スマートコントラクトとは!?【IT用語辞典】

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スマートコントラクトとは、2者間における契約を締結・実行させるための一連のプログラムのこと。

名前のとおり、コントラクト(契約)をスマート(簡単に、シンプルに)に実行できる仕組みのことを言います。

二者間における契約を締結・実行させる一連のプログラムのことだ。たとえば、飛行機が欠航になったときに自動的に返金する航空保険のような契約をプログラムできる。スマート・コントラクトによって、原理上はあらゆる種類の高くつく仲介コストを削除できるというわけだ。このアイデアは1990年代に生まれ、2013年にはスマート・コントラクトの実行に特化したブロックチェーンとしてイーサリアム(Ethereum)が開発された。

MITテクノロジーレビュー:ブロックチェーンは19年、
「当たり前」の技術になるより
出所:WISDOM2(iOSアプリ)より

スマートコントラクトは、2017年のビットコインバブルでよく使われるようになった言葉ですが、その歴史は古く1990年代にNick Szaboという法学者・暗号学者によって初めて提唱されました。

はじめにスマートコントラクトを実装した例としては、自動販売機が挙げられています。

自動販売機
スマートコントラクトの考え自体はビットコインよりも古く、1990年代にNick Szaboという法学者・暗号学者によって最初に提唱されました。Szaboはスマートコントラクトを最もはじめに導入した例として、自動販売機を挙げています。「利用者が必要な金額を投入する」、「特定の飲料のボタンを押す」の二つの契約条件が満たされた場合にのみ、自動的に「特定の飲料を利用者に提供する」という契約が実行されることになります。このように、ここでいうコントラクト(契約)とは書面上で作成された契約のみをさすのではなく、取引行動全般をさします。

ブロックチェーンビズ:スマートコントラクトより

今後ブロックチェーンテクノロジーが普及することで、スマートコントラクトという言葉もより多く使われることになるでしょう。

スマートコントラクトは理論上、あらゆる仲介コストを削減することができるからです。

スマートコントラクト=契約を実行するための一連のプログラム

ということは覚えておきましょう。

SourceNote

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