「HDR動画〜」「HDR対応〜」
最近ネットニュースなどでHDRという言葉がよく使われるようになっています。
過去5年間のGoogle検索でも、「HDR」というキーワードが世界中で検索されていることが分かります。
この記事では、「HDR(ハイダイナミックレンジ)」について解説しています。
なぜ今になって「HDR」を詳しく調べてみようと思ったのか?
ブログで何回もご紹介しているのでお気づきかもしれませんが、筆者は動画ストリーミングサービスの中ではダンゼン「Netflix推し」です。
(オリジナル動画が面白いんですよね!本当に!)
先日Netflixは、モバイル向けにHDR動画を提供する計画があることを明らかにしました。
その記事を読んでいて「HDRって、そもそもなんだっけ!?」とふと疑問が浮かび、自分なりに色々と調べてみることにしました。
普段何気なく使ったり読んだりしている言葉って、意外とよく理解できていないんですよね。
冒頭でも少し書きましたが、Google Trendsのキーワード検索を使って調べてみたところ、ここ1年間くらいは過去より頻繁に検索されていることが分かりました。
HDR技術が写真や映像の分野で、たくさん使われるようになっていることが理由なのかもしれません。
2016年9月に検索が急上昇しているのは、恐らくPS4がHDR対応したことが原因です。
以降も、よくネットを利用して検索されていることが分かりますね。
出典:Google Trends「HDR」過去5年間
HDR(ハイダイナミックレンジ)とは!?
HDRはハイダイナミックレンジ合成のことです。
- High=ハイ
- Dynamic=ダイナミック
- Range=レンジ
- Imaging=イメージング
の頭文字をとった略称です。
(「I」は略されて用いられることが、ほとんどのようです)
直訳すると…「高水準で力強い範囲(領域)の画像」みたい意味ですが、これだとよく分かりません。
そもそもダイナミックレンジとは、カメラ付いているイメージセンサーが感知できる「最も明るい部分と最も暗い部分の範囲」のことを指しています。
「複数の画像を合成して綺麗な写真をつくる技術」
と覚えておくと良いでしょう。
ダイナミックレンジとは,カメラのイメージセンサーが感じとることができる.「最も明るい部分と最も暗い部分の範囲」のことを指します。
引用:HDRで拡がる写真の世界〜一味違った写真を楽しもう
iPhoneのカメラでもHDR撮影が可能
もちろんiPhoneにも、HDR機能はついています。
iPhoneの場合は、明暗差をつけた3枚の画像を合成し肉眼での見た目に近い写真を合成しています。
設定アプリを起動し「設定→写真とカメラ」の順で進み一番下まで移動すると、HDRの項目があります。
ここに
HDRは、3段階の異なる露出の写真の良い部分を、1枚の写真に合成する機能です。
HDR版に加えて、標準露出の写真も保存します。
引用:Apple
とHDRについての説明が書かれているので、一度確認してみるとよいでしょう。
HDRの特徴とデメリット
最後にHDRの特徴やデメリットをまとめておきます。
といっても「百聞は一見にしかず」。
iPhoneがあればHDRの特徴を簡単に体験することが出来るので、沢山の写真をHDRモードで撮影してみることをおすすめします。
HDRモードで撮影すると「HDR写真」と「普通の写真 」がそれぞれ保存されるので、iPhoneの容量だけにはご注意を♪
HDR写真の特徴
- 明暗差がある写真がきれいに撮れる
- 「白とび」「黒つぶれ」しない画像ができる
- 幻想的かつアーティスティックな作品が撮れる
HDR写真のデメリット
- 動きのある撮影が苦手(手ブレしやすい)
- 2枚写真が残るのでiPhone容量を圧迫しやすい
- なんとなく作られた感のある作品になってしまことも…
SourceNote
- ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)プレスリリース
- ネットフリックス、モバイル専用「高画質動画」を提供開始
- ハイダイナミックレンジ(HDR)撮影の動画を普通のテレビで見る
- HDRで拡がる写真の世界〜一味違った写真を楽しもう
執筆時のデバイス環境
- iOS:10.2.1
- iPhone6s
コメントを残す コメントをキャンセル