。

Beatsのイヤーパッドがダメになる原因は、大きく2つで「内径部分の接着が剥がれること」と「イヤーパッドが毛羽立ったりして痛むこと」です。

内径部分を縫製してあるということは、破損の確率が半減すると考えることもできます。

4万円もするBeatsなので、ぶっちゃけ正規品から縫製してほしいところですが、そのへんは次期モデルに期待したいと思います。

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これまで使用していた他社製品のイヤーパッド、内径部分は接着されている仕様。
※Beatsの純正イヤーパッドも接着仕様です。
(最新のモデルは改善されているかもしれませんのご了承ください)
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YAXI(ヤクシー)製のイヤーパッド。よく見ると内径部分も縫製されているのが分かります。
接着だと経年劣化で生地が剥がれるため、縫製仕様の方が圧倒的に良いです。

強力な両面テープで外れる心配がない

以前交換したイヤーパッド(Amazonで購入)は、接着する両面テープが剥がれやすく、何度も別で購入した3Mの両面テープで貼り直すという作業が必要でした。

『YAXI PRO BeatsStudio』は適度な厚みと強度のあるテープが使用されているため、一度接着するとかなりガッチリと固定されます。

しばらく利用してみないと、経年劣化の具合は分かりませんが、所感としては外れにくそうです。

また、イヤーパッド表面の合皮の肌触りもよいので、装着したときのフィット感も良好です。

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YAXI(ヤクシー)製のイヤーパッドを取り付けたBeats。
隙間もほとんどなく、しっかりと接着されています。
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YAXI(ヤクシー)製のイヤーパッドを取り付けたBeats(全体)。

『YAXI PRO』は2色展開で3,200円

『YAXI PRO』は白と黒の2色展開

AmazonやYAXIの直販サイトでは3,200円購入できます。

Beats用イヤーパッドとしてはやや高価格帯ですが、非常に高品質なのでコスパは高いと思います。

対応機種は以下のとおり。

愛用のBeatsが対応しておりイヤーパッドが劣化が気になる人は、一度交換を検討してみてください。

  • Beats Studio3 Wireless
  • Beats Studio V2 Wireless
  • Beats Studio V2 Wired
  • Beats Studio Wireless

最後に、YAXIの公式動画やAmazonのリンクを貼っておきますので、気になる人はぜひサイトをご覧ください。

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