「²(2乗/二乗)」「³(3乗/三乗)」のような指数をGoogle日本語入力で入力する方法

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Unicodeは,世界中の文字をできるだけ統一的に扱うための文字コードの国際規格です.
ひらがな,漢字,アルファベット,記号,絵文字──など,一つ一つの文字に重複しない番号(コードポイント)を割り当てて定義します.
なお,Unicodeそのものがバイト数を決めているわけではありません.実際にデータとして保存したり送受信したりするときは,UTF-8やUTF-16,UTF-32といった符号化方式を使い,文字に応じて1バイトから複数バイトで表現します.

Google日本語入力では,このUnicode(ユニコード)が変換で使えます
そのため,Google日本語入力でUnicodeを変換を利用すると,通常変換では入力できない特殊な文字も表現できます.
例えば,数学などでよく使う「²(2乗/二乗)」「³(3乗/三乗)」──のような累乗を表す指数も入力が可能です.

この記事では,「²(2乗)」「³(3乗)」,──「⁹(9乗)」までの指数を入力するUnicodeを一覧表でまとめて紹介します.

Unicode は,世界中で使えるコンピューター用の文字コードのこと.
(画像は iPhone の『大辞林アプリ』)
Unicodeは,世界中の文字を統一的に扱うための規格のこと.

「²(2乗/二乗)」「³(3乗/三乗)」のような指数を Google 日本語入力で入力する方法

入力例です.

例えば「²(2乗)」を入力したい場合は,Google日本語入力で「U+00b2」と入力します.
注意点は,モードを「かな入力」にすることです.英字入力ではそのまま文字がタイプされてしまいます.

Google 日本語入力の「かな入力」で出力したい文字の Unicode をタイピングする.
留意点:Google日本語入力を「かな入力」にしてからUnicodeをタイピングする.
変換される文字入力する Unicode
ⁿ(n乗)U+207f
U+2070
¹(1乗)U+00b9
²(2乗)U+00b2
³(3乗)U+00b3
⁴(4乗)U+2074
⁵(5乗)U+2075
⁶(6乗)U+2076
⁷(7乗)U+2077
⁸(8乗)U+2078
⁹(9乗)U+2079
n乗 > 9乗まで Unicode に対応している.

Google日本語入力をパソコンに入れていない方は,「Google日本語入力」と検索してツールをインストールしてください.念の為以下に公式のリンクを張っておきます.

リンク:Google日本語入力

また,スマートフォンで同様の入力を行いたい場合は『Gboard』というアプリをインストールすると同じ操作が可能になります.スマートフォン環境でも「²(2乗)」「³(3乗)」といった指数を入力する人は,ぜひ試してみてください.

リンク:Gboard(iOS),Gboard(Android)

Gboardアプリをインストールすると,指数が簡単に入力できますように.

スプレッドシートやドキュメントなどで,指数をよく使う人は,Google日本語入力で指数を入力する方法を覚えておくと便利です.この記事を気に入っていただけた方は,ブックマーク登録やメモして使っていただけると嬉しいです.

了.

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