Macで覚えておくべき5つの修飾キーと記号(⌘・⇧・⌥・⌃・⇪)

Style Metallic Keyboard/PHOTO: iStock by Getty Images

Macのキーボードについて調べていると、特殊キーが記号で表記されていることがよくあります。
「⌘=コマンドキー」は覚えている人も多いと思いますが、それ以外は記憶も曖昧な場合がほとんどでは無いでしょうか!?

ということで、この記事ではMacでよく登場する特殊キーと対応する記号について書いていきたいと思います。

紹介している5つの特殊キーは、

  • ⌘ … command(コマンドキー)
  • ⇧ … shift(シフトキー)
  • ⌥ … option(オプションキー)
  • ⌃ … control(コントロールキー)
  • ⇪ … caps lock(キャプスロックキー)

です。

Macの「修飾キー」について

Appleのサイトでは、
  • 修飾キー
  • 特定のキー

といった表現がされていますが一般的な記載にならい、この記事では「特殊キー」という表現で統一しています。


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Macで覚えておくべき5つの「特殊キー」と対応する記号

Closeup of command button or key/PHOTO: iStock by Getty Images

Macキーボードにある特定のキーは、よく特殊な記号を使って表現されます。

この「特殊キー」。
毎日Macを使っていても、覚えるまでに結構な時間がかかります。
(というより、今でもよく分からなくなって調べることが多々あります)

よく登場する特殊キーは、以下の5つです。
必要な時に参照できるように、メモやブックマークしておくと便利です。

  1. ⌘ … command(コマンドキー)
  2. ⇧ … shift(シフトキー)
  3. ⌥ … option(オプションキー)
  4. ⌃ … control(コントロールキー)
  5. ⇪ … caps lock(キャプスロックキー)
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「特殊キー」名前の由来・覚え方

evolution man/
PHOTO: iStock by Getty Images

MacやWindowsのパソコンキーボードで使われる、特殊キーのアイコン。
なぜ、今のようなアイコンが使われるようになったのでしょうか?!

気になったので、ネット記事やウィキペディアで調べてみました。

「特殊キーがなかなか覚えられない…」と冒頭書きましたが、特殊キーの成り立ちや意味を理解すると少しは忘れづらくなりました。

よく「意味記憶」より「エピソード記憶」の方が頭に残りやすい、と言いますが本当ですね。

⌘(コマンドキー)の成り立ち

コマンドキーは初代Macの開発メンバーだったスーザン・ケア氏が、「⌘」マークを見つけ採用したと言われています。

開発段階ではAppleマークが使われる予定でしたが、CEOのスティーブ・ジョブズ氏「自社ロゴの濫用」と感じたため別のマークを利用するように指示していました。

初代Mac開発メンバーであったスーザン・ケアが、北欧の史跡などを示す交通標識に使われる⌘マークを記号辞典で見つけ、採用したといわれている。開発段階ではアップルマークが使われていたが、コマンドキー表示としてアップルマークが連なるメニューを見たスティーブ・ジョブズが自社ロゴを濫用していると感じ、別のマークにするよう指示した。

引用:ウィキペディア「コマンドキー」より

⇧(シフトキー)の成り立ち

シフトキーの歴史は古く、タイプライターがあった時代から使われています。
限られたキーで、多様な文字を打ち出すことが出来るように考案されました。

当初のタイプライターでは、構造上1つのキーには1つの文字しか割り当てることができず、多種多様な文字を打ち出すために大量のキーを用意するか(和文タイプライターがそうである)、打ち出せる文字を制限するかしかなかった。そのため、初期のタイプライターは大文字しか打ち出せなかった。そこで、「シフト動作」が考案された。

引用:ウィキペディア「シフトキー」より

上向きの矢印が使われているのは、キートップの刻印の「上側」の文字を入力することなどから来ています。

「シフト」という表現は英文タイプライターの構造が由来である。当初は刻印用の文字盤が水平に置かれて、下からの打鍵圧力により打刻される(アップストライク方式)構造だったが、その文字盤をシフトキーで「シフト(shift,ずらす)」という構造になっていた。のちにタイプライターは文字盤を手前側に置かれ、前からの打鍵圧力によって打刻される(フロントストライク方式)構造へと移り変わった。その文字盤は「ずらす」のではなく「リフト(lift,持ち上げる)」されるが、呼称は変わることなく「シフト」と呼ばれ続けた。

引用:ウィキペディア「シフトキー」より

⌥(オプションキー)の成り立ち

オプションキーの成り立ちについては、ウィキペディアを探しても特に記載はありませんでした。
項目自体も短く、概要だけが説明されています。

オプションキー(英語:Option key)は、Macintosh向けキーボードに備わる修飾キーの一つ。たいていの場合コマンドキーの隣に設置されており、キートップには、記号「⌥」または「Option」が記されている。また、キートップ上部に「Alt」と記されている場合もある。Windows系OSでのAltキー(オルタネイトキー)に近い機能を持つ。

引用:ウィキペディア「オプションキー」より

オプションキーの由来は、回路図の電気の流れにあるようです。

左からの電流を「右上に流すか」「右下に流すか」、通常の動作を別のもの変えるという意味で「option」「 alternate (alt) 」が使われるようになったようです。

I’m not a Mac user, but my understanding is that this is a modifier key (modifies the normal action of another key when the two are pressed in combination).
I’ll just take a wild guess behind the symbology.
If you start at the extreme left side of the symbol, imagine the horizontal straight line representing the normal path something could take. The downward slash, could represent a divergence from the originally intended path onto an alternate path, thus representing the modification of the flow (much like the diagram they draw in time-travel movies when they attempt to describe alternate realities).

