突如ネット界に現れた「Mastodon(マストドン)」。
最近になって急に様々な場所で目にするようになったため、気になっている人は多いのでは無いでしょうか!?
この記事では、マストドンのはじめ方について書いています。
Mastodon(マストドン)とは!?
Mastodon(マストドン)は、4月15日くらいから急にネットで話題になっている新しいタイプのSNSです。
Twitterと非常に似ているのですが、ソフトがオープンソースで公開されているのが特徴です。
サーバーの知識などがあれば、誰でもインスタンスと呼ばれるコミュニティを立ち上げ、自由に運営を行なうことが出来ます。
- Twitter=中央集権型SNS
- Mastodon=分散型SNS
とまずは、ざっくり理解しておくと良いでしょう。
中央集権型SNSは運営を特定の企業のみが行っているのに対して、分散型SNSはサーバーごと(マストドンの場合はインスタンスごと)に運営者(社)が異なります。
インスタンスごとにルールや独特文化など、様々な違いが生まれるのも分散型SNSの面白いところです。
マストドンの語源について
語源となっているMastodonは、ゾウ目マムート科マムート属に属する、大型の哺乳類の総称です。
最近話題となっている書籍「サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福」でも、何度かでてくる言葉なので「あ、なんか気いたいことある」という人も多いのではないでしょうか。
マストドン(英語:Mastodon、Mammut)は、ゾウ目マムート科マムート属に属する、大型の哺乳類の総称。
ゾウやマンモスに似ている。約4000万年前から11000年前まで生存していた。
引用:Wikipedia「Mastodon」
河出書房新社
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インスタンスについて
マストドンをはじめるためには、参加するインスタンスを決めて登録する必要があります。
もちろんイチからサーバーを立ち上げてスタートすることもできるのですが、その為には色々と知識が必要です。
今回は、インスタンスに登録してからマストドンをはじめる方法をご紹介します。
インスタンスとは!?
ということで、まずは『インスタンス』について。
筆者もマストドンを登録する時、「インスタンスって何のこと!?」とよく理解できていませんでした。
インスタンス=街のようなもの
と覚えておきましょう。
現実の世界で暮らすとき、「どの街に住もうかな?」というところから考えはじめると思います。
マストドンも、「どのインスタンスに登録しようかな?」というところからスタートします。
- どんな特徴の人達が集まるコミュニティなのか?
- どんな人(または会社)がつくったコミュニティなのか?
街も住む人達で特徴が出るように、インスタンスも登録する人によって特徴が生まれます。
こう理解しておくと、インスタンスを探すのが楽しくなると思います。
インスタンスによって、
- 年齢層
- 話題になってるネタ
などが異なるので、自分の趣味などに合ったインスタンスに登録すると良いでしょう。
またITメディアさんの記事では、インスタンスをマンションのようなものと表現しています。
この表現も、とてもインスタンスの特徴を捉えています。
つまり、誰かのマンションに入居して発言することも、自分でマンションを建てて発言する(そして誰かを住まわせる)こともできる。
あるいは一軒家でもいい。
今回話を聞いたぬるかるさんは、世界一(8万人以上)の入居者がいる超高層ビルをわずか数日で建ててしまった。
引用:ITメディアより
インスタンスに登録してマストドンを開始する
筆者が利用しているPawoo(パウー)の登録を例に、マストドンのはじめ方を解説していきます。
インスタンスによって多少は登録画面が異なりますが、同じようなステップで登録を行うことができます。
ステップ1 マストドンをはじめる準備
マストドンの登録に必要なのは
- Mastodon用のメールアドレスとパスワード
- スマホやPCとインターネット環境
だけです。
登録やアプリの利用に、お金などは一切かかりません。
(もちろん通信費などはユーザー負担です)
現在マストドンには、アカウントを削除する機能がありません。
念のためメインのメールアドレスではなく、マストドン用の新規アドレスなどを作成して登録することをおすすめします。
ステップ2 インスタンスに登録する
メールアドレスの準備が終わったら、マストドンに参加するインスタンスを決めましょう。
筆者はなんとなくピクシブさんが運営する「Pawoo(パウー)」に登録しました。
現在は
といったインスタンスが、沢山のユーザーを獲得しています。
リンク先に移動すると、それぞれのインスタンスの特徴などが解説してあります。
自分に合いそうなインスタンスに登録しましょう。
ステップ3 アカウントを作ってマストドンをはじめる
