iPhoneやiPadなどのiOSデバイスには、『AirDrop(エアードロップ)』と呼ばれる便利な機能があります。
今回は、このエアードロップの活用方法と、使い方について書いていきたいと思います。
ちなみにエアードロップは、こんな人におすすめです。
- iPhoneやiPadなどiOSデバイスを2台以上持っている
- 家族や友達にiPhoneユーザーが多い
- 近くの人と写真(またはその他コンテンツ)をよく共有する
このような条件に当てはまる人や、「エアードロップって何だろう??」という人は、ぜひ最後までお付き合いください。
iOSデバイス同士のコンテンツ受渡しには、AirDropがおすすめです。https://t.co/Bty83nC0sz
— 稲林 タク @smatu.netの人(iPhone中毒者) (@takg_jp) 2018年4月25日
エアードロップとは!?「AirDropで何ができるのか!?」
AirDrop(エアードロップ)とは、近くにある他のApple製デバイスと、写真、ビデオ、書類などをすばやく共有できる機能のことです。
エアードロップを使えば、写真や見ているウェブページ、連絡先や位置情報などの様々なコンテンツを、簡単に他の人と共有することができます。
(共有できるコンテンツについては後述します)
エアードロップはiPhoneなどiOSデバイスやMac独自の機能で、Apple以外のデバイスでは利用できません。
しかし、使い方も比較的簡単で見せたいコンテンツをすぐに共有できるのが、エアードロップの良いところ。
Appleユーザーであれば、エアードロップの機能と使い方をしっかり理解しておきましょう。
エアードロップの使い方
エアードロップは写真や連絡先など、様々な情報を共有できます。
操作は次のように行います。
- アプリを開いて、共有したいコンテンツを探します
- 「共有アイコン(四角に↑)」をタップします
- 「タップしてAirDropで共有」の欄からユーザーを選びます
共有したいユーザーのアイコンをタップすると、送信が完了します。
送信先のデバイスには、送ったコンテンツのプレビューが表示されます。
コンテンツを受け取る場合は、そのまま「受け入れる」をタップしてください。(受け取りたくない時は「辞退」をタップ)
複数のアイテムをエアードロップで共有する
エアードロップは、複数のアイテムを一度に共有することも可能です。
例えば、沢山の写真を近くの人と共有したいときも便利です。
複数のアイテムを共有するには、「選択」をタップし、対象となるアイテムをタップしていくだけです。
3Dタッチを使ってアプリのリンクを共有する
3Dタッチに対応したiPhoneは、AirDropでアプリへのリンクを共有することができます。
ホーム画面でアプリのアイコンを長押し(強く押し込む)します。
ショートカットメニューが表示されるので、その中から「〇〇(アプリ)を共有」をタップしてください。
エアードロップで写真や動画を受信する
エアードロップでコンテンツを受け取る場合は、以下のように操作します。
- 他の端末からAirDropを使ってコンテンツを共有します
- プレビュー付きの通知が表示されるので「受け入れる」をタップします
(「辞退」をタップするとコンテンツの受け取りを拒否できます)
「受け入れる」をタップすると、コンテンツが送信元と同じアプリの中に入ります。
例:写真を共有された場合は写真アプリに保存され、ウェブページはSafariが起動して自動的に開きます。
自分の端末でエアードロップを受信する
コンテンツをエアードロップで自分自身に送る場合、「受け入れる」または「辞退」のオプションは表示されません。
同じApple IDでサインインしているかを、確認しておきましょう。
エアードロップの設定方法
エアードロップの受信には3つのタイプがあります。
- 受信しない
- 連絡先のみ
- すべての人
エアードロップは、「設定アプリ」>>「一般」>>「AirDrop」の順に進んで設定を行います。
3つの中から、好きな設定をタップ(チェックを入れる)しておきましょう。
受信しない
エアードロップの共有相手に、一切表示されない設定です。
エアードロップは、デバイス名が共有しようとする相手に表示されます。
自分の端末の名前を見られたくない、またはエアードロップは全く利用しない、という人は「受信しない」にしておいたほうが無難です。
連絡先のみ
連絡先に登録されている相手のみが、エアードロップの対象として表示されます。
エアードロップを使いはじめた時は、この設定で試してみるのがおすすめです。
すべての人
エアードロップで送信しようとする端末すべてに、デバイス名が表示されます。
例えば「山田 花子」という名前で登録していると、全く知らない人にも「山田 花子のiPhone」と表示されます。
初対面の人や、知人の知人など、ちょっと関係の離れた人とエアードロップを利用する場合は、この設定を利用します。
エアードロップの送信先が表示されない時の対応方法
エアードロップは、いくつかの条件が揃わないとコンテンツの共有ができません。
共有する相手やデバイスが認識されない場合は、以下の3点を確認してください。
Wi-FiとBluetoothがオンになっているか
エアードロップは、利用者の双方で「Wi-Fi」と「Bluetooth」をオンにする必要があります。
また、どちらかの端末がインターネット共有をオンにしている場合もエアードロップが使えません。
インターネット共有は、オフにしてください。
相手の端末が近くにいるか
送信相手の端末が、近くにあることを確認してください。
相手のデバイスが、BluetoothやWi-Fiの通信範囲外にあるとエアードロップは使用できません。
10m以内くらいを目安にするとよいでしょう。
- 双方のデバイスでAirDropが有効になっているか確認し、お互いに30フィート(9メートル)以内に置きます。
相手の受信設定が「受信しない」または「連絡先のみ」になっていないか
相手側のエアードロップ受信設定が、「受信しない」や「連絡先のみ」に設定されていないかを確認します。
相手の端末に連絡先が登録されていない場合は、受信設定を「すべての人」に変えるようにして下さい。
- Mac…2012年以降のモデルで、OS X Yosemite以降を搭載している必要があります。
- iOSデバイスにiOS7以降が搭載されている必要があります。
まとめ:エアードロップで送受信できるコンテンツ一覧
iOSデバイス同士でコンテンツを共有できる、エアードロップの機能はとても便利です。
SNSなどを介さなくても、簡単に写真やウェブページを共有できるのが大きな特長です。
最初は複雑に感じるかもしれませんが、慣れると他の共有方法が手間に感じるほどエアードロップは快適です。
記事の最後に、エアードロップで共有できるコンテンツをまとめておきます。
これらのコンテンツをiPhoneやiPadでシェアする時は、ぜひエアードロップを利用してみて下さい。
- 写真と動画
- 連絡先
- AppStoreのアプリ
- Safariのウェブページ
- マップアプリの位置情報
『写真と動画』をAirDropで共有する
写真や動画は「写真アプリ」から共有します。
エアードロップする写真をタップして、画面左下(iPadの場合は右上)の共有アイコンをタップします。
『連絡先』をAirDropで共有する
電話番号などは「連絡先アプリ」から共有します。
共有したい連絡先を開いたら、「連絡先を送信」をタップします。
『AppStoreのアプリ』をAirDropで共有する
アプリは前述のとおり、3Dタッチを利用して共有すると便利です。
共有したいアプリのアイコンを、ホーム画面で長押し(強く押し込む)します。
『Safariのウェブページ』をAirDropで共有する
ウェブページの共有はSafariから行います。
Safariで共有したいウェブページを開いたら、画面下部の中央にある共有アイコンをタップします。
『マップアプリの位置情報』をAirDropで共有する
旅先で検索した場所などは、マップアプリを使ってエアードロップすると便利です。
アプリで場所を検索して表示した後、画面を下へスワイプすると共有アイコンが表示されます。