「#」←この記号,何と読んでいますか??
- 番号記号
- ナンバーサイン
- 井桁(いげた)
- スクエア
様々な呼び方を持つこの記号は,もともとは番号を示す数字の前に置かれる記号でした.上記以外に北米以外の英語圏では,「ハッシュ」と読まれることもあり,日本でもこの読み方が一般的になっています.
ネットやソーシャルメディアに日常的に触れている人は,悩むこと無く「#(ハッシュタグ)」と読むと思います.
番号記号(ばんごうきごう)またはナンバーサイン(number sign)は、井桁(いげた)やスクエアとも呼ばれ、番号を示す数字の前に置かれる記号である。14世紀頃、古代ローマで重さの記号として使われていた lb に横棒を引いたものが、手書きのためだんだんと崩れて今の形になったと言われている。[1] 日本ではこの記号の代わりにヌメロ (numero, No.) を使って「ナンバー」と読むのが一般的である。
米国では前述の由来通り質量のポンドを表すのにも使われ、その場合は「パウンド」と読まれる。北米以外の英語圏では「hash(ハッシュ)」と読まれることがあるが、これは「切り刻む」と言う意味である。これら以外の読み方も存在する。また、素数階乗を表す記号でもある。
「番号記号」Wikipedia
Twitter登場以降ハッシュタグは,SNS上で頻繁に使われる記号としてネットユーザーに浸透していきました.現在ではFacebook(フェイスブック)・Instagram(インスタグラム)・Pinterest(ピンタレスト)など,多くのソーシャルメディアで,ハッシュタグの機能を利用できます.
この記事では,「#(ハッシュタグ)」について詳しく解説してます.
#(ハッシュタグ)の使い方
ハッシュタグの使い方はとても簡単.TwitterなどのSNSで,ハッシュタグを付けたいキーワードの頭に「#」を付けるだけです.
たったこれだけ.正しくハッシュタグが付くと,文字の色が変わったりするので分かりやすいと思います.もちろんハッシュタグを利用するために,面倒な登録など一切ありません.
Twitterの場合,前後にスペースを入れないとハッシュタグと認識されないときがあるので,その点は注意してください.
上記は使用例.「#フォートナイト」と「#野良スク」がハッシュタグとして認識されているのが分かります.ハッシュタグは,投稿の先頭でも,文の途中でも,書き終わった最後でもどの位置に書いても原則OKです.
ハッシュタグは,Twitterが特定のカテゴリを検索しやすくするためにはじめて以来他のSNSにも普及していきました.現在では,特定のキーワードや話題について,関心持つ人同士が共有できるように多くのソーシャルメディアで当たり前の機能として利用されています.
ハッシュタグとは、ツイートにカテゴリをつけて検索しやすくするため、ツイートに「#xxx」と入れるタグのようなものです。
#ハッシュタグってどうやって使うの?(Twitterヘルプセンター)
イベントの際などにハッシュタグを決めてツイートすることで、同じイベントの参加者同士で情報を共有できます。
同じ話題で盛り上がることもできます。
例: 「#○○大会」と付けてツイートすれば、「○○大会」についてのツイートだとわかります。
「#○○大会」で検索すると「○○大会」についてのツイートのみを閲覧でき情報共有が可能です。
ハッシュタグで友達や共通の価値観を持つ人と盛り上がる方法
ハッシュタグを利用して,友達や同じ趣味を持つグループで盛り上がるのもおすすめ.
私事で恐縮なのですが…
先日,筆者の好きなB’zの稲葉さんのLIVEがHuluで中継されるというイベントがありました,
その時「#稲葉浩志の神曲晒せ」というハッシュタグが使われ,ファンの間で好きな曲を出し合って盛り上がりました.いやー楽しかった.
また,最近ではテレビ番組やネット配信サービスでもハッシュタグが利用されています.
ニュースやネットのオリジナル番組でハッシュタグを見つけた時は,そのハッシュタグを使ってSNSに投稿してみると共通の話題で盛り上がっている人々の輪に溶け込めるかもしれません.
