『キムワイプ』という製品をご存知だろうか??
キムワイプは,半世紀以上の長い歴史をもつ(主に業務用として使われる)拭き取り紙のこと.ウィキペディアでは,下記のように解説されている.
キムワイプ(KimWipes)は,アメリカの大手製紙業キンバリー・クラーク(Kimberly Clark Corp.)が製造する紙製のウエスである。
Wikipediaより引用
ちなみにウエス(Waste)とは,機械油などを拭き取ったりするのに使われる布のこと.なので,キムワイプを一言でまとめると「キンバリークラーク社が開発した業務用の(丈夫な)拭き取り紙」.
字面だけでみると「だから何??」と感じられるかもしれない.
しかし,家庭に常備しておくと意外と便利なのがキムワイプなのである.キムワイプは1箱200円ちょっとで購入することができ,箱ティッシュと違い繊維くずがほとんど出ない.ここがキムワイプの優れている点.
なお繊維がやや硬いため,レンズなどデリケートな製品のお手入れには不向き.←これを理解しないで使っている人も一部いらっしゃるようなので(僕個人のYouTube調べ)ご注意を.キムワイプの特徴さえ理解しておけば用途に悩むことはないでしょう.
実際のところキムワイプは,ティッシュよりも役に立つ場面も多い.ご家庭にまずは1箱,キムワイプを常備してみてはいかがだろうか??
キムワイプのある暮らし
キムワイプの英語表記は『KimWipes』.「Kim」は前述した「Kimberly Clark Corp」が由来,「Wipes」は英語で「(表面)をふく・ぬぐう」といった意味.キムワイプには半世紀以上の歴史があり,日本では『日本製紙クレシア』という企業が製造している.
1942年にアメリカのキンバリー・クラークが「キムワイプ」を発売しました。もともとは第二次世界大戦中、光学レンズを研磨するための布の入手が困難となっていたために、光学レンズの拭き取り用として開発されたものです。日本では、1969年3月に日本製紙クレシアの前身である「十條キンバリー」がキンバリー・クラークとの提携に基づき国内で製造を開始し、1969年3月にキムワイプ(S-200)を発売しました。日本製紙クレシア株式会社はscottie(スコッティ)やクリネックス等のティッシュとトイレットペーパーを作っている会社です。
引用 【キムワイプとは?】使い方・用途・キムタオルとの違いなどを徹底解説!
キムワイプはどんな場面で使える??
キムワイプのホームページより,製品の特徴を抜粋します.まずは,キムワイプの特徴をざっくりと理解し適切な用途を考えていこう.
- ケバ立ちや紙粉が少ない
- 拭き取り後の繊維(くず)が付きにくい
- 水分や油分をすばやく吸収
- 独自のクレープ加工により高い拭き取り性を実現
- 蛍光染料不使用なので安心
- サイズのラインアップが豊富
キムワイプの使用例1 : 車の室内清掃用(ナビのモニター以外)
先日,車内でミニサイズのサボテンをひっくり返すという失態を犯してしまいました.このとき,車内清掃に活躍したのがキムワイプ.
繊維くずが出にくく破れにくいため,車内に残った泥汚れの拭き取りなどに活躍.この経験を経て「車内に1箱置いておくと便利だなぁ」と考えるようになりました.
キムワイプの使用例2 : ゲーム機器の清掃(モニターはNG)
歳を重ねるごとに,やや潔癖の傾向が増してきている.最近はゲームのコントローラーなども人が握った後を,そのまま使うのにも抵抗を感じます.
なので,PlayStationやSwitchのコントローラーをアルコールティッシュで殺菌した後の(水気)拭き取り用としてキムワイプを使っています.「電子機器の清掃には使えるなぁ」と感じたので,その後はアップル製品の清掃のお供としても利用しています.
ちなみに,ディスプレイは傷が残る可能性があるので注意が必要.(僕はあまり気にせず使っています.自己責任のもと行ってください)
キムワイプの使用例3:カメラやレンズ(外観)の清掃
趣味で毎日写真を撮っています.
写真と同様にメカとしてのカメラやレンズも好きなので,一日の終りにはかなり高確率で清掃を行います.この時もキムワイプを活用中.
繊維くずが出にくいという特性を十二分に発揮し,カメラのボディやレンズ外観を綺麗に掃除してくれます.キムワイプありがとう.君のおかげでカメラとレンズを綺麗に保てているよ.
このように,キムワイプは日常の様々なシーンで活躍してくれる.使用例で紹介した用途以外でも,夏場にちょっと汗を拭きたいときや,キッチンペーパーの代わりとしてテーブルを拭き上げるときにも使っております.
便利なキムワイプ,生活に取り入れてみてはいかがだろうか.
キムワイプを使うときの注意点
しつこいようですが,キムワイプはやや硬い紙質というのが特徴.そのため,メガネ・カメラのレンズ・スマホのディスプレイ・モニターなどを拭くのには向いていません.
〈了〉