「contents(コンテンツ)」とは / #IT用語辞典

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「コンテンツがね〜」とか「このコンテンツが〜」とか,頻繁に「コンテンツ,コンテンツ…」使っている人が増えている.(自分自身も含めて)

「カタカナ言葉を使う時は,意味を理解しておくことが大事」なので,「contents(コンテンツ)」という言葉の意味をまとめておこうと思う.そもそも「コンテンツの言葉の意味とはなんぞや」という人にとっては,お役に立つ記事だと思います.

この記事で分かること
  • 「contents(コンテンツ)」という言葉の意味
  • 「contents(コンテンツ)」の正しい使い方

結論: 「contents(コンテンツ)」とは,内容・中身のこと

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「contents(コンテンツ)」とは,「内容」とか「(情報の)中身」のこと指します.具体的にどのような意味になるかは,前後の文脈で変わることが多い.なので,「コンテンツ = 内容や情報の中身」とだけ覚えておき,具体的に何を示すかは文脈によって変わることがある汎用性の高い言葉であることを理解しておきましょう.

故に,誤った理解をしておくことは少々危険.

コンテンツは,以下のようなものを指す場合も多い.あくまで事例の一部.

「contents(コンテンツ)」とは,コンテンツが指す主なモノ
  • 映像(動画)
  • 写真(絵,絵画なども含むことがある)
  • 文章(ある程度まとまった文字であれば)
  • 詩や散文
  • ゲームやソフトウェア全般
  • サービス(ウェブ,リアル問わず)
  • ホームページや付随する情報

個人の印象としては,ウェブ上で提供されているものを「コンテンツ」と表現することは多いと感じる.しかしその反面,リアルな商品を「コンテンツ」と呼んでいる人は少ないと思う.例えば,Appleのウェブサービスや製品動画をコンテンツと呼ぶことはあるが,iPhoneやiPad自体をコンテンツと表現する人は少ない.

やはり

「コンテンツとは,IT産業や娯楽産業において情報の中身や情報そのものを指し示す概念である」

Weblio辞書「コンテンツ」より抜粋

と理解しておくのがよいと感じる.

「contents(コンテンツ)」という言葉の使い方

「コンテンツとは,IT産業や娯楽産業において情報の中身や情報そのものを指し示す概念である」

↑をふまえると,「コンテンツ」という言葉の使い方がある程度見えてくると思います.ウェブに付随するモノや,現代的な娯楽を示す場合は,「コンテンツ」という言葉が馴染みやすい.

「contents(コンテンツ)」の用例
  • コンテンツマーケティング
  • キラーコンテンツ
  • content ID(コンテンツ アイディー)
  • コンテンツアグリゲーター
  • コンテンツ課金
  • コンテンツ産業
  • コンテンツターゲット広告(コンテンツターゲッティング)
  • コンテンツ配信
  • コンテンツビジネス
  • コンテンツプラットフォーム
  • コンテンツプロバイダー
  • コンテンツホルダー

…用例を挙げるときりがないですね.

↑は,「コンテンツ」をiOS版の大辞林アプリ(辞書アプリ)で検索した結果.これ以外にも複数の用例が辞書内で紹介されており,コンテンツという言葉がいかに多く使われているかが分かる.イレギュラーな用法としては,「すでに終わったコンテンツ」という意味の「オワコン」のような言葉もある.

ここでも感じるのが,デジタル分野に関連するコトや概念を示す用語がほとんどであるということ.「コンテンツ」という言葉の理解は,現代を生きるうえでは重要であると断言してよいでしょう.

〈了〉

SourceNote

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