引用:Quora

上記の翻訳です

私はMacユーザーではありませんが、私はこれが修飾キーであることを理解しています(2つを組み合わせて押すと、別のキーの通常の動作が変更されます)。
私はシンボルの背後に野生の推測を取るだけです。
記号の極端な左側から始めるなら、何かが取ることができる正常な道を表す水平の直線を想像してください。 下向きのスラッシュは、最初に意図したパスから別のパスへの分岐を表すことができ、フローの変更を表しています(別の現実を記述しようとすると、タイムトラベルムービーで描く図とほとんど同じです)。

※こちらはGoogle翻訳を利用しているので、意味や文脈に若干分かりづらい点がありますがご了承下さい。

この回路図の左側から流れる電流を、スイッチによって、右上に流すか、右下に流すか選択できる。通常の動作を別のものに切り替えるという事で option や alternate (alt) を示すのだろう。

引用:Macの特殊キー記号の由来

出所:WISDOM2「option」のスクリーンショットより
出所:WISDOM2「alternate」のスクリーンショットより

⌃(コントロールキー)の成り立ち

色々調べてみましたが、コントロールキーに「^」が使われるようになった歴史は分かりませんでした。
(ごめんなさい)

「^」記号については英語のキャレット (Caret) や、初期コンピュータの制御文字・生成コードなどが関わっているようです。

テレタイプ端末、及び初期のコンピュータキーボードでは、コントロールキーを押しながら他のキーを押すと、生成されるASCIIの下位5ビット以外がゼロとなった。これによりユーザーはASCIIの非表示文字である最初の32文字 (0x00 – 0x1f) を生成、入力できる。これら非表示文字は制御文字と呼ばれ、キーボードから入力することで復帰 (CR)、改行 (LF)、改頁 (FF)、端末ベル (BEL) 等の動作を行わせる制御信号をコンピュータに送る。すなわち、コントロールキーとは制御文字を生成するための修飾キーである。

本来の制御文字の役割が時代遅れでほとんど使用されなくなった後、現在のソフトウェアは制御キーを他の目的で使用するようになっている。

なおテレタイプ端末ではコントロールキーと共に小文字のc、または大文字のCを使用した場合、得られる結果は同じである。しかしながら現代のコンピュータでは、通常これら二つのキーは区別されている。またコントロールキーが左右に二つあるキーボードの場合、アプリケーションによっては使い分ける場合がある。

引用:ウィキペディア「コントロールキー」より

^ 記号の^は、英語ではキャレット (Caret) と呼び、英文校正では脱字記号として使用されており、テキスト入力フィールドの文字挿入カーソルを示す図形として表示されることがある。またフランス語で使用されるアクセント符号の名前からアクサン(シルコン)フレックス、またはサーカムフレックスと呼ばれることもある。日本語では、その形状から「やまがた(山形)」、あるいは単に「やま」と呼ばれる。この記号は、数式をテキストで表記する時に累乗を示す記号として使用されることから、累乗記号としても知られる。

引用:ウィキペディア「コントロールキー」より

⇪ (キャプスロックキー)の成り立ち

Caps(キャプス)は、Capital lettersの略称です。
そして、Capital lettersは「大文字、頭文字」といった意味の英語です。

パソコンで大文字を入力する時はシフトキー(⇧)を使いますが、キャプスロックキーを押すとシフトキーを押さなくても大文字を入力できるようになります。

ここからは予測ですが、シフトキーの「⇧」を固定するという意味を表すことから、似たような「⇪」がアイコンとして使われるようになったと考えられます。

CapsとはCapital lettersの略、すなわちアルファベットの大文字の意味である。たいていの場合、CapsLockキーが有効になっている時にシフトキーを押しながら文字キーを押すと、例えば「GNU Free Documentation License」のような文字列が「gnu fREE dOCUMENTATION lICENSE」のようになるなど、大文字と小文字が入れ替わって入力される(シフトキーと関係なく、ロック状態では常に大文字とするシステムもある。

引用:ウィキペディア「CapsLockキー」より

出所:WISDOM2「Capital letters」のスクリーンショットより

SourceNote

記事内で翻訳に利用しているアプリ『ウィズダム英和・和英辞典2』【AppStore】

ウィズダム英和・和英辞典 2 – 物書堂

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