ヤフオク!にフリマモードが登場
2月2日。インターネットオークション大手のヤフオク!が、正式にフリマモードをリリースしました。
この記事では
- ヤフオク!フリマモードの概要
- フリマモード出品の方法(スマホから)
- フリマモードで売れた商品の発送方法
- 代金が振り込まれるまでの期間
について解説しています。
※発送〜振込までは、後日追記します。
ヤフオク!フリマモードとは?
ヤフオクのフリマモードは最近人気の高いメルカリなどのフリマアプリと同様に、売り手が設定した即決価格一本で商品を売ることができる機能のことです。
従来ヤフオクで出品するためには、プレミアム会員(月額462円)が必要になるなど登録が手間でしたが、フリマモードを利用すればそれらに登録せずに出品できるのが特徴です。
また通常のオークションのように、入札〜落札といった競り合いの期間も無いので比較的短期間で売買が成立しやすいといったメリットもあります。
実はヤフオクでは、2016年6月からこのフリマモードと同じ機能で「ワンプライス出品」というものをスマホ限定で展開していました。
フリマモードの正式リリースにより、パソコンのヤフオクなどすべてのデバイスで利用できるようになりました。
なぜヤフオクにフリマ出品機能が追加されたのか?
少しだけ最近のフリマアプリ事情をおさらいしておきましょう。
(興味がない人や、フリマモードの使い方を知りたい人は読み飛ばしてください)
メルカリを代表とするフリマアプリは、ここ数年急速に利用者と取引額を増やし続けています。
2013年7月にサービスを開始したメルカリは、アプリのダウンロード数が4000万(米国では2000万超え)、流通額は100億円/月ともいわれています。
ヤフオクと比較すると市場はまだ小さいのですが、
- スマホアプリの利用比率(ヤフオク=55%、メルカリ=95%)
- 月ごとの出品頻度(ヤフオク=17.6%、メルカリ=19.4%)
- 若い世代の利用率(ヤフオク=40−50代が中心、フリマ=10−20代が中心)
などの数値は、ヤフオクよりも高いパーセンテージを示しています。
フリマアプリの特徴
フリマアプリの特徴は、「出品の手軽さ」です。
ヤフオクが出品や落札後の連絡などに手間がかかることに対して、フリマアプリは取引全体が非常に手軽にできるようになっています。
出品も数分で完了し、早ければ当日中に購入されます。
フリマアプリの伸びはスマホの普及とも重なっており、今後スマホのユーザー拡大とともにいっそう市場が大きくなっていくことも予想されます。
フリマ市場の特徴は他にもあります。
ファッション、アクセサリー、おもちゃ、ゲームなどのアイテムは、オークション・フリマともに取引されている上位のカテゴリなので、ここにはあまり差はありません。
しかし、お菓子などをふくむ食材、日用品や切手などはフリマアプリで多く取引されています。
意外なのが、トイレットペーパーの芯や空の牛乳パックがフリマアプリで取引されていることです。
「子供が工作に使う」など、今までオークションでは拾いきれなかったニーズを上手くフリマアプリが掴んでいることがわかります。
ヤフオクは日本のオークションサイトでは一強で他をよせつけませんが、フリマモードを追加することでこれらのフリマ市場とユーザーを獲得しようと狙っているのです。
筆者も実際にフリマモード利用してみましたが、出品が2〜3分で完了しました。
さらに出品した当日に売買が成立し、コンビニからその日の夜に発送がしました。
フリマモードの可能性をさっそく実感しています。
フリマモードの使い方 | スマホから出品する方法
ヤフオクのアプリを起動すると、トップページが表示されます。
画面の下に「ホーム」「マイオク」などのタブが5つ表示されているので、タブの中にある「出品」をタップしてください。
出品の画面に切り替わったら、画面上部に「フリマ出品」「オークション出品」が表示されます。
フリマ出品の方を選んで次に進みましょう。
フリマ出品の画面になります。
- 写真の撮影
- 商品名や説明の入力
- 配送設定
- 即決価格の設定
を行なうだけで出品が完了します。
慣れてくると数分で出品できるようになります。
早速それぞれ詳しくみていきましょう
写真の撮影
写真は全部で3枚添付することができます。
その場で直接撮影するか、カメラロールに保存している画像を利用することも可能です。
カメラのアイコンをタップすると撮影モードになります。
商品の特徴が分かるように写真を撮影し、決定ボタンをタップすれば撮影は終了です。
カメラロールの画像を利用する場合は、撮影モードに切り替えたあと下に出ている3つの画像部分をタップしてください。
カメラロールが開き、写真を選択することができます。
写真をきれいに撮影するコツ
昼間の自然な光があるときに撮影したほうがきれいな写真を撮ることができます。
写真の明るさが思った通りにならない場合は、編集で少し加工して上げると良いでしょう。
商品名や説明の入力
写真を選び終わったら、商品の説明を入力します。
「商品名」「カテゴリ」「商品の状態」「商品説明」をそれぞれ記載していきます。
入力したい項目をタップすれば、キーボードが表示されます。
なるべく商品の良さが伝わり検索にもひっかかるように、詳しく商品の説明を書いていきましょう。
配送設定の入力
配送は「発送元の地域」「発送までの日数」「送料負担」「配送方法」の4つの項目を設定します。
商品説明を入力したときと同じように、項目にタップしてそれぞれ入力していきましょう。
発送までの日数は早いほうが落札されやすいので。できれば「1〜2日で発送」に設定しましょう。
送料も「出品者が負担」の方が売れやすいです。
配送方法は沢山用意されているので、ご自分に合った方法を選んでください。
今回はファミリーマートから発送ができて便利な、「ヤフネコ!ネコポス」を利用します。
即決価格の設定
最後は即決価格の設定です。
まずは「売れたらいいなぁ」と思う価格で、設定してみるとよいでしょう。
全く価格の基準が分からない場合は、アプリから価格の相場を調べることもできます。
「相場価格を調べる」をタップして、同じ商品がいくらで出品されているのか?を調べてみてください。
同じ商品が出品されていない場合は、似ている商品や同じカテゴリの商品を見てからきめるとよいでしょう。
「値下げ交渉を受け付ける」もONにしておくほうがおすすめです。
値下げ交渉とはいわゆる、「落札者からの値切り」です。
フリマモードでは、メッセージのやり取りをすることなく簡単に値下げ交渉ができるようになっています。
「少しくらいなら値下げしてもいい」と思う場合は、ぜひ値下げ交渉を設定しておきましょう。
オークションの醍醐味も、ちょっとだけ味わえると思います。
プレビューで確認して出品完了
- 写真の撮影
- 商品名や説明の入力
- 配送設定
- 即決価格の設定
の入力がすべて完了したら、「プレビューで確認する」をタップします。
実際商品が出品された画面がプレビュー表示されますので、内容や価格に間違いが無いか?最後に確認を行ってください。
※一度出品すると内容の編集はできませんので、きちんと確認しましょう。
確認が終わったら、画面の一番下にある「出品する」をタップしてください。
これで出品は終了です。
慣れてくれると出品作業は数分で完了できるようになります。
よく使う商品説明などは使いまわしできるので、iPhoneのメモアプリなどに保存しておくと今後の出品が楽になります。
出品完了の画面
この画面が表示されれば、出品完了です。
出品した商品を確認したい場合は「出品した商品を確認する」、他の商品も出品したい場合は「続けて出品する」をタップしましょう。
出品した商品は、FacebookやTwitterなどSNSでシェアすることもできます。
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