雨の日に写真を撮るときのコツと留意点

雨,雨の日.
多くの人は「今日は雨か」とやや憂鬱な気分になるだろう.

しかし雨に濡れた景色は,魅力的な光景でもある.僕の愛する写真家たちも雨の日に外出して,美しい写真を撮っていた.雨の日に撮影された写真について,少し探究してみようと思う.

雨の日の写真について

雨の写真にだけ纏わり付く,独特の美しさのようなものがあると思う.湿った空気感やコントラスト,スナップしていれば高確率で写り込む傘も魅力の一つだろう.ソールライターは「それでも傘が好きだ」と言っていたので,雨の日は好んで家のドアを飛び出していったのだろう.

雨をため込んだ路面は光を反射する,そこには現実と等価の正確に反転した世界が現れる.これは雨が写真に与える一番の醍醐味だろう.雨の日に撮る写真は,カメラ設定や撮影場所によって,全く異なる印象を与えることができる.

雨の日に撮影するときのポイント

雨の日に撮影するポイントは,主には3つくらいだろう

  • 水たまりや雨を多く含んだ路面など,雨の影響が出る場所を選ぶ
  • 最新のカメラであれISO感度を上げ適正な露出に設定する
  • カメラとレンズを雨から守る

せっかく雨の日に写真を撮るのだから,水たまりや雨を含んだ路面など雨の影響が写真に出やすい場所を選んで撮影することが,一番の醍醐味だと思う.また,夜のストリートスナップは,晴れの人はひと味もふた味も違った写真を撮れる.

最新のミラーレスカメラであれば,ISO感度を上げてもノイズがは少ない.使っているメーカーや機種にもよると思うが,2020年前後に発売されたカメラであれば,ISOを1万くらいまで上げてもSNS投稿くらいであれば十分な画質を確保できる.わざとブレた写真を撮るなら別だが,シャッタースピードは1/200くらいで設定し撮影するとよいだろう.

また,雨の日に撮影するときのもう一つのポイントは,カメラの保護.雨粒がレンズに付着したり,カメラ自体が濡れたりすると故障の原因となる.レンズフードやカメラの防水カバーなどを使用して,大切なカメラを保護してあげよう.

雨の日に撮影された写真は,美しさに加え,独特の雰囲気や印象を与える.雨の音や匂い,傘を持つ人々や濡れた景色など,様々な要素を取り入れ新しい表現方法を学べると思う.普段とは違う世界を写真に収めることもできるだろう.

雨の日の写真を撮るのは,とても愉しい.

<了>

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