iPhone8発売前なので、歴代iPhoneのディスプレイスペックを徹底比較

Mobile devices
Mobile devices/ PHOTO: iStock by Getty Images

iPhone発売前、毎年ワクワクが止まらなくなるこの時期が遂にやってきましたね!!

ということでiPhone発売まで今年も3ヶ月をきりました。
例年どおり、9月発売を前提にしていますので、あしからずm(__)m

2年前にも同様の記事を書いたのですが、初代iPhone→iPhone6sまででディスプレイ解像度は約13倍に進化しています。
果たして、初代iPhone→iPhone7では何倍になっているのでしょうか!?

今年も

  • iPhoneのディスプレイサイズ
  • iPhoneのpixel(ピクセル)解像度
  • iPhoneのアスペクト比(縦横比)

などの視点から、徹底比較していきたいと思います。

早速、初代iPhoneのディスプレイからみていきましょう。


iPhoneのディスプレイ比較:初代iPhone〜iPhone4s【スティーブ・ジョブズCEO時代】

STEVE JOBS displays on Apple products/
PHOTO: iStock by Getty Images

初代から数えると、17モデルものiPhoneがこれまでに発売されています。
スティーブ・ジョブズCEO時代と、ティム・クックCEO時代に分けてご紹介してたいと思います。

初代iPhoneのディスプレイスペック

  • ディスプレイサイズ…3.5インチ
  • 480 × 320ピクセル解像度、163ppi
  • アスペクト比…3:2
  • 発売日…2007年6月29日

初代iPhoneの歴史とエピソード

まさに歴史的な一日。
最初のiPhoneは、2007年6月29日に発売されました。

ディスプレイのサイズは、3.5インチ。
この3.5インチというディスプレイサイズは、iPhoneを発明したスティーブ・ジョブズが、人間の手から導き出した魔法のサイズです。
スティーブ・ジョブズが亡くなるまで、この3.5インチというこだわりのサイズは、一度も変わることがありませんでした。

また初代iPhoneは通信方式の違いなどが原因で、日本では発売されることはありませんでした。
ちなみに初代iPhoneは、カラーが1色のみです。

iPhone3Gのディスプレイスペック

  • ディスプレイサイズ…3.5インチ
  • 480 × 320ピクセル解像度、163ppi
  • アスペクト比…3:2
  • 発売日…2008年7月11日

iPhone3Gの歴史とエピソード

初代iPhoneの発売から約1年後。
日本ではじめた発売されたiPhoneが、このiPhone3Gです。

当時は、スティーブ・ジョブズと孫さんの蜜月関係から、日本ではSoftBankが独占販売。
iPhone欲しさに、キャリアを変更する人も沢山いました。

iPhone3Gからは、カラーがブラックとホワイトの2色展開になりました。

iPhone3GSのディスプレイスペック

  • ディスプレイサイズ…3.5インチ
  • 480 × 320ピクセル解像度、163ppi
  • アスペクト比…3:2
  • 発売日…2009年6月26日

iPhone3GSの歴史とエピソード

iPhoneで初めて動画の撮影が出来るようになったのが、このiPhone3GSからです。
また、容量に32GBモデルが初めて登場したのも、このiPhone3GSからです。

筆者としては、はじめて手にした思い出深いiPhoneです。

iPhone4のディスプレイスペック

  • ディスプレイサイズ…3.5インチ
  • 960 × 640ピクセル解像度、326ppi
  • アスペクト比…3:2
  • 発売日…2010年6月24日

iPhone4の歴史とエピソード

2010年発売のiPhone4から、画面の解像度が大幅にアップしました。
初代〜3GSまでのディスプレイ解像度と比較すると、実に4倍。

また、AppleはこのiPhone4からiPhoneのディスプレイを『Retina(レティナ)ディスプレイ』と呼ぶようになりました。
Retina(レティナ)とは、人間の網膜を指す意味の言葉です。

iPhone4sのディスプレイスペック

  • ディスプレイサイズ…3.5インチ
  • 960 × 640ピクセル解像度、326ppi
  • アスペクト比…3:2
  • 発売日…2011年10月14日

iPhone4sの歴史とエピソード

ディスプレイスペックは前モデルのiPhone4と同等でしたが、iPhone4sには音声アシスタントの『Siri(シリ)』が初めて搭載されました。
iPhone4sからは、CPUがDualCore(デュアルコア)になりiPhoneファンの間でも話題になりました。

そして、iPhone4s発売直前の10月5日。
Appleの創業者スティーブ・ジョブズ氏が亡くなりました。

4sという名称は、「4s(for Steve)=スティーブ・ジョブズにむけて」という意味も含まれているのではないか!?などの憶測をよびました。

iPhoneのディスプレイ比較:初代iPhone5〜iPhone7【ティム・クックCEO時代】

Apple Worldwide Developers Conference 2016/
PHOTO: iStock by Getty Images

2011年8月24日。
病気療養中のスティーブ・ジョブズ氏にかわり、ティム・クック氏がAppleのCEOに就任。
実質的にAppleの舵取りを担うようになりました。

