ニコンのZシリーズのカメラを使っていて,「撮った写真が暗い」と感じている人はいないだろうか?.
“Zのカメラで撮った画像が暗いな”という悩みを抱えている人は,一度ファインダーの明るさ設定を見直してみてほしい.
ニコンのミラーレスカメラZシリーズを使っていて,「撮った写真が暗い」と感じている人はいないだろうか?.もしそう感じている人は,これから解説する「ファインダーの明るさ」という項目を確認してみてほしい.
個人的な感覚になるのだが,ニコンのZシリーズは,どうもファインダーで覗いたときに見える像が明るめな傾向にあるように感じる.そのため,実際に撮影した写真のデータがアンダー気味になってしまう.(要は暗い写真になってしまうということ)
これまで,Z50とZ6を使ってきたが,この現象はどちらのカメラにも当てはまることで,Z7を使っている人も同じようなことを言っていた.なので,おそらくこれから発売となる新機種のZ fcにおいても同様だと思う.Zのファインダーは,デフォルトでは明るすぎるのかもしれない.
ということで,ニコンのZで撮った写真が暗く感じるという経験がある人は,これから説明する「ファインダーの明るさ」という設定項目を,少し下げておくことをおすすめする.
ニコンZシリーズのカメラで撮った写真が暗いと感じるときの対処法,ファインダーの明るさ設定を変更する方法.
ファインダーのついたミラーレスカメラに共通することだが,写真を撮影するときに2つの方法がある.一つは背面液晶を見ながら撮影する方法,もう一つはEVF(電子Viewファインダー)を覗いて撮影する方法.ノーファインダーといって,何も見ないで写真を撮る方法もあるが,話がややこしくなるのでここでは割愛する.
背面液晶にせよEVFにせよ,そこで明るさや構図を確認しながらレンズを通った光が,センサーでデジタル化されて写真ができあがる.デジタルカメラは,ざっとそんな仕組みだと認識しておけばよいと思う.
- 1.背面液晶を見ながら撮影
- 2.電子ビューファインダーを覗いて撮影
- (ノーファインダーはここでは割愛)
なので,背面液晶やEVFの明るさの設定が実際とずれていると,できあがった写真が自分のイメージしていたものより明るすぎたり暗すぎたりしてしまう.今は撮った写真の加工が簡単なので,アプリで調整したりすれば問題ないのだが,毎回イメージと違う露出(写真の明るさのことを露出と呼ぶ)の写真ができてしまうのはやはりストレスになる.
前述したとおり,ニコンのZシリーズは,EVFがデフォルトですこし明るいため,ファインダーを覗いて撮影した画像が暗くなってしまう傾向にあるようだ.ファインダーで撮影することが多い人は,背面液晶やパソコンのモニターで確認した写真が「あれ,こんなに暗く撮ったっけ」と違和感を感じたことがあると思う.
ファインダーを覗いて撮影した写真が(自分のイメージと違い)「暗いなぁ」と感じている人は,これから解説する「ファインダーの明るさ」を調整しておこう.
ファインダーの明るさ設定を変更する方法
ニコンのZシリーズでは,背面液晶とEVFの明るさをそれぞれ変更することができる.MENUボタンを押して表示される「セットアップメニュー」の項目から,それぞれ設定が可能だ.
背面液晶はそのままの設定で問題ないが,EVF(ファインダーの明るさ)の設定は変更しておくとイメージ通りの写真が撮れるようになる.
- メニューボタンを押す
- セットアップメニューの中にある「ファインダーの明るさ」を選択
- 「マニュアル」を選択
- ファインダーを覗きながら設定を変更
- 「OKボタン」を押して決定する
以上の操作で,電子Viewファインダーの明るさが変更できる.最初は「オート」に設定されているが,「-2」または「-3」くらいまでファインダーの見え方を暗くしておくとよいだろう.個人的には「-3」まで下げておくことをおすすめする.
モニターの明るさとカラーカスタマイズについて
ファインダーを覗きながら撮影したら暗いと感じるが,モニター(背面液晶)を見ながら撮った写真を暗いと感じたことはほとんどない.なので,「モニターの明るさ」の方の設定はデフォルのまま(「0」設定のまま)で特に問題はない.
モニターの明るさ,ファインダーの明るさともに,「カラーカスタマイズ」といって色味を微調整する設定も存在するが,ここも特に変更する必要はないと思う.
モニターとファインダーの明るさは,セットアップメニューから変更できること.あと,カラーカスタマイズと呼ばれる機能があることを知っておけばOK.これだけ理解しておけば,Zシリーズのカメラを使っていて,モニターやファインダー設定で困ることは特に無いだろう.
<了>