iPhoneには、画面を読み上げてくれる「スピーチ」と呼ばれる機能があります。
これは、Webなどで表示しているコンテンツをiPhoneが音声で読み上げてくれる、一種のサポート機能です。
「スピーチ」は設定さえ行っておけば、簡単なジェスチャーで実行することができます。
目が疲れていたり、移動している時など…「長文テキストを読みたくない(読めない)」という場合に使うと便利です。
Google ChromeやEvernoteなど様々なアプリに対応しており、プライベートやビジネスシーン問わずに活躍してくれます♪
iPhoneの読み上げ機能「スピーチ」を設定する
「スピーチ」を利用するためには、まず設定を行います。
設定アプリを起動し、一般>>アクセシビリティ>>スピーチの順番で進みましょう。
- 選択項目の読み上げ
- 画面の読み上げ
の2項目をタップして、オンに設定します。
その他「読み上げの声」や「読む速さ」なども細かく設定できますが、一旦は↑だけオンにしておくとよいでしょう。
細かい設定について、記事の最後の方でもご紹介します。
「スピーチ」使ってコンテンツを読む(聴く)方法
スピーチの設定が済んだら、早速使ってみましょう。
スピーチには、
- 選択した項目を読み上げる
- コンテンツ全体を読み上げる
といった、2つの使い方があります。
選択した項目を読み上げる方法
Google ChromeやEvernoteなどで、読み上げたいWebサイトやコンテンツを表示します。
画面をロングタップして、読み上げたい部分を選択します。
(選択部分の文字数少ないと、「読み上げ」が表示されません。その場合は右にある▶のマークをタップしてください)
選択したら、「読み上げ」をタップします。
コンテンツに応じた言語で、iPhoneが文章を読み上げてくれます。
コンテンツ全体を読み上げる方法
スピーチは、スワイプ操作で画面全体を読み上げることもできます。
こちらの操作の方が、簡単にコンテンツ全体を読み上げることができるのでおすすめです。
コンテンツ全体を読み上げるためには、画面を2本指で上から下にスワイプします。
このジェスチャーだけで、コンテンツ全体の読み上げがスタートします。
コンテンツ全体をスピーチすると、画面に操作用のアイコンが複数表示されます。
(しばらく操作しないと最小化され、再タップでまた大きくなります)
アイコンをタップすると、読み上げ速度の調整や段落のスキップなどもできます。
スリープしたり、他のアプリに切り替えても読み上げは続行されますので、「SNSをチェックしながら長文テキストを聴く」といった操作も可能になります。
長文テキストを読みたくない時や、移動中などにも文章を聴くことができるので、ニュースなどのコンテンツとの相性もバッチリです。
スピーチの設定
スピーチは「読み上げる声」や「読み上げ速度」など、細かく設定することができます。
最後はスピーチを利用するうえで、覚えておきたい設定についてご紹介します。
声を設定する
スピーチは、各言語ごとに声を設定・変更することができます。
声>>変更したい言語をタップし、好きな声を設定しましょう。
日本語は、KyokoやSiriなどの中から選択することができます。
設定する速度によって聞き取りやすい声があるので、自分の視聴速度にあった声を選択しておくと良いでしょう。
読み上げ速度を変更する
初期設定時は読み上げ速度が、少し早めに設定されています。
スピーチを利用してみて、「読み上げが早くて聞き取りにくい」と感じた人は、速度を変更しておくとよいでしょう。
読み上げ速度のスライダーで、好みの速さに変更することができます。
また、2本指ジェスチャーでスピーチ機能を使う際は、そこからも速度の変更を行なうことが出来ます。
読み方を登録する
非常に便利なスピーチですが、正しく読み上げてくれない言葉も度々登場します。
聴いていて、意味が分からなくなることは無いと思いますが、頻繁にでてくる言葉でどうしても気になる場合は設定しておいてもよいでしょう。
一例ですが、「大辞林(だいじりん)」も「だいことばはやし」と読み上げたりします笑
ちなみに↑で紹介した、大辞林は設定を変更しても上手く読み上げてくれませでした。
設定が反映されない場合もあるようなので、注意が必要です。