- Evernoteで書類をスキャンして保存する方法
- スキャンした書類を検索する方法
- EvernoteがNotionより優れている点
- Notionでスキャンしたデータを保存する方法
Evernote(エバーノート)で,書類をスキャンして保存する方法を紹介します.タイトルにも書いているとおり,手元にある書類をスキャンして保存する機能は,現状Notion(ノーション)よりもEvernoteのほうが優秀です.
Evernoteで書類をスキャンする方法のあとに,同じような作業をNotionで行う場合の手順も紹介しておきます.EvernoteとNotionは,近年よく比較されるサービスです.なので,サービス移行や,どちらを使おうか悩んでいる人の参考になれば幸いです.
Evernoteで書類をスキャンして保存する方法.
EvernoteのiPhoneアプリやiPadアプリを使えば,手元にある書類を簡単にスキャンして保存することができます.手元にiPadがあるので,今回はiPadのEvernoteアプリと雑誌を使って,書類のスキャン方法を紹介します.
- Evernoteのアプリを起動する
- 画面に表示されている「ノート」右にある三角マークをタップする
- 「書類をスキャン」をタップする
- デバイスのカメラで書類に向ける
- 緑のエリアが表示され,自動で書類をスキャン
- (連続してスキャンする場合は,続けて読み取る)
- 保存をタップする
以上の操作で,Evernoteが書類をスキャンし,そのままデータをクラウドに保管してくれます.
Evernoteはスキャンした書類内のテキストも検索対象になる
Evernoteの優秀な点は,スキャンした書類内のテキストが検索対象として含まれることです.例えば,今回読み込んだ雑誌の表紙は,「世界」「写真」といったキーワードで検索をかけた場合も候補としてヒットします.
これはEvernoteが,OCRを使って文書内まで検索してくれているからです.プレミアムやビジネスプラン専用機能です.よく利用する書類内を検索する人であれば,この機能だけでも有料プランにアップグレードする価値があります.
OCR(Optical Character Recognition/Reader、オーシーアール、光学的文字認識)とは、手書きや印刷された文字を、イメージスキャナやデジタルカメラによって読みとり、コンピュータが利用できるデジタルの文字コードに変換する技術です。当社が商品化しているOCRがどのように文字認識をするのかを、新聞や雑誌などを読取る活字文書OCRの例でご紹介しましょう。
参照: https://mediadrive.jp/technology/ocr.html
Notionでスキャンした書類を管理する方法
Notionでスキャンした書類を管理するには,ひと手間かかります.そのため,書類をスキャンして管理したい人にとっては,Evernoteのほうが有益なサービスだと言えます.
仮にNotionにスキャンしたデータを保存したい場合は,僕は以下の手順をふんでいます.ただ,この方法はとても面倒なのでおすすめしません.Notionの場合は,素直に画像データとして書類を管理し,タグなどを付けて整理したほうがよいと思います.
- iPhoneやiPadの純正メモアプリを起動
- 「書類をスキャン」をタップしてスキャンする
- メモアプリを起動して,スキャンしたメモをひらく
- 共有メニューから,Notionにデータを送信する
- Notionアプリでデータを整理する
スキャン保存は,現状「Evernote > Notion」が便利に使える.
EvernoteのiPhone/iPadアプリでは,書類スキャンの機能が用意されていて,アプリから書類をスキャンしてそのまま保存ができます.画像を文字として認識するOCR機能もあるため,その後の検索でも簡単に見つけることができます.
これに対してNotionのアプリでは,現状カメラが立ち上がるのみで画像としての保存しか選択肢がありません.Notionでスキャンしたデータを管理する場合は,別のアプリでデータを加工してから,Notionに送信する必要があります.
EvernoteとNotionは,よく比較されるサービスです.この記事を書いている2021年4月の時点では,スキャン保存の機能はEvernoteに軍配が上がると結論づけてよいでしょう.
〈了〉