Apple純正の『USB-C SDカードリーダー』を購入したので,開封レビューと使い方(SDカードから画像を取り込む方法)を簡単に紹介します.
買おうと思ったキッカケは,RAWデータを速くiPad Proに送るため.
これまでデジカメで撮影した画像は,BluetoothでiPadやMacに送っていました.しかし,最近写真をRAWで撮るようになったので,送信に時間がかかります.この課題を解決したくて,純正の『USB-C SDカードリーダー』買うことにしました.
結果,画像データをiPadやMacに送るのが,とても速くなりました.Apple純正の『USB-C SDカードリーダー』,写真が趣味の方には特におすすめです.
【Apple】USB-C SDカードリーダーのレビュー,所感と同梱品も紹介
正式名称は『USB-C – SDカードリーダー』.Appleの公式サイトや家電量販店で購入可能です.
価格は4,500円 (税別です).Apple純正なので例外にもれず,やや高めの値段設定になっていますね.だって税込みで約5,000円(正確には4,950円)です.
設計はいたってシンプルで,片方の端子がUSB-C,もう片方がSDカードリーダーになっています.USB-C端子をもったiPad ProやMacで使用することができます.
互換性があるのは「SDXC」「SDHC」「SD」で,UHS Ⅱの速度まで対応しています.少々細かい話になりますが,Appleの付けている型番は「Model A2082」です.
同梱品は説明書のみ
パッケージには,本体以外は説明書しか同梱されていません.充電などが必要なわけではないので,開封すればすぐに使用することができます.
iPad Proに『USB-C SDカードリーダー』を使って画像を読み込む方法
『USB-C SDカードリーダー』を使って,iPad Proにデータを送る方法を紹介します.
iPad OSや対応するアプリのアップデートによって,最近ではとてもシンプルにデータ転送ができるようになっています.
Appleの「ファイル」アプリから画像を読み込む
- カードリーダーをUSB-C端子に接続
- ファイルアプリを起動
- 画面左から,SDカードのフォルダを選択(名称は様々)
- 画像が保存されているフォルダをタップ
- 画面右にある「選択」をタップ
- 画像の左にある「○」の部分をタップ
- 画面したの「移動」のタブをタップ
- 「このiPad内」をタップ
- 「このiPad内」を選んだまま「コピー」をタップ
以上の操作で,iPadの写真アプリにデータが保存されます.
「Lightroom」アプリに直接画像を読み込む
Adobe社の提供する『Lightroom / ライトルーム』というアプリがあります.デジカメで撮影した写真のデータなどを加工する,結構有名なアプリです.
もちろん,iPhoneやiPad専用のアプリも提供されています.
古いバージョンのLightroomは,写真アプリを経由してデータを読み込む必要がありました.しかし,最近のアップデートで,直接SDカード(またはカメラ)からデータを取り込むことができるようになりました.
- カードリーダーをiPadに接続する
- Lightroomアプリを起動する
- 画面右下にある,写真に+マークの付いたアイコンをタップ
- 「カメラデバイスから」をタップ
- 読み込みたい画像をタップして選択
- 画面下の「読み込み」をタップ
以上の操作で,Lightroomに画像データが入ります.この方法でデータを取り込んだ場合は,端末の写真アプリにはデータは読み込まれません.
これはLightroomをユーザーにとって,かなり嬉しいバージョンアップ.それ以外でもLightroomは優れたアプリなので,これからカメラをはじめる人や,RAWで写真を撮っている人には,Lightroomは特におすすめです.(Adobeのサービスなので有料です)
※Lightroomが気になる人は,以下のAmazonリンクからどうぞ.(Amazonのページにジャンプします)
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画像の読み込みができない時の対処方法
SDカードを,奥まで差し込まないとiPadやMacはSDカードを認識しません.
僕は最初,差し込みが甘く反応が無かったので「初期不良なのか??」と勘違いしてしまいました.データを正常に読み込まない,iPadやMacが反応しない,という場合はSDカードが奥まで差し込まれているかを確認しましょう.
正しいUSB-C SDカードリーダーの取り外し方
USB-C SDカードリーダーの正しい取り外し方は,iPadのコネクタからそのまま抜くだけです.
「えっ,そのまま抜いても壊れないの!?」と思うかもしれませんが,Appleの公式サイトにもきちんと書いてあります.(Macの場合はフォルダの右にあるアイコンをクリックしてから抜いてください)
デバイスを接続解除するには、iPadのコネクタからデバイスを取り外します。
iPadの「ファイル」を使用して外部デバイスまたはサーバに接続するより,一部引用
『USB-C SDカードリーダー』と互換性のある製品
Apple公式サイトからの引用ですが,『USB-C SDカードリーダー』と互換性のある製品をリストにまとめておきます.
購入する前に,自分のデバイスと互換性があるか確認してください.
『USB-C SDカードリーダー』と互換性のあるiPadのモデル
- iPad Pro(12.9インチ)(第4世代)
- iPad Pro(11インチ)(第2世代)
- iPad Pro(11インチ)(第1世代)
- iPad Pro(12.9インチ)(第3世代)
『USB-C SDカードリーダー』と互換性のあるMacのモデル
- MacBook Air(Retinaディスプレイ、13インチ、2020)
- MacBook Air(Retinaディスプレイ、13インチ、2018 – 2019)
- MacBook Pro(16インチ、2019)
- MacBook Pro(13インチ、2016以降)
- MacBook Pro(15インチ、2016 – 2019)
- MacBook(Retinaディスプレイ、12インチ、Early 2015 – 2017)
- iMac(Retina 4Kディスプレイ、21.5インチ、2019)
- iMac(Retina 5Kディスプレイ、27インチ、2019)
- iMac(Retina 4Kディスプレイ、21.5インチ、2017)
- iMac(Retina 5Kディスプレイ、27インチ、2017)
- iMac Pro(2017以降)
- Mac Pro(2019)
- Mac mini(2018以降)
まとめ : 『USB-C SDカードリーダー』があると高速でデータをiPadに移動できる
冒頭も書きましたが,僕が『USB-C – SDカードリーダー』を購入した理由は,ミラーレスカメラで撮ったRAWデータをiPadに送るためです.
これまでBluetoothでiPadに送っていました.しかし,RAWデータはそれなりに容量もあるため送信に時間がかかります.
また,iPadで使えるLightroomは非常に優秀で,「ミラーレスで撮影→iPadで現像」という作業の流れを,できるだけ速く行いたかったのです.
結果,『USB-C SDカードリーダー』を買って大正解でした.数枚のRAW画像であれば,ほんの数秒でデータをiPadに移動することができます.
端子がUSB-Cなので,Macとも互換性があり大変便利です.約5,000円と値段は正直高額です.しかし,Apple純正で品質も安定しており,他のUSB端子とも干渉しないよう設計されています.
安心して購入できる製品です.