- 「画面を2分割したい」
- 「異なるアプリを1つの画面に表示したい」
- 「ウェブページを2つ同時に見たい」
Macを使って作業をしていると,こんな場面がしばしばありますが,そんな時は『Split View / スプリットビュー』と呼ばれる機能を使うと便利です.Split Viewは,『OS X El Capitan』以降の新しいMac OSをインストールしていれば利用することができる機能です.
iPadにも同名の機能があり,どちらかというとiPadの機能として知られているのですが,個人的にはMacの方でよく利用しています.
先に結論(MacでのSplit Viewのやり方)から書いておきます.
Split Viewは,アプリケーションウインドウの左上にあるフルスクリーン表示の上にポインタを置くとでてくる,「ウインドウを画面左側にタイル表示」または「ウインドウを画面右側にタイル表示」を選択すると使うことができる機能です.※『macOS Catalina』の場合の操作方法(以前のOSの場合やり方が異なるので後述します).
ここをクリックすると,利用中のアプリケーションを画面の左右どちらか半分に綺麗に分割して配置することができます.Split Viewを適切なタイミングで使うことで,確実に作業効率もアップするのでMacユーザーの方は,使い方を覚えておくとよいでしょう.
[quads id=1]Macのアプリを2つ並べて表示する『Split View / スプリットビュー』の使い方
Macの「Split View / スプリットビュー」の使い方を紹介します.スプリットビューは,Macの画面を2分割して分割したそれぞれの領域に異なるアプリをフルスクリーンで表示する機能のことです.
2分割しているのでフルスクリーンという表現は適切では有りませんが,なんとなく雰囲気は伝わると思うのでこのように表現します.
スプリットビューは,下記の手順で簡単に使用することができます.
macOS Catalinaの場合 : スプリットビューの操作手順
- スプリットビューで表示したいアプリを予め同一のデスクトップに開いておきます
- ウィンドウ左上にあるフルスクリーンのアイコンの上にマウスを乗せます(またはフルスクリーンアイコンを長押し)
- メニューが表示されるので「ウインドウを画面左側にタイル表示」「ウインドウを画面右側にタイル表示」のいづれかを選択します
- 指定した方にウインドウが綺麗に分割された状態で表示されます
- 残りアプリが反対側のスペースに移動するので,アプリをクリックして拡大します
以上の操作で選んだ2つのアプリが,スプリットビュー(綺麗に2分割された状態)で表示されます.
それ以前のmacOSの場合 : スプリットビューの操作手順
この記事を書いている2020年2月末時点では,『macOS Catalina(カタリナ/カタリーナ)』が最新版のmacOSです.しかし,macOS Catalinaは不具合も多いといったネット記事が多いため,まだアップデートしていない人もいらっしゃると思います.
カタリーナ以前のmacOSでは,スプリットビューの操作方法が若干異なります.ぼくはすでにカタリーナにアップデートしており,正しい手順を検証しながら書けないため,Appleの公式サイトより手順を引用しておきます.
macOS Catalinaにまだアップデートしていない人は,以下の手順でスプリットビューを使ってください.
- ウインドウに左下隅にあるフルスクリーン表示のボタン をクリックしたまま長押しします。
- ボタンを長押しすると、ウインドウが縮小表示になり、画面の左側または右側にドラッグできるようになります。
- ボタンから指を放し、画面の反対側で別のウインドウをクリックすると、両方のウインドウを左右に並べて使えるようになります。
引用 : Apple公式サイト「Split View で Mac の App を 2 つ並べて表示する」より
2分割の割合を調整する
スプリットビューで2分割表示している画面は,中央のセパレーターをスライドさせることで割合を変更することが可能です.
操作はいたって簡単.画面を分割している境界部分にある「グレイの縦長い部分」をクリックしながら,ポインタをスライドさせることで自由に割合を変更できます.(最大で左右の比率を2 : 1または,1 : 2くらいまで調整可能)
スプリットビューを解除する方法
スプリットビューを解除したい場合は,表示している2つのウインドウどちらかのフルスクリーンのアイコンをクリックします.
するとクリックした方のウィンドウが縮小され,スプリットビューの状態が解除されます.(もう片方のウインドウは,自動的にフルスクリーンの状態で残ります)
再びスプリットビューを行いたい場合は,最初に紹介した手順を繰り返してください.
Macでスプリットビューを有効活用する
スプリットビューは,2つのアプリに集中して作業ができるので以下のような時に有効です.
- 調べ物をしながら文章を書くとき
- 引用やコピペの作業が中心の時
- YouTubeを観ながらTwitterしたい時
- 画面を並べて比較したり・なにか比べたい時
- WordPressに,まとめて画像をアップロードする
- Kindle読書しながら,読書ノートをEvernoteで記録する
僕はMacを使ってブログを書いたり,調べたりまとめたり,といった作業が多いのでこのような活用方法しか思い浮かびませんが,他にもきった沢山のスプリットビュー活用術があると思います.
[quads id=2]スプリットビューができない時の対処方法
Macでは,特定のアプリケーションはスプリットビューに対応していません.僕の使っている中であればAdobeの『Illustrator / イラストレーター』や『Photoshop / フォトショップ』がスプリットビューに対応しておらず機能を利用することができませんでした.
スプリットビューに対応していないアプリケーションの場合,フルスクリーンのボタンが「+(プラスマーク)」のアイコンで表示されます.この場合,アプリケーションはフルスクリーン表示にしか対応していません.
Mission Control / ミッションコントロールの設定がされていない
Macの環境設定にある「ディスプレイごとに個別の操作スペース」にチェックが入っていないと,スプリットビューを使うことができませn.
スプリットビューを利用できない時は,正しくチェックが入っているかも確認してください.以下の手順で確認が可能です.また,設定を変更した場合,再起動や再ログインが必要となります.
- Macの設定アプリ(システム環境設定)を起動
- 「Mission Control」をクリック
- 「ディスプレイごとに個別の操作スペース」にチェックを入れる
- 再ログインまたは,Macを再起動する
MacにインストールしているOSがスプリットビューに対応していない
スプリットビューに未対応の古いOSを使ってい場合も,この機能は利用できません.古いOSはセキュリティの観点からもリスクがあるので,最新のmacOSへのアップデートを検討してください.