「Googleのスプレッドシートで表をつくる時、ただ漠然と列幅を決めていませんか??」
スプレッドシートで表を作成する場合、2つのルールにそって列幅を決めると見た目が綺麗に整います。
これまで「何となく…」「つい感覚で…」と適当に列幅を決めていた人は、今回紹介するルールで列幅を設定するとよいでしょう。
【列幅を決める時のルール】
- ポイント1:適度な余白をつくる
- ポイント2:列の役割に応じた幅を設定する
ということで、それぞれのルールについて書いていきたいと思います。
列幅を決めるポイント1:余白
見やすいスプレッドシートを作るポイントは、ズバリ『余白』です。
以前、行の高さを調整して見やすい表を作りましょうという記事でも、「余白が大切です。」ということを書いています。
これは列幅を決める時にも言えることで、いくら適切な行高を確保していても列幅が狭いと窮屈な見た目になってしまいます。
スプレッドシートで表を作成するなら、行高と列幅はそれぞれ適切な余白を設けるようにしましょう。
スプレッドシートはセルに入力するデータが様々なので、「絶対この列幅にしてください。」といったものはありません。
デフォルト値は100ですが、この値はあまり参考にせず入力したデータが窮屈にならないような幅を設定しましょう。
列幅を調整する時の目安
- 余白セル…25
- 単位セル…50
- データセル…入力する値に合わせて
データ用のセルは、どうしても「入力する値に合わせて」といった曖昧な基準値になります。
迷った場合は一番長いデータ(文字や数字)に合わせ、フォントサイズ×2つ分くらいの余白をつくるようにしましょう。
また、余白セルや単位セルも窮屈に感じるようであれば、微調整を行うようにしてください。
列幅を決めるポイント2:幅を揃える
列幅を決める2つ目のポイントは、セルの用途・目的に合わせて幅を揃えるということです。
スプレッドシートで表をつくる場合は、
- データ入力用のセル
- 単位を示すためのセル
- 余白を確保するためのセル
のようにいくつかの用途・目的に分けてセルを利用します。
この時、用途が同じセル幅は極力揃えておくことが大切です。
例えば余白用のセル幅がバラバラだと、とても見た目が不自然になります。
同じく単位用のセルもバラバラだと、直感的に「単位用のセルだなぁ」ということが分かりづらくなってしまいます。
資料や表の内容にもよりますが、列幅は3〜5種類程度にとどめておくと統一感のあるスプレッドシートが完成します。
Googleスプレッドシートで列幅を調整する方法
スプレッドシートは、3つの方法で列幅を調整することができます。
それぞれ変更方法を覚えておき、状況に応じて使い分けることをお勧めします。
- ドラックして調整
- 値を入力して調整
- ダブルクリックで自動調整
見出しをドラックして列幅を調整する
見出しとなる部分(一番上のA,B,C…の部分)をドラックすると自由に列幅を調整することができます。
一般的な方法なので、まずはこの方法で列幅を調整できるようになりましょう。
Commandキーを推しながら列を選択すれば、複数列をまとめて変更することができます。
(Windowsパソコンの場合はControlキー)
また、Shiftキーだと最初に選んだ列から最後に選んだ列まで、まとめて選択して変更できます。
慣れてきたら、うまく使い分けてみるといいと思います。
値を直接入力して列幅を調整する
細かい列幅の調整は、値を直接入力して行うようにしましょう。
例:フォントサイズを25ポイントにしたので、列幅は125に設定したい…など。
変更したい見出しを、右クリックするとメニューが表示されます。
「列のサイズを変更」をクリックするとポップアップ画面がでるので、そこから数値を入力してください。
ドラックの時と同様、複数の列をまとめて変更することもできます。
【知ってると便利】ダブルクリックで列幅を自動調整する
スプレッドシートには、列の境目をダブルクリックするとデータに合わせて列幅を整える、自動調整の機能があります。
列幅をはじめて調整する時は、ダブルクリックで大まかに自動調整しておき、その後に余白を微調整して決めるとよいでしょう。