Nikon Z6 / Z7 のアクティブD-ライティングの設定方法と解説/ #写真機初学者のメモ帳

Photo : iStock by Getty Images

Nikonのミラーレスカメラ Z 6 / Z 7 には,アクティブD-ライティングと呼ばれる機能があります.

アクティブD-ライティングの機能を使うと,白とび・黒つぶれを軽減した写真を撮影することができます.アクティブD-ライティングを使うメリットは,肉眼に近いコントラストを写真で再現できること.直射日光が強い,明暗差の激しいシーンでの撮影に効果があるとされています.

Nikon公式では,アクティブD-ライティングを設定している時は,測光モードをマルチパターン測光にすることを推奨しています.

Nikon Z 6 / Z 7 のアクティブD-ライティングの設定方法

Photo : iStock by Getty Images

Z 6 / Z 7 では,MENUボタンから「静止画撮影メニュー」を選んで設定を変更することが可能.手順は以下のとおりです.

Nikon Z 6 / Z 7 のアクティブD-ライティングの設定方法
  1. カメラを起動して,背面にある「MENUボタン」を押す
  2. 「静止画撮影メニュー」のタブから「アクティブD-ライティング」を選択してOKボタン
  3. 好みの設定に合わせてOKボタンを押す

デフォルトの状態であれば「i メニュー」にもアクティブD-ライティングは入っているため,こちらからも変更することが可能.頻繁に設定を変更する人は「i メニュー」に入れたままにしておくのがおすすめです.

アクティブD-ライティングは,6段階から好みの設定を選択します.

  • オート
  • より強め
  • 強め
  • 標準
  • 弱め
  • しない

「オート」は,撮影シーンに合わせて自動的にアクティブD-ライティングの効果を設定.それ以外は「より強め > 強め > 標準 > 弱め」の順でアクティブD-ライティングの効果の度合いが弱くなります.「しない」は,アクティブD-ライティングを設定しません.

アクティブD-ライティングは,6段階から好みの設定を選択可能.

アクティブD-ライティングの注意点

アクティブD-ライティングを設定すると,撮影環境によってはノイズが強調されます.被写体によっては画像に階調飛びが発生することがあり,ISO感度が高感度(Hi 0.3〜Hi 2)に設定していると機能しません.

また,撮影モードがMモード(マニュアル)の場合,アクティブD-ライティングをオートに設定しても,標準相当の補正に固定されます.マニュアル撮影がメインの人は「アクティブD-ライティングはオートに設定しても,標準くらいしか補正してくれない」と覚えておきましょう.

〈了〉

SourceNotes

Advertisements