参加するインスタンスを決めたら、メールアドレスとパスワードを入力してアカウントを作成しましょう。
パソコンで登録した場合は、そのまま投稿を行ったりタイムラインを眺めたりすることができます。
スマートフォンの場合も、マストドンアプリがすでに沢山出ているのでアプリを利用して投稿をすることができます。
PawooはiOS、アンドロイドともにアプリがリリースされています。
そちらをインストールしてマストドンをはじめましょう。
マストドン用語集【初級編】
多くのSNSがそうであるように、マストドンにも独自の用語やキーワードが存在します。
今回は自身の登録体験を元に、はじめに覚えておきたいマストドンのキーワードについて解説します。
TOOT(トゥート)
マストドンでは、投稿することを「TOOT(トゥート)」と呼びます。
Twitterとよく比較されますが、Tweet(ツィート)と全く同じ意味で使われます。
BOOST(ブースト)
ブーストとは、他の人の投稿を自分のタイムラインに表示して自分のフォロワーにシェアすることです。
ブースト=リツィート
マストドンのブーストは、これまたTwitterでいうリツイートと全く同じ意味です。
拡散させたかったりフォロワーに共有したいトゥートは、とりあえずブーストしましょう。
自分のトゥートがブーストされると「ブーストされました」と通知が表示されます。
「ブースト」という響きのせいか、なんとなくリツィートよりもブーストされたほうが気持ちよくなりますw
タイムライン
マストドンには「ローカルタイムライン」と「連合タイムライン」と呼ばれる、2種類のタイムラインがあります。
ローカルタイムライン
ローカルタイムラインは「自分が所属するインスタンス内のタイムライン」のことです。
連合タイムライン
連合タイムラインは「インスタンスまたいだタイムライン」のことを指します。
CW(コンテンツワーニング)
CW=Contents Warning(コンテンツワーニング)の略です。
「ネタバレ注意」といった投稿で使います。
NSFW(Not safe for work)
Not safe for workの頭文字。
画像に対して「閲覧注意」といった意味で利用します。
CWとNSFWについては、投稿方法の項で少し詳しく紹介しています。
使い方については、そちらをご参照ください。
マストドンにTOOT(投稿)する
インスタンスへの登録が終わり、用語もある程度覚えたら早速マストドンに投稿してみましょう。
はじまったばかりのSNSで、ややカオスな感じも良いところなのがマストドンです。
まずは、自分の興味があることや思いついたことを、何でもいいので投稿してみてください。
(とはいえ、誹謗中傷や人を不快にするような投稿は控えましょう)
投稿方法はSNSを使ったことがある人であれば、まったく問題なく行なうことができます。
もちろん「マストドンが実はSNSデビュー」という人でもOKです。
一般的なSNSと同様、
- テキスト
- 画像や動画
- ウェブサイトのリンク
- #(ハッシュタグ)
などを使って投稿ができます。
テキストの最大入力文字数は、なんと500文字。
Twitterの140文字制限と違い、かなりの長文まで対応しています。
画像は、「jpag」「gif」「png」など、主要な拡張子はすべて添付可能です。
動画の添付も試してみましたが、容量が大きい動画は添付できませんでした。
添付の容量に制限があるようなので、軽めの動画であれば投稿できるようです。
(今度試して、何か分かれば加筆しておきます)
シェアしたいニュースやブログ記事ももちろんOK。
リンクをコピペして投稿すれば、それを見た人がリンク先へジャンプすることができます。
#(ハッシュタグ)は、何か特定のテーマやニュースなどについて投稿する時に利用します。
文章の途中や、投稿の最後に「#〜」とハッシュタグの後に名称や言葉を入れて投稿します。
ハッシュタグを使うことで、特定の話題についての投稿であることを示したり、検索にひっかかりやすくすることができます。
ハッシュタグは連続、または複数利用することもできるので試しに色々と付けて投稿してみるとよいでしょう。
※連続でハッシュタグを使う場合は、間にスペースを入力することもお忘れなく♪
CWとNSFWについて
マストドン用語集の項で紹介しましたが、テキストの投稿と画像の投稿で
- テキスト投稿では、CW:Content Warning(コンテンツワーニング)
- 画像の投稿では、NSFW:Not safe for work(ノット セーフ フォー ワーク)
という機能が利用できます。
これは、「ネタバレ」「閲覧注意」といった意味で、タイムラインに直接テキスト投稿や画像投稿を表示させたくない時に利用します。
アニメやゲームの話題で、ネタバレコントを書き込みたくてウズウズしている時などに使うとよいでしょう。
どちらも投稿をタップやクリックしないと、内容が表示されないようなフィルターがかかります。
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