『テクノ不安症』というキーワードを、ネットニュースや新聞などで目にするようになりました。
「テクノ不安症って聞いたいこと無いな、最近出てきたワードなのかな!?」
とも思ったのですが、意外と以前から使われているようです。
IT用語辞典のウェブサイトでは、2003年4月に記事が更新されているのでもう15年くらい前からある言葉なんですね。
ということでこの記事では、
- 『テクノ不安症』
- 似たような意味で使われる『テクノ依存症』
ついてご紹介したいと思います。
『テクノ不安症』
最近できた言葉かな!?と思ったのですが、意外と以前から使われているようですね。https://t.co/9WQARbxT37— 稲林 タク @smatu.netの人 (@takg_jp) 2017年10月24日
テクノ不安症 【 techno-anxious 】とは!?
テクノ不安症とは、パソコンやスマホが使いこなせないことで生まれるストレスのことです。
厳密には、そのストレスが原因となり精神的な失調症状がある状態のことを指します。
テクノ不安症=テクノストレスのように、同じ意味で使われることも多いみたいです。
主な症状としては、動悸・息切れ・肩こり・めまい等です。
症状が進行すると、自律神経の失調や鬱といった状態になることもあります。
テクノ不安症…恐ろしいですね。
社会の隅々までコンピュータが普及しつつある現在、会社の業務などで好むと好まざるとに関わらずコンピュータを使う必要に迫られる人が増えている。そのうち、コンピュータになじめず、操作を苦痛に感じる人は、そのことで強いストレスを感じ、体調を崩してしまうことがある。これがテクノ不安症である。
具体的な症状は、動悸、息切れ、肩こり、めまいなどの自律神経の失調や、鬱などである。
ちなみにGoogleで他のサイトの情報もいくつか調べてみたので、そちらも引用として記載しておきます。
どのサイトでも同じような情報が取り扱われているので、この記事の内容も概ね正しいと思っていただいて問題無いでしょう。
ぼくの場合は、どちらかと言えばこれからご紹介する『テクノ依存症』ですが、どちらもイメージとしてはこんな↓状態のこと指しているんでしょうね。
『テクノ不安症』ってきっとこんな状態なんでしょうね。
肩こりやめまいだけでなく、症状が悪化すると自律神経の失調や鬱にもなるそうです。 pic.twitter.com/4pv3sRcgJY— 稲林 タク @smatu.netの人 (@takg_jp) 2017年10月24日
Googleで検索した『テクノ不安症』の答え
コンピューターにうまく適応できないために、コンピューターやコンピューターを利用して行う作業に対して過剰なストレスを感じる症状のこと。テクノストレスのひとつ。
引用:コトバンク
《techno-anxiety》コンピューターとの関わりがストレスとなって、頭痛・吐き気などの自律神経失調の症状のほか、情緒不安定・欲求不満などの精神症状の起こる状態。テクノストレスの一つ。
引用:goo辞書
【英】techno-anxious
テクノ不安症とは、ITに関連して起こるとされるテクノストレスの一種で、コンピュータとの関わりがストレスとなって生じる心身の失調のことである。テクノ不安症は、業務上必要とされるITの利用に適応できないことを主な要因とするとされる。動悸や息切れ、頭痛、吐き気、あるいは、情緒不安定、欲求不満といった、各種のストレス症状が引き起こされる状態である。
テクノストレスのうち、テクノ不安症とは逆に、コンピュータに関わっていない状態が不安で引き起こされる失調はテクノ依存症と呼ばれる。
引用:weblio辞書
テクノ不安症、英語では「techno-anxious」「techno-anxiety」
ちなみに英語で『テクノ不安症』は、「techno-anxious」「techno-anxiety」と呼ばれています。
- anxious=心配している、不安に思う
- anxiety=心配、不安感
どちらも、心配や不安な状態を示す言葉です。
頭に「techno(テクノ)」をつけてテクノ不安な状態を示しています。
「アンクシャス」「アンザイエティ」みたいな読み方をします。
一緒に覚えておくとよいと思います。
逆に過剰に反応するのが『テクノ依存症』
「テクノ不安症」とは逆の意味で、『テクノ依存症』とい言葉もあります。
こちらはテクノ不安症とは全く逆で、パソコンやスマホに過剰に依存することが原因で精神的な失調が現れてしまうことです。
「SNSを5分おきにチェックしないと落ち着かない」「スマホが無いとソワソワしてしまう」といった人は、こちらの傾向にあると思うので注意したほうがよさそうですね。
ぼくの場合もどちらかと言えば、こっちの症状が時々でることがあります。
(ちなみに今週はずっと肩こりです…)
「テクノ不安症」とは逆で『テクノ依存症』という言葉もあるようです。
ぼくの場合はどちらかと言えば、こっちです。
最近肩こりが酷いです😨https://t.co/JiVI3jkicM— 稲林 タク @smatu.netの人 (@takg_jp) 2017年10月24日
これとは逆に、コンピュータに過剰に適応したために精神的な失調を生じ、実社会での生活に支障をきたす症状を「テクノ依存症」という。
引用:IT用語辞典より
テクノ依存症は、英語で「techno-centered」と書きます。
「centered」は、(人や物などが)中心をなす、とても重要、といった意味合いの単語です。
「センタード」みたいな発音をします。
まとめ:何事もほどほどに。。。
ということで今回は『テクノ不安症』と『テクノ依存症』について、ご紹介させていただきました。
パソコンやスマホが極端に使えないことも、パソコンやスマホに極端に依存することも、現代社会ではどちらも悪影響があります。
しかし、仕事やプライベートにおいて、テクノロジーはもはや欠かすことの出来ないものになっているの事実です。
- テクノロジーに触れる時間・距離を置く時間を区別する
- 寝る前1時間はスマホを見ない
- SNSとメールのチェックは決まった時間にしかしない
のようにルールを決め、テクノロジーを適切に活用する工夫が個人個人でも必要です。
(自分のライフスタイルや価値観によって、最適なバランスを探しましょう)
『テクノ不安症』や『テクノ依存症』を回避するには、個人個人がルールを決め工夫をすることが大切ですね。 pic.twitter.com/cumIXIy1YI
— 稲林 タク @smatu.netの人 (@takg_jp) 2017年10月24日
最近岩波文庫の「イソップ童話」を読んでいるのですが、皆さんご存知の『アリとキリギリス』にも、労働は大事、遊ぶのもほどほどに…。といった教訓が書かれています。
テクノロジーを使えないことも、テクノロジー依存しすぎることも、ほどほどに…ということでしょう。