この記事では、スマートフォンのケースなどによく利用される、TPU(素材)について解説しています。
TPUとは?!
iPhoneのケースなどで利用される素材に、TPUと呼ばれるものがあります。
TPUとは、熱可塑性ウレタンのことです。
英語で表記すると、Thermo Plastic Urethane。
Thermoplasticは、「熱可塑物質の」という意味で熱すると柔らかくなるものことを指します。
Urethaneは、素材の「ウレタン」のことです。
これらの頭文字をとって、TPUと表記します。
プラスチックと聞くと、プラモデルなどに使われる硬い素材を想像してしまいますが、熱可塑性ウレタンはゴムのように柔らかい素材です。
TPUのメリット
TPUは、iPhoneなどのスマートフォンのケースでよく利用されます。
(スマホケース以外にも、スポーツシューズのゴム底やカートのキャスターなどにも使用)
TPUのメリットのひとつは、加工のしやすさです。
熱を加えて柔らかくなるため、さまざまな方法で加工できます。
(同じ形の製品などを、大量に生産しやすい)
丈夫で弾力がありながらも大量に製造できるため、比較的安価な製品に利用されることが多いです。
コスパの高い1000円前後のスマホケースにも、よく使われています。
また、TPUには軽量、着色が簡単、環境に優しい(リサイクルしやすい)といった特長もあります。
TPUのデメリット
TPUは「熱可塑そ」という言葉からも想像できるよう、熱に弱いという弱点があります。
そのためスマホのケースなどは、冬場のファンヒーターやストーブ・ドライヤーなどで変形してしてしまうことがあります。
傷や衝撃に強いので丈夫で強いと感じがちですが、熱源の近くには置きっぱなしにしないよう注意しましょう。
夏場、炎天下の車内などに放置するのおすすめできません。
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