ティム・クックCEOは、それ以前にも2009年と2011年に1度づつジョブスに変わりCEO代理を努めていました。
ここからは、現CEOでもあるティム・クック氏のCEO時代がはじまります。

iPhone5のディスプレイスペック

  • ディスプレイサイズ…4インチ
  • 1,136 × 640ピクセル解像度、326ppi
  • アスペクト比…約16:9
  • 発売日…2012年9月21日

iPhone5の歴史とエピソード

iPhoneの歴史上、はじめてディスプレイサイズに変更が加えられたのがiPhone5です。
縦横比を表すアスペクト比率も、これまでの『3対2』から『16:9』へと変更されました。

解像度も、前モデルのiPhone4sと比較すると約1.2倍になりました。

iPhone5sのディスプレイスペック

  • ディスプレイサイズ…4インチ
  • 1,136 × 640ピクセル解像度、326ppi
  • アスペクト比…約16:9
  • 発売日…2013年2013年9月20日

iPhone5sの歴史とエピソード

初の2モデル(iPhone5sと5c)販売で話題となった、2013年発売のiPhone。
Touch ID(タッチID)と呼ばれる、指紋認証機能と新色のゴールドが追加になりました。

iPhone5cのディスプレイスペック

  • ディスプレイサイズ…4インチ
  • 1,136 × 640ピクセル解像度、326ppi
  • アスペクト比…約16:9
  • 発売日…2013年2013年9月20日

iPhone5cの歴史とエピソード

iPhone5cは5色のカラーで発売され、iPhone史上もっともカラフルな端末でした。
(iPhone5sと同時発売)

しかし、価格帯や容量不足などが原因で販売台数が伸びませんでした。

iPhone6のディスプレイスペック

  • ディスプレイサイズ…4.7インチ
  • 1,334 × 750ピクセル解像度、326ppi
  • アスペクト比…約16:9
  • 発売日…2014年9月19日

iPhone6の歴史とエピソード

iPhone5/5s/5cの4インチから、さらに画面が大きくなり4.7インチのディスプレイが搭載されます。
解像度も前モデルのiPhone5s/5cと比較すると、約1.4倍になりました。

NFCが搭載されApple Pay(Appleのおサイフケータイ機能)も追加されました。
容量に128GBモデルの大容量が登場したのも、このiPhone6からです。

iPhone6/6 Plusのディスプレイからは、「Retina HDディスプレイ」へと真価しています。

iPhone6 Plusのディスプレイスペック

  • ディスプレイサイズ…5.5インチ
  • 1,920 × 1,080ピクセル解像度、401ppi
  • アスペクト比…16:9
  • 発売日…2014年9月19日

iPhone6 Plusの歴史とエピソード

iPhoneが誕生してはじめて、ディスプレイ解像度がフルHDになりました。
同時に発売されたiPhone6と比較しても解像度は約2倍です。

5.5インチ以上のディスプレイを持ったiPhoneは、2017年時点でも登場していません。
まさに歴史上もっとも大きなiPhoneと言えます。

さらにiPhone6 Plusは、ホーム画面がランドスケープ(横画面表示)にも対応しました。
初代iPhoneから8年、ディスプレイ解像度は約13.5倍にまで進化しています。

iPhone6sのディスプレイスペック

  • ディスプレイサイズ…4.7インチ
  • 1,334 × 750ピクセル解像度、326ppi
  • アスペクト比…約16:9
  • 発売日…2015年9月25日

iPhone6sの歴史とエピソード

昨年のiPhone6と、見た目がほぼ変わらず登場したiPhone6s。
(厳密には、背面にiPhone『s』と書かれていたりはします)

外観に変化は無かったものの、3Dタッチという新機能を備えたiPhoneです。
また「シルバー」「スペースグレイ」「ゴールド」の3色のほかに、「ローズゴールド」という新色が登場したのもiPhone6sからです。

「男性でもローズゴールドを使っていいのか?」といったネタが、iPhoneを購入したい人たちの間で話題になりました。

iPhone6s Plusのディスプレイスペック

  • ディスプレイサイズ…5.5インチ
  • 1,920 × 1,080ピクセル解像度、401ppi
  • アスペクト比…16:9
  • 発売日…2015年9月25日

iPhone6s Plusの歴史とエピソード

Siriが声だけでも反応する「Hey Sir」や、撮影の瞬間を記録する「Live Photos」が搭載されたのもiPhone6s/6s Plusからです。
「S」のつくモデルは毎年外観には大きく変更を加えられず、中身の機能が大幅に向上するというAppleの慣習があります。

iPhone SE(2016)のディスプレイスペック

  • ディスプレイサイズ…4インチ
  • 1,136 x 640ピクセル解像度、326ppi
  • アスペクト比…約16:9
  • 発売日…2016年3月31日

iPhone SE(2016)の歴史とエピソード

2016年3月に行われた、Appleスペシャルイベントで発表されました。
4インチのディスプレイを持つ新型のiPhone。

SEはSpecial Editionの頭文字を取ったもの。
iPhone5sとほぼ同様の外観ですが、中身のチップなどはiPhone6sと同じA9チップが搭載されました。

