Googleスプレッドシートの基礎関数 Vol.2【MAX関数、MIN関数】

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Googleスプレッドシートには、あらゆる計算に対応できるよう沢山の関数が用意されています

Googleの公式サイトでも、スプレッドシートで使える関数が紹介されていますが、その数およそ数百…。
全部数えようと思いましたが、あまりの多さに途中で断念しました。

すべての関数を覚えて使いこなすことは、恐らく不可能でしょう。

これらの関数のほとんどは、多くの人にとって使用頻度の低いものだと思います。
スプレッドシートの関数は、「必要になったらググって使う」が鉄則なので、関数を覚えて無くても特に気しなくて大丈夫です。

しかし一方で「頻繁に使う関数なので、覚えておいたほうが良い」という関数もいくつかあります。

  • SUM(合計値)
  • MAX,MIN(最大値、最小値)
  • ROUND(四捨五入)
  • IFERROR(エラー時の表示切り替え)
  • IF(条件分岐)
  • SUMIF(条件指定して合計)
  • SUMIFS(複数条件を指定して合計)
  • COUNTIF(条件を満たす値の数)
  • COUNTIFS(複数の条件を満たす値の数)
  • VLOOKUP(検索と表示)
  • EMONTH(月末など日付の計算)

今回は、この中から特定のセル範囲から最大値を求めるMAX関数と、最小値を求めるMIN関数について書いていきたいと思います。


Googleスプレッドシートで『MAX関数』『MIN関数』を使う

特定のセル範囲から、最大値を求めるのがMAX関数最小値を求めるのがMIN関数です。

MAX関数、MIN関数の書き方
=MAX(A1:A3)
=MIN(A1:A3)

↑のように直接関数を書き込んでもよいのですが、スプレッドシート上部のメニューから「挿入」>>「関数」>>「MAX」(または「MIN」)の順に進み、範囲をマウスで指定すれば簡単にMAX関数、MIN関数を使用することができます。

セルをマウスでドラックした場合、「A1:A3」のように、セルの開始位置(この例ではA1)と終わりの位置(この例ではA3)を「:(半角コロン)」でつないだ範囲が入力されます。

「:(半角コロン)」でセルを指定した場合、開始位置〜終わり位置に入力されている値の中から最大のもの(または最小のもの)がセルに表示されます。

また、SUM関数と同様に指定した個別のセルから最大値や最小値を求めることもできます。
この時は「:(半角コロン)」ではなく「,(半角カンマ)」を使ってセルを指定します。

MAXやMIN関数では、SUM関数に比べると個別のセルを選択することは少ないと思いますが、念の為覚えておきましょう。

出所smatu.net
スプレッドシートのスクリーンショット。
上部のメニューから、「挿入」>>「関数」>>「MAX」(または「MIN」)の順に進むと、簡単に関数を入力することが出来ます。
出所:smatu.net
スプレッドシートのスクリーンショット。連続したセルの範囲を指定する場合は、「:(半角コロン)」を利用します。
出所:smatu.net
スプレッドシートのスクリーンショット。個別セルの範囲を指定する場合は、「,(半角カンマ)」を利用します。

上限または下限となる数値を指定すること

MAX関数とMIN関数は、直接数値を指定することも可能です。
例えば、

直接指定の例
=MAX(A1,100)

↑のように関数を書くと、A1と100のどちらか大きい方の数値が表示されます。(同じ書き方でMIN関数も使えます)
この書き方は指定した範囲から値を求める時に、上限・下限を設定したい場合に有効です。

出所:smatu,net
スプレッドシートのスクリーンショット。特定の値と比較したい場合は、半角カンマのあとに比較したい値を書きます。

Googleスプレッドシートの関数を調べるコツ

記事の最初にも書きましたが、スプレッドシートにはとても沢山の関数があるので、すべてを覚えて使いこなすことは不可能です。
そのため「必要になったらググって使う」が鉄則となっています。

記事のまとめとして、必要に応じて関数を調べるための、ちょっとしたコツを紹介しておきたいと思います。

関数を調べるコツ【その1】Googleのヘルプページを参照する

スプレッドシートで使える関数は、Google公式サイトの「ドキュメントエディタ ヘルプ」というページで一覧になっています。
関数に困った時は、まずこのページで調べてみるとよいでしょう。
(記事末のSourceNoteに、リンクを貼っておきます)

ページの上部には、キーワードによる絞り込み(複数選択も可)のためのウィンドウが用意されています。
ウィンドウで絞り込んでみたり、Command+F(Windowsの場合は、Control+F)で検索してみましょう。

関数を調べるコツ【その2】「キーワード+できない」で検索する

Googleヘルプページで調べる以外にも、単純にググる(Googleで検索する)という方法もおすすめです。
この時「〇〇 やり方」や「◯◯ 方法」といった検索ワードより、「〇〇 できない」といったワードで調べたほうが良いページが検索にヒットします。

困った時は「キーワード+できない」でググってみてください。

もっと詳しくスプレッドシートの関数を勉強したい時は?!

Googleスプレッドシートの関数をもっと学びたい人は、以下の2冊の本がおすすめです。

どちらもExcelの本ですが、多くの関数はスプレッドシートでも利用することができます
関数の基本的な考え方、応用方法はとても勉強になるので、気になる人は書籍にも目を通してみてください。

値段は2000円前後とやや高額ですが、役立つスキルが身につくので費用対効果は高いと思います。

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