総務省統計局の「日本の統計 2017」の発表によると、日本では年間8万冊以上の本が出版されています。
漠然と沢山の本が出版されているとは知っていましたが、具体的な数字をみると「8万冊もでているのか」と少々驚きをおぼえます。
2017年も、8万冊以上の本が出版されているそうです。
沢山の本がつくられているのは漠然と知っていましたが、こうして実数を見るとリアルに感じますね。#日本の統計2017https://t.co/nmxB30oz4o— 稲林 タク @smatu.netの人(iPhone中毒者) (@takg_jp) 2018年5月24日
今日これから記事で書いていくのは、『flier(フライヤー)』という本の要約サービスについてです。
読書好きの人であれば、一度は聞いたことのあるサービスでしょう。
「すでにフライヤーを利用している」という方も多いと思います。
フライヤーでは、4月頃にWeb限定で音声読み上げの機能が実装されました。
要約された記事をラジオのような感覚で聴くことができるので、使ってみて便利だなぁと感じました。
しかしWeb限定のため、フライヤーのiOSアプリでは利用することができませんでした。
「アプリで早く使えないかなぁ」と思いつつも、年内にリリースされればいいや程度の感覚で気長に待っていましたが…。
先日ついに!!、アプリでも音声再生で要約を聴けるようになりました。
意外と早く対応してくれたので、嬉しく感じています。
フライヤーの技術者の人達には、本当に感謝ですm(_ _)m
4月からWebで実装されてましたが、iOS版も意外と早くリリースされましたね♪
気になっていた人は、一度利用してみましょう。便利です😁#flier #音声機能メディアドゥHD、書籍の要約 AIが読み上げ:日本経済新聞 https://t.co/wT1JkhjN5H
— 稲林 タク @smatu.netの人(iPhone中毒者) (@takg_jp) 2018年5月24日
音声再生をiOSアプリで使えるようになったのが、5月22日から。
リリースから2日経ちますが、15冊くらい音声で要約を聴きました。
音声再生機能のおかげで、アプリをかなり利用するようになりました。#flier #音声再生 pic.twitter.com/uyOuZZ5mIT
— 稲林 タク @smatu.netの人(iPhone中毒者) (@takg_jp) 2018年5月24日
使ってみた感想は「よくぞやってくれた!!」といった感じで、とても満足しています。
現在、少々のバグは残っていますが、致命的なものは特にありません。
無料会員でも利用できるので、気になっている人はこの機会にフライヤーを使ってみてはいかがでしょうか?!
フライヤー音声再生の特徴
「とにかく使ってほしい」というのが個人的な想いですが、せっかくなのでフライヤーの
- 音声再生の良いところや活用方法
- アップデートに期待したいこと
をそれぞれ紹介します。
音声再生の良いところ・活用方法
バックグラウンド再生に対応しています。
他のアプリに切り替えたり、スリープ状態にしても音声は再生されます。
要約を再生しながらニュースを読んだりできるので、マルチタスクが得意な人でも大丈夫です。
倍速再生にも対応
要約の再生時間は、通常の速度(1.0倍)で約15分です。
再生の速度は
- 1.0倍速
- 1.2倍速
- 1.5倍速
- 2.0倍速
の4つから選ぶことができます。
好みもあると思いますが、個人的には1.5倍速がおすすめ。
フライヤーの音声再生は、ほぼ間違いなく機械による再生です。
Amazonのオーディブルのように、日本語の発音が流暢ではありません。
そのため、通常速度の再生だと発音が気になってしかたありません。
ぼくの場合、内容に集中できないレベルでした…。
1.5倍や2.0倍にすることで、ニュースを高速再生しているような感じになります。
1.5倍速〜だと、単純に沢山の本の要約を聴くことができるので一石二鳥です。
歩きながら本の要約が聴けるので読書が捗る
2倍速で再生すると、1冊を約7〜8分で聴き終えることができます。
移動時間など、音楽を聴くかわりにフライヤーを利用することで、細切れの時間を使って沢山の本の要約を頭に入れることができます。
今後のアップデートに期待したいこと
再生を一時停止して戻るをタップすると、高確率でアプリが落ちてしまいます。
記事を書いている時のバージョンは、2.1.1。
かなりの頻度で落ちるので、ここは早急にアップデートで改善してほしいと思います。
ちなみに音声再生をストップして前のページに戻ってしまうと、もう一度再生するとき読み上げが最初からスタートします。
また、音声を最後まで聴いても本のステータスが、「読了」になりません。
このあたりの機能も、アップデートで改善されるといいですね。
本の要約サービス『flier』。
ios版も、要約の音声再生ができるようになりました。途中で停止して戻ると、高確率でアプリが落ちますが…
今のところ、便利に利用させていただいております。#flier #音声機能 pic.twitter.com/cruP5DGyY2
— 稲林 タク @smatu.netの人(iPhone中毒者) (@takg_jp) 2018年5月24日
フライヤーは、新しい本と出会えるサービス
PHOTO: iStock by Getty Images
個人的な見解ですが、フライヤーが読書の代替えになるとは思っていません。
フライヤーは流行りのビジネス書や、普段読まないジャンルの本との、出会いのキッカケだと考えています。
フライヤーはあくまで要約なので、完全にその本の内容を理解することは不可能です。
プロといえど、要約者のフィルターが入っています。
しかし、細切れの時間を使って要約を聴き、気になった本があれば購入してじっくり読んでみる、というスタイルを実践することで沢山の本と出会うことができます。
また、過去に読んだ本の要約を聴きなおすという使い方も効果的です。
何気なく読んでいた箇所も、要約者が取り上げることで本を複数の視点で解釈することができます。
まずは無料登録で数冊ためして、気に入ったら有料プランに切り替えるとよいでしょう。