世界中でテクノロジーへの依存度が高まっていくなか、国家・企業・個人問わずサイバーセキュリティ対策の重要度が高まっています。
セキュリティ対策が個人でも大切になってきますね。https://t.co/H2WlYLXwfy
— 稲林 タク @smatu.netの人 (@takg_jp) 2017年4月19日
特に最近では、
- G Suite
- Dropbox
- Evernote
- OneDrive
など、多くのクラウドサービスが法人・個人へも普及しています。
↑で挙げられたサービスにデータを保管している、という人も多いのではないでしょうか??
そんなセキュリティ対策が重要視される中、多くのサービスで導入されているのが2段階認証です。
データ保護ために個人ができるセキュリティ対策「2段階認証」について、今回はEvernoteで設定する方法をご紹介します。
2段階認証とは
- 複数のサイトで同じメールアドレスとパスワードを使いまわしている
- インターネット経由でアプリやソフトウェアをダウンロードする
- メール本文やSNSで送られるリンクをクリックする
インターネットではこのような行為が元になり、IDやパスワードが盗まれてしまうことがあります。
上記のどれも危険とされている行為なのですが「絶対にやっていない」という人は、意外と少ないのではないでしょうか!?
2段階認証は一般的な「IDとパスワードによる確認」に加えて、スマホなど別の端末に送信される「セキュリティコードによる確認」が追加されます。
この様に2段階で認証を行なうことから、2段階認証と呼ばれています。
2段階認証を設定すると、セキュリティコードが無いとサービスにログインすることが出来ません。
第三者による、不正なログインを防ぐことができるのです。
2段階認証によりアカウントのセキュリティを強化できます。2段階認証ではEvernoteのアプリケーションにログインする時、パスワードと確認コード両方の入力が必要になります。
確認コードはお使いの携帯電話でテキストメッセージまたは認証アプリで受信できます。
2段階認証は、最新バージョンの Evernote アプリケーションでのみ対応しています。続行する前に、お使いのすべてのデバイスでアップデートの確認をして下さい。引用:Evernote公式ブログ(Evernoteの2段階認証について)
Evernoteの2段階認証を設定する方法、解除する方法
「Evernoteの情報が流出したら怖いなぁ…」
そう感じた人は、早速Evernoteの2段階認証を設定しましょう。
少し手順は複雑ですが、これから紹介する方法で大切なアカウントとデータを守ることが出来るようになります。
2段階認証を設定するために必要な環境
まずはEvernoteに2段階認証を設定するために、必要な環境を準備しましょう。
- テキストメッセージ(SMS)が受信できるスマホやタブレットなどのモバイル端末
- Evernote(Web版)にログインできるインターネット環境
- 最新バージョンのEvernoteアプリ
※テキストメッセージの受信については、国際SMSが受信可能な状態になっている必要があります。
SMSが受信できない場合は、各携帯キャリアの設定の確認が必要になります。
(SoftBank、au、docomoであれば、だいたい受信可能な環境になっています)
2段階認証を設定する方法
Evernoteにウェブブラウザからログインします。
↓
左下に表示されているアカウントのアイコンをクリックします。
↓
メニューが表示されるので「設定」をクリックします。
画面左に表示される項目から「セキュリティ概要」をクリックします。
↓
2段階認証の「有効化」をクリックします。
↓
2段階認証の説明が表示されるので「続ける」をクリックします。
重要事項の説明が表示されるので、内容を確認し「続ける」をクリックします。
↓
確認用のメールアドレスが表示されるので「確認用Eメールを送信する」をクリックします。
↓
登録したメールアドレスにコードが届くのでコードを入力して「続ける」をクリックします。
※コードは5分以内に入力しないと無効化されます。
↓
携帯電話番号の入力を行います。
日本の場合は最初の「0」は省略して、「80」または「90」以下の番号を入力します。
例:080-1234-5678の場合は「8012345678」と入力
↓
携帯電話のショートメールに確認用のコードが届きます。
届いたコードを入力して「確認」をクリックします。
バックアップ用の電話番号を登録できます。
番号を複数所持していたりパートナーがいる場合は登録しておくことをおすすめします。
(バックアップ用の番号を登録したくない場合は「スキップ」できます)
「Google認証システムをダウンロード」が表示されます。
※今回はiOSアプリのGoogle認証システムを利用してセットアップを行います。
「Google認証システムをダウンロード」を利用しない場合は、スキップも可能です。
↓
「Google Authenticator」をApp Storeでダウンロードし、アプリでPC画面に表示されるQRコードをスキャンします。
↓
Google Authenticatorアプリに表示された6桁のコードを入力します。
↓
バックアップコードが表示されるのでスクリーンショットを撮影するなどして必ずメモしておきましょう。
↓
メモしたバックアップコードの中から、どれか一つを入力すればセットアップが完了します。
設定が完了すると、セキュリティ概要の画面に戻り「2段階認証が有効です」とステータスが表示されます。
セットアップ後は、以下のすべてのサービスで2段階認証が有効化されセキュリティが向上します。
Evernoteの2段階認証で有効化されるサービス一覧
- 日経新聞 紙面ビューアー
- Evernote Web Clipper for Chrome
- Evernote for iPad
- Feedly
- Evernote Scannable
- Wall Street Jounal Clipper
- Skitch for Mac
- Evernote for iPhone
- Skitch for iPad
- Evernote Scannable(iPad)
- 日経新聞電子版
- Evernote for Mac
- Nozbe
2段階認証を使ってEvernoteにログインする
2段階認証を設定した後は、EvernoteにログインするときにIDパスワード以外に「セキュリティコードの入力」が必要になります。
- テキストメッセージによる認証
- Google Authenticatorアプリから認証
のどちらかで、Evernoteにログインしましょう。
- Google認証システムを利用しない場合…テキストメッセージによる認証でログイン
- Google認証システムを使って設定した場合…Google Authenticatorアプリからの認証でログイン
となります。
2段階認証を解除する方法
個人的には2段階認証を設定しておくことを推奨しますが、どうしても解除したいという場合は設定時と同様にEvernoteのWeb版から解除することができます。
Evernoteにウェブブラウザからログインします。
↓
左下に表示されているアカウントのアイコンをクリックします。
↓
メニューが表示されるので「設定」をクリックします。
↓
画面左に表示される項目から「セキュリティ概要」をクリックします。
↓
「2段階認証が有効です」と表示されているので「設定を管理」をクリックします。
↓
「2段階認証を無効化」をクリックします。
↓
「2段階認証を無効化しますか?」と表示されるので「確認」をクリックします。
以上で2段階認証の設定が解除されます。
設定が解除されると、画面が戻った際「2段階認証が有効化されていません」とステータスが表示されます。
ここで完了を確認するとよいでしょう。
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