この記事では、スマートフォンのケースなどによく利用される、TPE(素材)について解説しています。
TPE(素材)とは?!
iPhoneのケースなどで利用される素材に、TPEと呼ばれるものがあります。
TPEとは、熱可塑性エラストマーのことです。
英語で表記すると、Thermoplastic Elastomer(発音は、サーモプラスチック・エストラマー)。
Thermoplasticは、「熱可塑物質の」という意味で熱すると柔らかくなるものことを指します。
Elastomerは、「エストラマー」とはゴム弾性をもつ素材の総称です。
エラストマー(elastomer)とはゴム弾性を有する工業用材料の総称。
「elastic(弾力のある)」と「polymer(重合体)」を組み合わせた造語。
引用:ウィキペディア「エストラマー」より
これらの頭文字をとって、TPEと表記します。
前回紹介した、『TPU(熱可塑性ポリウレタン)』と同様、スマホケースの柔らかい部分などに利用されることがあります。
TPEのメリット
TPEも、TPUと同じような特長を持っています。
熱を加えると加工がしやすくなるので、iPhoneなどのスマートフォンのケースでよく利用されます。
専門的なことなのであまり詳しく無いのですが、TPEとTPUは硬度が異なります。
TPUはTPEより硬度が高い。(=TPEのほうが柔らかい)
一般に、TPEの硬度はShoreA Scale 0〜100の範囲であり、TPUの硬度は通常Shore60A〜Shore70Dである。 つまり、TPUはTPEより硬度が高い。
引用:TPEとTPUの違い
TPEのデメリット
TPEは「熱可塑そ」という言葉からも想像できるよう、熱に弱いという弱点があります。
そのためスマホのケースなどは、冬場のファンヒーターやストーブ・ドライヤーなどで変形してしてしまうことがあります。
熱源の近くには置きっぱなしにしないよう注意しましょう。夏場、炎天下の車内などに放置するのおすすめできません。