ハッシュタグ使用時の注意点
ハッシュタグを使うときの注意点は3つだけ.
- ハッシュタグの前後にはスペースを入れる
- ハッシュタグには使えない文字がある
- 長い(文字数が多すぎる)ハッシュタグの利用は避ける
ハッシュタグの前後にはスペースを入れる
ハッシュタグを利用する時は,キーワードの前後にスペースを入れるようにしましょう.前述したとおり,Twitterではスペースを入れないとハッシュタグが認識されません.
スペースは,全角スペース・半角スペースでもどちらでもOKです.
ハッシュタグには使えない文字がある
全ての日本語,アルファベットが利用可能.しかし,特定の記号は使うことができず,ハッシュタグの中に句読点やスペースは入れることができません.
使えない文字やスペースを入れると,そこでハッシュタグが切れてしまいます.ご注意を.
長い(文字数が多すぎる)ハッシュタグの利用は避ける
最後は,ハッシュタグが使えなくなるわけではないのですが,あまり有効でない使い方を紹介します.
ハッシュタグは,キーワードが極端に長かったり,文字数が多すぎるとあまり効果がありません.また,1つの投稿に使うハッシュタグの数は,2〜3個くらいが適正とされています.どんなに多くても,5つくらいを意識しておくとよいでしょう.
長すぎるキーワードの例.も検索に引っかからず無駄になってしまうことが多いです.
ハッシュタグの文字数に制限はありません.しかし「#iPhoneの新作発表会はいつも寝不足との戦いという人集まれ」のように,ムダに長いハッシュタグは,あまり効果がありません.この例であれば,「#iPhone発表会視聴中の人集合」くらいにしておきましょう.
注意点の項は、Twitterのハッシュタグ利用ルールを参照にしています。一部のSNSには適用されない場合もありますのでご了承ください。
ハッシュタグを活用して検索するテクニック
ハッシュタグの使い方に慣れてきたら,トレンドや話題のキーワード検索にハッシュタグを活用してみましょう.
Twitterは検索窓に「# + キーワード」を入力すると,特定のハッシュタグの投稿を検索することができます.同様に他のSNSでもハッシュタグで検索できる機能は充実しているので,ハッシュタグ検索を活用しましょう.
インスタグラムの場合,ハッシュタグ検索をすると類似した人気の「ハッシュタグ+キーワード」でレコメンドしてくれる仕様になっています.例えば「#豚骨ラーメン」で検索すると「#麺」「#ラーメンインスタグラム」などを候補としておすすめしてくれます.
最近はあGoogle検索よりTwitterやInstagramの検索の方が,リアルな声が拾えるとの意見もあり検索トレンドも変化しています.
- 関連リンク1: ググってちゃダメ?10代の「検索スキル」がハンパない
- 関連リンク2: 【Twitterで検索する方法】5タイプの検索でTwitter検索の達人に
Google検索で目的にたどり着けないと感じている人は,TwitterやInstagramのハッシュタグ検索をお試しあれ.他人とはひと味違った,リアルな情報にアクセスできる機会が増えるかもしれません.
まとめ
僕はこれまで,Google検索をメインで利用して生きてきました.欲しい情報がすぐ手に入るGoogle検索は,僕たちの生活にこれからも欠かすことはできないでしょう.
しかし,ググってちゃダメ?10代の「検索スキル」がハンパないでも指摘されているよう,Google検索では「SEO対策された情報」や「広告として最適化された情報」が検索結果として上位に表示されます.本当に価値の有る情報がGoogle検索では,見つからない時代意変化してきています.(フィルターバブルの視点からもこの辺は問題視されているので,機会があればそのテーマで記事を書こうと思います)
これからは,様々なツールを使った検索力が求められる時代.検索ツールの特徴とSNSの特性をうまく理解し,価値のある情報にアクセスできる人になりたいものです.
〈了〉