コンピュータの基礎: コンピュータは電気をつかってもの考える.#基本情報技術者への道程

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僕たちは日々,コンピュータを使っています.

「毎日は使ってないよ」と思うかもしれません.しかし,「Appleの携帯電話だよ」とスティーブ・ジョブズに言われて使っているスマートフォンは,手のひらサイズのコンピュータです.(ジョブス最大の功績は,スマホを「小型のコンピュータ」ではなく「携帯電話」と言ったことだと思っています)

米調査会社IDCは27日、2020年の世界でのスマートフォンの出荷台数が前年比5.9%減の12億9220万台になったと発表した。

2020年は,世界中で12億台を超えるスマートフォンが出荷されました.これは.「1年間」の出荷台数です.2021年現在,世界の人口は76億人とされています.なので,世界人口のおよそ15%の数にあたるスマホが,出荷されたと考えることができます.

やはり,我々は毎日コンピュータを使っているのです.

コンピュータは電気をつかってもの考える.

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コンピュータは僕たちの大切なパートナー,なのでコンピュータがどうやってものを考えるか知っておくことは,とても大切.いわば,有能な秘書さんがいつもポケットに入っているようなイメージです.

結論を先に書くと,コンピュータは電気をつかってものを考えています.

秘書さんは話しかければ,答えを返してくれます.「明日の予定は?」と聞けば答えてくれる.しかし,コンピュータは話しかけても何も答えてくれません.(ここではSiriのような音声サービスは除外します)

それは,なぜでしょう.

答えは,コンピュータが動くためには必ず電気が必要で,コンピュータが電気を使ってものを考えているからです.

もう少し詳しく言うと,コンピュータは電気のオンオフでものを考えています.このコンピュータ独特の性質(考え方)を知ることが,コンピュータを理解する時の第一歩となります.

  • 「コンピュータは,電気でものを考える」
  • 「スマートフォンもコンピュータ」

このことをまずは覚えておきましょう.

〈続く〉

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