iPhone版のEvernoteを使っていて、「ノートが同期できない」「動作が重たい」といった症状に悩まされていませんか??
ついさっきまで、筆者のEvernoteもそのような状態でした。
Evernoteはブログ記事の下書きや、毎日のニューススクラップ作業に利用するといった、仕事のインフラ的な使い方をしています。
今のままではろくに作業が進みません。
「このままでは死活問題になるなぁ…」ということで、Evernoteの公式サポートに直接メールで問い合わせてみました。
その後、解決策を提示するメールが届いたので、そのとおりの手順で解決策を実行…
すると「ノートが同期できない」「動作が重たい」といった症状が、見事に改善しました。
今回の記事では、その時の方法をご紹介したいと思います。
Evernoteを使っていて、同じような悩みを抱える方の一助となれば幸いです。
Evernoteのエラー詳細と端末環境
実際の解決策をご紹介する前に、エラーが起こっていた環境をメモしておきます。
解決策とはあまり関係が無いので、読みたくない人はこの項目は飛ばしてください。
「ノートが同期できない」「動作が重たい」といった症状が出ていた時の環境は、以下のとおりです。
ちなみに、「動作が重たい」といった症状はここ最近、ずっと続いていました。
動作が重たいだけの場合は、
- Evernote内のキャッシュをクリアする
- Evernoteのゴミ箱を空にする
を行なうだけで、症状が解決するかもしれません。
「ノートは同期するけれど、Evernoteの動作が重たい」といった症状の場合は↑の2つだけでも最初に試してみるとよいかもしれません。
エラー発生時の端末やソフトウェアのバージョン
- 端末…iPhone6s
- iOS…10.3.3
- Evernoteのバージョン…8.3
- ノート数…4万程度
- ノートブック数…50程度
エラーの症状について
iPhone版のEvernoteが正常に同期されず、アプリが利用できる状況ではありませんでした。
(何時間待っても同期しない、動作が非常に重たい。iPad版・ウェブ版・Mac版は正常に作動)
4万程度のノート数でしたが、最新で追加した100くらいのノートがiPhone版だけ同期されない状態が続いていました。
その後、以下の5つの対策をとっても改善がみられませんでした。
(以下の対策後は、3万を超えたくらいでノートの同期が進まなくなりました)
- Evernoteアプリの再起動
- Evernoteアプリを削除>>再インストール
- iPhoneの再起動
- Evernoteのゴミ箱をすべて削除
- 競合しているノートをすべて削除
iPhone版のEvernoteのトラブル解決方法
このような状況の筆者のEvernoteでしたが、公式サポートの方が提示された解決策を実行したところ、見事症状が改善しました。
ここからはトラブル解決方法を、実際の手順にそってご紹介します。
STEP1:Evernoteのキャッシュをクリア
まずは、Evernoteアプリを起動してください。
画面下部にある「アカウントアイコン」>>「サポート」>>「キャッシュをクリア」の順で進みます。
「クリア」をタップするとEvernote内のキャッシュがクリアされます。
キャッシュとは!?
キャッシュとは、よく使うデータを一時的にPCやスマホなどに記憶させる仕組みのことを指します。引用:ITライフチャンネルより
STEP2:Evernoteからログアウトしてアプリを終了
キャッシュが消去できたら、画面左上の「戻る」>>画面右上の「ログアウト」の順で進み、Evernoteからログアウトしてください。
ログアウトできたら、端末のホームボタンをダブルクリックしてください。
起動しているアプリケーションが一覧されるので、Evernoteを上方向にスワイプします。
これでEvernoteアプリが一旦終了されます。
正常に終了できたら、ホームボタンを1回押してタスクを閉じます。
STEP3:Evernoteアプリを消去(アインストール)
次はiPhoneから、Evernoteアプリを消去(アインストール)します。
Evernoteのアイコンを長押しします。
全てのアイコンが震えだし、アイコン左上に「X」印が表示されます。
アイコン左上の「X」印を押すと確認のメッセージが表示されるので、「消去」をタップしてEvernoteをアンインストールしてください。
iPhone上で作成して同期が完了していないノートが無いか、必ず確認しましょう。
(未同期のノートがあるままiPhoneアプリを誤って削除すると、ノートは復元できません)
STEP4:ウェブ版のEvernoteから「アクセスの取り消し」
GoogleChrome(グーグルクローム)やSafari(サファリ)など、PCブラウザからウェブ版のEvernoteにアクセスします。
トップページ>>「ログイン」をクリックして、不具合の発生しているアカウントにログインします。
画面左下のアカウント設定>>設定(歯車アイコン)>>アプリケーション、の順にクリックして進みます。
アカウントにアクセスされたことのある、デバイス・アプリケーションの一覧が表示されます。
不具合が発生している端末の項目(端末名が表示されてます)の横にある、「アクセスを取り消す」をクリックします。
不具合が発生している端末のセッション情報を、すべてクリアしてください。
STEP5:iPhoneを再起動してEvernoteを再インストール
iPhoneを再起動してください。
iPhone再起動の手順は、以下のとおりです。
- 端末の電源を切ります。(電源ボタン長押しで、オフ画面が表示されます)
- 端末の電源が切れたあと、ホームボタンと電源ボタンを押し続けます。
- 画面はついて、リンゴマークが表示されますが、ホームボタンと電源ボタンは押し続けたままにしてください。
- 画面が消灯しますので、消灯を確認したらボタンを離します。
- 通常通り電源を入れてください。(電源ボタンを長押し)
iPhoneが再起動できたら、AppStoreからEvernoteアプリを再インストールしましょう。
Evernoteにログインすると、自動でノートの同期がスタートします。
ちょっと長かったですが、これで不具合が解消すると思います。
問題が解決しない場合は、お手数ですが直接Evernoteのサポートに問い合わせてみてください。
再インストール後は、新規アカウントを作成しないように注意してください。
「ログイン」のほうから、既存のアカウント情報にてログインしましょう。