『Nozbe(ノズビー)』という、ちょっと変わった名前のタスク管理アプリ。
『Nozbe』はiPhone版、iPad版、Mac版、ウェブアプリ…などなど、様々なデバイスで利用できる便利なタスク管理サービスです。
個人的に、タスク管理アプリはもうNozbe一択です。
(もちろん、Windows版やAndroid版もあるのでご安心ください)
おすすめポイントはたくさん有りますが、GoogleカレンダーやDropbox・Evernoteなど他のサービスと簡単に連携できるのが使い続けている一番の理由です。
さて、アプリ紹介はほどほどにして。
今回はNozbeというサービスの名前の由来について書いていこうと思います。
というのも、ぼく自身Nozbeを2011年頃から使い続けているのですが、名前の由来については全く知りませんでした。
ところが先日公式ブログで、NozbeのCEOマイケル・スリウィンスキさんが、自ら名前の由来について記事を投稿しているのを発見しました。
記事の中では、Nozbeの歴史にも触れられています。
Nozbeというサービス自体が、一度事業を撤退していたみたいですね。
これは驚きのエピソードでした。
2001年に製品をリリースしました – それはメールのリマインダーでした。それは完全な失敗でした。そして私たちはその事業を撤退しました。
ということで、この記事ではNozbeの名前の由来や歴史についてご紹介しています。
Nozbeを利用中の方や、導入を検討中の方に読んでいただけると幸いです。
タスク管理アプリ『Nozbe』の名前の由来
Nozbeという名前は、「To BE Naturally OrganiZed」という言葉がもとになっています。
Nozbe = To BE Naturally OrganiZed
(↑大文字の)アルファベットを並べ替えて『Nozbe』という言葉がつくられました。
To be naturally organizedは、「自然に物事が整理されるように」といった意味だとブログ内では紹介されています。
念の為Googleで翻訳してみると「自然に組織されるために」と訳してくれました。
Organizedの翻訳がちょっとおかしいのですが、概ね意味は合っています。(頑張れGoogle!!)
「To be naturally organized」単語の意味
- To be〜は、「〜になる」(未来・将来〜になる)
- Naturallyは、「自然に、ひとりでに」
- Organizedは、「整理された」(首尾よく行われる)
ということで、個人的には「物事が自然と整理されるように」と翻訳しています。
“To be organized”から『NOZBE』へ
Nozbeのはじまりは17年前、マイケル・スリウィンスキCEOがまだ大学生だった2000年までさかのぼります。
マイケルCEOは友人のヴィクトルさんと、「いつの日かインターネットカンパニーを経営して世界を変える」という目標を持ってNozbeのもとになるサービスを開始しました。
最初に生産性ツールのアイデアを考え、オリジナルの名前を付けることにしました。
その時に思い浮かんだフレーズが”To be organized”でした。
当時は、これ以外にも”naturally”や”exceptionally”とキーワード(形容詞)が出たそうです。
まずは名前を”BE”から始めようと考え、『BEO』や『BEOD』というネーミングを思いつきました。
しかし、納得できるネーミングではありませんでした。
さらに思考を重ね、”organized”の「Z」を名前に加えます。
それから『BEOZ』→『OZBE』と変化を続け…ついに『NOZBE』とうい名前が生まれました。
『NOZBE』に決まった時、「何の意味もない5文字の単語で… Zが真ん中にある!!かっこいい」とマイケルCEOは思ったそうです。
その当時アメリカのマーケットをターゲットにしていたため、”organized”をSではなく、「Z」で書きました。(イギリス英語では、”organised”と書きます)
Nozbeの始まりは2000年
『To BE Naturally OrganiZed』→『BEOZ』→『OZBE』…そして『NOZBE』へ
これがNozbeという名前になった理由です。
短い、覚えやす、発音もしやすい、そして”Z”が真ん中にあってカッコイイ。
こうして、2000年のドットコムバブルの時にnozbe.comはスタートします。
Nozbeは2001年に最初の製品をリリースします。
それはメールのリマインダーサービスでした。
しかし、当初はサービスが普及せず完全な失敗に終わります。
このときマイケルCEOは『NOZBE』という名前が非常に気に入っていたため、共同創業者のヴィクトルさんに承諾を得て「nozbe.com」のドメインを持ち続けたそうです。
2001年に製品をリリースしました – それはメールのリマインダーでした。それは完全な失敗でした。そして私たちはその事業を撤退しました。
しかし、私は名前がとても気に入っていたので、Wiktorに私が引き続きこの名前を使っていいかお願いし、と同時に、その.comのドメインの費用も払い続けました。
彼は同意してくれ、そうして私はその名前を持つことに至ったのです。
2005年、現在のNozbeを再スタート
それから数年が経った2005年、マイケルCEOは現在のNozbeのベースとなるサービスの製作をはじめます。
翌2006年には、生産性向上アプリをリリースする準備が整います。
さらに翌年の2007年。
ついに『NOZBE』という名前で生産性向上アプリのサービスがスタートします。
- 2000年…nozbe.comを登録
- 2001年…サービス立ち上げ(その後サービス廃止)
- 2005年…サービスの製作を再開
- 2006年…サービスリリース準備
- 2007年…Nozbeのリリース
こうして今もNozbeは、私たちの生産性向上を支え続けてくれています。
2006年度でNozbeユーザが完了したタスクの数は、1,300万以上だったのをご存知でしょうか!?
今では50万人を越えるユーザが、日々のタスク管理にNozbeを利用しています。
Nozbe – Be Naturally OrganiZed
(自然に物事が整理されるようになりましょう)
SourceNote
- Nozbe公式ブログ:Nozbe? Be Naturally OrganiZed (自然に物事が整理されるようになりましょう)
- ウィズダム英和・和英辞典 2 – 物書堂
- 画像提供: iStock by Getty Images