手のひらサイズを好むユーザーに支持されています。

iPhone7のディスプレイスペック

  • ディスプレイサイズ…4.7インチ
  • 1,334 × 750ピクセル解像度、326ppi
  • アスペクト比…約16:9
  • 発売日…2016年9月16日

iPhone7の歴史とエピソード

iPhoneの歴史上初めて、イヤフォンジャックが廃止されIP67等級の耐水性能が搭載されたiPhone。

日本でもアップルペイが利用可能となり、ティム・クックCEOの来日も大きなニュースとなりました。

iPhone7 Plusのディスプレイスペック

  • ディスプレイサイズ…5.5インチ
  • 1,920 × 1,080ピクセル解像度、401ppi
  • アスペクト比…16:9
  • 発売日…2016年9月16日

iPhone7の歴史とエピソード

iPhone7と7 Plusには、新色の「ブラック」「ジェットブラック」が追加され計5色展開になりました。

特にジェットブラックは品薄+人気のため、数ヶ月待ちの状態が長く続きました。

iPhone SE(2017)のディスプレイスペック

  • ディスプレイサイズ…4インチ
  • 1,136 x 640ピクセル解像度、326ppi
  • アスペクト比…約16:9
  • 発売日…2017年3月25日

iPhone SE(2017)の歴史とエピソード

iPhone SEの2017年モデル。

価格がやや下がりつつも、容量が2倍の32GB/128GBモデルにアップグレードされています。

iPhone7 (PRODUCT)RED™のディスプレイスペック

  • ディスプレイサイズ…4.7インチと5.5インチ
  • 1,334 × 750ピクセル解像度、326ppi・または、1,920 × 1,080ピクセル解像度、401ppi
  • アスペクト比…16:9
  • 発売日…2017年3月25日

iPhone7 (PRODUCT)RED™の歴史とエピソード

事前情報があまり無いままに突如発表された赤いiPhone7 (PRODUCT)RED™。

(PRODUCT)RED™は、「エイズ感染者のいない世代を30年以内に誕生させる」というミッションを掲げている世界的なプロジェクトです。

AppleのRED™製品やアプリケーションの収益は、「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」へ寄付される仕組みになっています。
これまでに3億2000万ドル以上、Appleだけでも1億ドル以上の資金が支援されてます。

iPhoneディスプレイのサイズ/解像度/縦横比の一覧表

evolution man/
PHOTO: iStock by Getty Images
iPhoneのモデル 画像サイズ ピクセル解像度 アスペクト比
初代iPhone 3.5インチ 480 × 320ピクセル 3:2
iPhone3G/3GS 3.5インチ 480 × 320ピクセル 3:2
iPhone4/4S 3.5インチ 960 × 640ピクセル 3:2
iPhone5 4インチ 1,136 × 640ピクセル 約16:9
iPhone5s/5c 4インチ 1,136 × 640ピクセル 約16:9
iPhone6 4.7インチ 1,334 × 750ピクセル 約16:9
iPhone6 Plus 5.5インチ 1,920 × 1,080ピクセル 16:9
iPhone6s 4.7インチ 1,334 × 750ピクセル 約16:9
iPhone6s Plus 5.5インチ 1,920 × 1,080ピクセル 16:9
iPhone SE(2016) 4インチ 1,136 × 640ピクセル 約16:9
iPhone7 4.7インチ 1,334 × 750ピクセル 約16:9
iPhone7 Plus 5.5インチ 1,920 × 1,080ピクセル 16:9
iPhone SE(2017) 4インチ 1,136 × 640ピクセル 約16:9

初代iPhone〜iPhone7(Plus)までで、解像度は約13倍。10周年モデルでどう進化するのか!?

2007年に発売されてから、2016年のiPhone7/7Plusまでで、ディスプレイ解像度は約13倍にまで進化しました。

残念ながら、この1〜2年は3Dタッチの搭載など技術面での大きな革新はありましたが、ディスプレイ解像度に大きな進化はありませんでした。

2017年はiPhoneが発売されてから10周年。

iPhone8という仮称で、現在も様々な噂が出ていますが今年はどんなiPhoneが登場するのでしょうか!?
そしてiPhoneのディスプレイは、さらに進化するのでしょうか??

例年のペースであれば、2ヶ月後の9月にはその全貌が明らかになります。
首を長くして、Appleからの答えを待ちたいと思います。

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