新型のiPhoneやiPadの発表とあわせて、iOSの新バージョンが正式に公開されアップデートが可能になりました。
iOS9.3はメモアプリにロックがかけれるようになったり、3D Touchがより便利になったりとiOS9の中では大きなアップデートとなりました。
今回は、iOSバージョン9.3の中でも特に注目されているブルーライトカットモードについてご紹介します。
Apple – March Event 2016
ブルーライトをカットするNight Shift
新しいバージョンのiOSでは、ブルーライトをカットする「Night Shift(ナイトシフト)」という機能が新しく追加されました。
一部のAndroid端末ではすでに利用できる機能ですが、iPhoneでは初となっており楽しみにしていた人も多いと思います。
(※注:同効果のアプリはすでにあるようですが、iOSで行えるのが初)
ブルーライトによる、目や健康への悪影響はこれまでも多くのメディアで記事になっています。
これらの影響は、ナイトシフトによって緩和されることを期待されます。
スマートフォンを中心とする市場調査を行なうMMD総研の調査によると、約8割の人が「スマホに依存している〜」と感じており9割以上の人は「帰宅してから就寝までの間にスマホを利用している」と回答しています。
参照記事:「スマホ依存」の自覚は8割、特に20代の4割が「かなり依存している」と回答
スマホを長時間に利用することによる、目の疲れ・肩こり・視力の低下・睡眠不足…などの自覚症状がある場合は、ナイトシフトの設定を活用し身体への負担を軽減してみてはいかがでしょうか?
ナイトシフトを有効にする3つ方法
ナイトシフトの詳細は、アプリから設定をすることができます。
設定アプリを起動し、「ディスプレイと明るさ」→「ナイトシフト」の順でタップして詳細の設定を行いましょう。
スケジュールで有効にする
ナイトシフトは、スケジュール設定しておくと、自動でオンオフを切り替えることができます。
スケジュールの項目をオン(アイコンが緑がオン)にして、時間を設定します。
時間の部分をタップして、「日の出から日の入り」「カスタムスケジュール」の好きな方にチェックを入れましょう。
「カスタムスケジュール」に設定した場合は、開始と終了の時刻をそれぞれ設定すれば完了です。
手動で明日まで
ナイトシフトは「手動で明日まで有効にする」設定もあります。
ここをオンにすると、明日までナイトシフトをオンにしておくことができます。
コントロールセンターから
ナイトシフトは、コントロールセンターからワンタップで切り替えることもできます。
iOS9.3のアップデートで、コントロールセンターにナイトシフトのアイコンが追加されています。
(コントロールセンター下部、コンパスと電卓の間)
ここをタップすれば、いつでもナイトシフトに切り替えることができます。
参照:iOS9.3のブルーライトカット機能を3秒で有効にする方法
ナイトシフトの色を調整する
ナイトシフトは、色調も細かく設定するとができます。
ナイトシフト設定画面の下部に、スライダーがあるので左右にスライドさせて好みの色合いにしておきましょう。
左にスライドすると「冷たく」、右にスライドすると「温かく」色調を変更することができます。
ナイトシフトの注意点/トラブルシューティング
最後にナイトシフトの設定における注意点です。
低電力モードでは使えない
ナイトシフトは、低電力モード中は設定ができなくなっています。
オンにできない場合は、低電力モードになっていないかを確認しましょう。
低電力モードの解除方法については、過去の記事をご参照ください。
参照:iOS9 低電力(LOW POWER)モード 設定と解除の方法
ナイトシフトが使える端末
ナイトシフトは「A7」以上のプロセッサが搭載されている必要があります。
対象の端末は以下のとおりです。
(下記より古い端末はナイトシフトの対象外です)
【iPhone】
iPhone5s、iPhone6、iPhone6 Plus、iPhone6s、iPhone6s Plus、iPhone SE
【iPad】
iPad Air、iPad Air2、、iPad Pro、iPad mini2、iPad mini3、iPad mini4
【iPod】
iPod touch第6世代
「日の出から日の入りまで」が設定できない
「日の出から日の入りまで」が設定できない時は、位置情報サービスがオンになっているか?確認しましょう。
設定アプリを起動
↓
プライバシー
↓
位置情報サービス
↓
システムサービス
↓
時間帯設定
の順で進み、オンに設定します。
これで「日の出から日の入りまで」が設定できるようになります。
[…] ナイトシフトの設定は、本来は設定アプリから行います。 (詳しい方法はこちらでご紹介していますので、興味があればご覧ください) […]