「思い出の記録装置」としての「写真」.#写真についての覚書

Googleフォトは,iPhoneの写真を自動的に保存しておいてくれる.自分の場合だと,2011年くらいからアーカイブが残っているので,10年以上前の写真を見返すことができる.

写真をたよりに時間を遡っていくと,10年以上の歳月なので色々な思い出が蘇ってきた.これまで3匹の愛犬を亡くしたのでその時の心境,旅行や結婚式などイベントの記憶,昔は仕事の写真も私用のiPhoneで撮っていたので仕事の記録もちらほらとあった.

Googleフォトにアーカイブされているのは,ほぼ歴代のiPhoneで撮影してきた写真ばかり.カメラに出会う前は,写真をあまり撮るタイプの人間では無かった(月に数十枚撮れば,かなり撮影した方).それでもGoogleフォトのアーカイブを眺めていると,「こんなこともあったなぁ」と,いい事も,そうでない事も思い出すことができた.

「写真」には様々な「機能」があるが,「思い出保存装置」みたいな側面もあることは確かだ.カメラを毎日持ち出すようになってから,3年くらいが経過した.最近は多いときだと1日に300枚くらい写真を撮っているので,これまでの10年よりこれからの10年のほうが,写真で記録できる思い出の量は多くなっているだろう.

いい思い出も,そうでない思い出も,それぞれが沢山残るのだろうが,それはそれで写真の醍醐味なんだと思う.

Photo : SMATU.net

人間は少しでも進歩していることを実感できると,幸福感やポジティブな感情が増すらしい.10年くらいのそれなりにまとまった期間で人生を振り返ってみると,以前は理解できていなかったことが,理解できていると自分でも分かると思う.人によってまちまちだろうが,(知識にしてもスキルにしても)できることも増えてくる.

スマートフォンやカメラ,GoogleフォトやDropboxのストレージサービス,今では写真を撮る手段と,残す場所の選択肢が豊富な時代だと思う.それぞれにあった方法で「思い出の記録装置」として「写真」を使ってみるといいのだろう.

<了>

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